女性の独立開業希望者を対象　スペック、初の「ビーフビルダーカレッジ」開校

カレッジでは、Ａ３〜Ａ５ランクの黒毛和牛の高級友バラ肉を教材に、ブロックを500−600グラムに切り分けていく手法を学ぶ。実習をメインにし、毎週1回、3時間の授業で、食肉加工技術の習得ができる。1クラス定員5人の少人数制のため、きめ細かい指導が受けられるのが特徴。

不況によって焼肉屋などの出店コストが下がっているうえ、既存店でもコストダウンを余儀なくされて、食肉の職人を減らす傾向にある。また、最近は20代後半から30代の若い女性からの開業相談が増えているため、今回のカレッジを開校することにした。　　　　

独立でなくても、フードプランナー、焼肉FC店への就職などへ進路が広がり、女性の進路拡大にも役立つ。女性のほうがきれい好きで、こまめに作業するため、食肉加工に向いているといわれる。カレッジで学び食肉卸業で独立すれば、一人で年商3,000〜万円も可能。スペックでは、卒業後の肉の仕入れまで面倒を見る。

入学金3万円、受講料は毎月1万5000円で、3ヶ月コース、6ヶ月コースがある。
授業は土曜日の13−16時に、スペック本社内の工場で実施する。調理道具は不要で、教材は実費。

これまで食品メーカーなどによる食肉学校はあったが、80−150万円（6ヶ月コース）と高額のうえ、机の上での座学が中心で、教習は骨や筋の抜き方を教えたり、大まかな分割方法を学ぶ程度で、卒業しても独立できる水準には至らなかった。



株式会社スペック　概要
神奈川県横浜市都筑大丸24−12　?045−943−4109 　
06年設立。事業内容は、食肉スペック加工およびコンサルティング、技術指導。
相場ではスペック後平均約1キロ6500円〜のＡ４上〜Ａ５ランクの黒毛和牛友バラを、スペック後1キロ4000〜5000円と安く販売、しかもアルバイトでも簡単に処理できるレベルの500−600グラムにまで細かく切り分け納品する、（友バラ半身で約80パック〜120パック）少量多品種の加工技術を持つ。
社長の竹内は食肉加工歴33年のベテランで、86年に最初の食肉販売店を開業し、06年に現在の株式会社スペックを立ち上げた。

問合せ先：株式会社スペック　　　　T
ＴＥＬ．045−943−4109 　　担当：竹内