大量発生するカメムシをAIで高精度に検知 〜 食品工場を悩ます目視では紛らわしいカメムシやその他昆虫などの異物をAIで高精度に検知 〜
株式会社トラスト・テクノロジーは、AI画像処理によるカット野菜の昆虫検知システムを7月1日より発売いたします。カット野菜の製造工場向けにシステムを提供し、従来目視検査で行っていた葉物野菜に紛れ込む、カメムシや蛾、芋虫などの昆虫をはじめとした異物をカメラとAI画像処理で高精度に検知し、見逃しを防止します。
AI画像検査システム開発の株式会社トラスト・テクノロジー(本社:東京都国立市、代表取締役:山本隆一郎)は、AI画像処理による昆虫検知システムを食品工場向けに7月1日より提供します。
近年、カメムシは国内で大量発生しており、独特の匂いから嫌悪感を持たれやすい存在です。カット野菜を製造する食品工場では、従来からカメムシをはじめとした昆虫の異物混入に悩まされており、有効な対策が求められていました。カメムシなどの昆虫は有機体であり、色も葉物野菜と近しいことから、食品工場で一般的に用いられる金属探知機やX線検査装置、色彩選別機をすり抜けてしまい、技術的にも検査の自動化が困難な存在でした。そのため、多くのカット野菜工場では、人の手で野菜を少しずつ掻き分けながら、目視検査で除去作業を行っている状況です。
しかし、カメムシをはじめとする昆虫は葉物野菜と同色系の緑色の個体も多く、強い脚力で葉野菜にしっかりとしがみつくため、人による検知や除去が難しく、見逃しも多いことから、出荷製品から完全に取り除くことは不可能な状況が続いていました。目視検査で見逃された昆虫が一旦、食品として消費者に出荷されてしまうと、消費者からのクレームに直結し、特にカメムシに対する消費者の嫌悪感は凄まじく、製造メーカにとって経営上も非常にリスクの高い存在でした。
これら異物流出の問題は、カット野菜に限らず、多くの食品の異物検知で共通のテーマであり、トラスト・テクノロジーではそれら食品工場の課題を解決すべく、AI画像検査システム「AIインスペクター」を多くの食品工場に供給し現場導入を進めています。
AIインスペクターの食品工場向けのラインナップとしては、2021年から精肉工場向けの毛髪検知、コバエ検知のパッケージを提供しています。2023には、野菜工場向けのアマガエル検知パッケージを提供し、今回それに加えカメムシをカメムシ検知システムを開発し、提供することにしました。
カメムシを検知するAIは当社で事前に大量のカメムシを用いて学習済みであり、システムパッケージとして提供します。そのため、レタスやキャベツ、白菜については、ユーザはAIの学習を行うことなしに、導入後すぐに工場の生産ラインで使用可能です。
カメムシは、国内で多く発生するツヤアオカメムシ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシで高精度に検知できることを検証済みです。また、カメムシ以外の蛾や芋虫、バッタなどの多くの昆虫にも対応し、野菜工場の異物検知は、本システムのみで対応が可能です。
価格は、AIインスペクターの本体価格が250万円(税別)、これにカメラや照明などの検査装置一式に、カメムシ検知AIをパッケージとして、1ライン700万円(税別)からとなっています。本システムは、検査を行うだけでなく、警告表示等によるアラーム表示や、オプションでベルトコンベアの停止や自動排出装置と組み合わせた、完全自動化システムも提供します。
本システムのデモは、下記の展示会のトラスト・テクノロジーのブースでご覧いただけます。
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・FOOMA JAPAN 2024(国際食品工業展)
開催日程: 2024年6月4日(火)〜 6月7日(金)
開催時間: 10:00〜17:00
展示会場: 東京ビックサイト
小間番号: 東7ホール 7N-25
https://www.foomajapan.jp/
https://www.foomajapan.jp/exhibitor/detail/269/
・食品開発展2024
開催日程: 2024年10月23日(水)〜 10月25日(金)
開催時間: 10:00〜17:00
展示会場: 東京ビックサイト
https://www.hijapan.info/
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□「AIインスペクター カメムシ検知パッケージ」の特徴
・葉物野菜に紛れこむ紛らわしいカメムシを高精度に検知
・カメムシは全身が写っていない体の一部だけでも検知が可能
・判定速度が高速なため、コンベアを動かしながら検知が可能
・判定結果は画面表示だけでなく、警告灯表示やコンベア停止、自動排出も可能
・AIインスペクターのライセンスは買い切りで月額利用料は不要
・カメムシのAIは学習済みでユーザは導入後にすぐに使用可能
・カメムシは国内で大量発生しているツヤアオカメムシ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシを検知可能
・カメムシ以外の蛾やバッタ、芋虫などその他の昆虫も検知可能
・葉物野菜はレタスやキャベツ、白菜、ほうれん草に対応
・AIの学習はユーザが容易に現場で実施でき、学習済みの昆虫以外の異物検知にも対応可能
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企業情報
企業名 | 株式会社 トラスト・テクノロジー |
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代表者名 | 山本 隆一郎 |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
コラム
株式会社 トラスト・テクノロジーの
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