チームラボが「CEATEC JAPAN 2009」にて「FUJITSU モバイルフォンデザインアワード2009」内の特別企画「プロジェクトF」で発表した携帯のソフトウェアデザインとインターフェイスデザインを展示。

チームラボは、10月6−10日、CEATEC JAPAN 2009 にて、FUJITSU モバイルフォンデザインアワード2009 内の特別企画「プロジェクトF」で発表した携帯のソフトウェアデザインとインターフェイスデザインを展示しています。

10月6日から10日までの5日間にわたって、アジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展CEATEC JAPAN(シーテック ジャパン)が幕張メッセで開催されます。

その中の、デジタルネットワークステージにて、チームラボは、「FUJITSU モバイルフォンデザインアワード2009」内の「クリエーターコラボレーション特別企画」として進行してきた、『プロジェクトF(※1)』のメンバーとして、携帯電話のコンセプトモデルのソフトウェアデザインとインターフェイスデザインを発表、展示しています。

(※1)『プロジェクトF』とは、様々なデザイン領域を横断するDESIGN ASSOCIATION のネットワークを活用した実験的なデザインのプロジェクトです。3人のトップクリエーターによる異業種コラボレーションで、「魅力的な未来の携帯のカタチ」を生み出していくものです。

当企画では、3人のクリエーター、小山 薫堂氏、山中 俊冶氏、猪子寿之氏(チームラボ 代表) が、それぞれ「コンセプト」「プロダクト」「ソフトウェアデザインとインターフェイスデザイン」を担当。 

展示会場では、それぞれの担当を1つのブースで紹介、チームラボは、プロジェクトFのインターフェイスデザイン映像を展示しています。

▼チームラボ制作/プロジェクトFのインターフェイスデザインのコンセプト映像はこちら
http://www.vimeo.com/6920453

▼FUJITSU モバイルフォンデザインアワード2009の詳細はこちら
http://mobile-award.jp.fujitsu.com/

▼CEATEC JAPAN 2009の詳細はこちら
http://www.ceatec.com/2009/ja/index.html

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■インターフェイスデザインコンセプト

今回は、折りたたみ式で、上下とも画面のプロダクトデザインに合うようなソフトウェアやユーザーインターフェイスを考えることになりました。

★concept1
上下の画面を、表示系画面と操作系画面に、分離

タッチパネルのユーザーインターフェイスは、通常、表示されている画面を直接さわって操作します。しかし、今回は、上下の画面が離れており、1つ1つの画面が比較的小さいため、表示されたボタンなどを触ったりクリックすることは細かい操作になりすぎます。 
そこで、上下の画面を、上は表示系画面、下は操作系画面と、切り離すことにしました。

★concept2
操作系画面を、全く見なくても良い

折りたたみ式のケータイを片手で持って親指で操作すると、下の画面は指で隠れて非常に見難いです。
そこで、通常タッチパネルは表示されている部分を見ながら触っていくのですが、今回は、タッチパネルにも関わらず、操作系画面を全く見なくて良いインターフェイスを考えてみることにしました。

★concept3
画面の中に、無限の空間を感じるようなデザイン

通常、タッチパネルは画面を直接触るために、比較的、平面的なデザインになっています。今回は、表示されている部分を直接さわるわけではないので、画面を平面的に捉えず、画面の中を無限に広がる空間と考えました。折りたたみ式のケータイを宝箱のように見立てて、宝箱を開けると、中は、無限の空間が広がっている。情報は、その無限の空間に浮遊している、そのようなデザインにしようと思ったのです。

★concept4
操作すると、美しい。

見なくても良い操作系の画面は、なぜ、画面なのでしょうか?それは、物質のボタンよりも、画面の方が美しいからです。
そして、その美しさは、前もって完成している美しさではなくて、ユーザーが操作するという参加によって完成する美しさが良いと思っています。ケータイを操作するという、目的のためにしょうがなかった行為。その行為によって、美しくなっていくようなデザインにすることで、ケータイを使うことが、もっと楽しいものになればと思っています。

これが、今回のソフトウェアとユーザーインターフェイスのコンセプトです。

チームラボ 代表 猪子寿之

【猪子寿之プロフィール】
77年徳島市出身。01年東京大学工学部計数工学科卒業と同時にチームラボ創業。
ニュースポータル「iza」 (Web of the year 2006 新人賞)、オモロ検索エンジン「sagool」、だらだら動画検索サイト「サグールテレビ」などのWebの他、アート活動として、08年フランスパリルーヴル宮 国立装飾美術館で開催された、日仏国交150周年記念パリ感性展で、映像インスタレーション「花と屍」を発表。「水墨空間『然』」が「アジアデジタルアート大賞」「福岡県知事賞」「文部科学大臣奨励賞」の3賞を受賞。同年「第6回Webクリエーション・アウォード」にて、「Web人賞」を受賞。


【本件に関するお問い合わせ先】

チームラボ株式会社
(担当:ワタナベ)
http://www.team-lab.com/
〒113-0033 東京都文京区本郷4-9-22 本郷フジビル2F
TEL:03.5804.2356
FAX:03.5804.2422
e-mail:lab-pr@team-lab.com

企業情報

企業名 チームラボ株式会社
代表者名 猪子 寿之
業種 ネットサービス

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