キャンピングカーユーザーの間に「ソーラー」人気 急上昇!
日本RV協会(JRVA)のアンケート調査により、キャンピングカーに「ソーラー」を搭載するユーザーが急速に増えていることがわかりました。環境への配慮が不可欠な今、キャンピングカーユーザーはソーラーシステムを上手に活用し、快適な「エコライフ」をひと足先に実現しつつあるようです。
報道関係者 各位
プレスリリース
2010年3月23日
日本RV協会
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キャンピングカーユーザーの間に「ソーラー」人気 急上昇!
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太陽光による発電を実現する「ソーラーパネル」を装着しているキャンピングカーユーザーの比率が、年々高まっています。
これは、日本RV協会(JRVA)が発行する『キャンピングカー白書』の過去5年間の統計データからわかったもの。同白書では、2005年から各販売店に対し「ユーザーの関心度が高い装備類」を上位7つまで尋ねるアンケート調査を行っていますが、それによると、05年度では17位(回答数:16販売店)であった「ソーラーパネルチャージャー」が、06年度では10位(回答数:22販売店)と大幅にジャンプアップ。
翌07年度のソーラーに対するユーザー関心度は、前年と同じ10位でしたが、回答を寄せた販売店の数は26に増え、08年度では7位(回答数:39販売店)に上がり、現在集計中の09年度データでは、さらにこれを上回ると予想されています。
この傾向を裏づけるように、キャンピングカーメーカー(株)バンテックが調べた顧客のソーラーパネルの装着率は、次のような推移を示しています。
1998年……0%
1999年……0%
2000年……0%
2001年……3.3%
2002年……4.3%
2003年……6.3%
2004年……12.8%
2005年……8.5%
2006年……20.0%
2007年……15.3%
2008年……15.4%
2009年……35.4%
(添付資料 キャンピングカーにおけるソーラーパネルの装着率 参照)
以上の数値を追ってみると、01年にソーラーパネルの装着が始まり、09年にはなんと35.4%へと飛躍的に拡大していることがわかります。特に09年といえば、08年9月のリーマンショックの影響をもろに浴びた大不況の年であり、一方で温暖化問題ともあいまって環境意識の高まりが顕著となった年でもあります。この年にソーラーパネルの装着率が2倍以上に拡大したのは、いかにも象徴的なことといえるでしょう。
環境意識の高まりは、エコ製品の拡大と多様化を促進し、ソーラー商品の充実となって、消費行動の底上げが図られてきました。ソーラーパネルのキャンピングカー搭載率の向上は、こうした時代の動きに敏感に反応し、また一方で、不況に強いキャンピングカーマーケットのアクティブな動向を見事に反映しています。
もともとソーラーシステムは、どのキャンピングカーにおいてもオプション設定になっているものがほとんどで、その親和性はきわめて高いといえます。
キャンピングカーでのソーラーシステム活用のメリットは、
1 使用しない日にサブバッテリーを充電しておくのに最適なシステムであること
2 自宅でAC充電をしなくてもいいので手間もかからず電気代もかからないこと
3 発電機の使用が不可能なキャンプ場や外部AC電源のないところでも太陽光さえあれば充電できるエコなシステムであること
4 導入・装着が簡単で、しかも運用もしやすいこと
5 性能のよいパネルがリーズナブルな料金で買えるようになったこと
などで、キャンピングカーユーザーにとっては極めて使い勝手がよいことがあげられます。
ただし、ソーラーシステムの発電能力は決して高くありません。キャンピングカーのルーフに設置されることの多い定格出力70Wクラス(1200×500mm)の小型パネルの場合は、1日あたりの発電量が晴天の日でも15〜20AH(アンペアアワー)。小型照明なら10時間、テレビなら5時間程度をまかなうだけの電気量にすぎず、ソーラー単体の力で、キャンピングカーが搭載している電装製品をすべて駆動することも、バッテリーが弱ったときの緊急充電を行うこともできません。
しかし、サブバッテリーの電力消費を補うには十分に有効です。さらにキャンピングカーを長い間乗らずに放置するような場合、その間のバッテリーチャージシステムと考えれば、これは実に便利な装置ともいえるのです。週末か連休のときだけしか稼動させないキャンピングカーでも、その間の充電をソーラーにまかせておけば、出発するときにはほぼ満充電の状態でスタートすることができます。
理論的には、太陽が出ている限り、無尽蔵にそのエネルギーを取り込むことができるソーラーシステムは、環境への配慮が社会的要請になってきた時代のエコロジカルな電力供給システムとして、今、きわめて象徴的な役割を担っています。
キャンピングカーでのソーラーシステムの装着とその活用は、これからのあるべきエコ的な生活の一端を、先取り的に実現しつつあるものといえそうです。
[日本RV協会]
人と車と自然が一体となった豊かで潤いのある「くるま旅」を提唱し、キャンピングカーライフを日本に根付いた文化として育成・発展させるためにさまざまな活動を行っています。
[本件に関するお問い合わせは]
日本RV協会 (担当)矢久保
TEL 042-720-7911 FAX 042-720-7251
URL http://www.jrva.com/
プレスリリース
2010年3月23日
日本RV協会
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キャンピングカーユーザーの間に「ソーラー」人気 急上昇!
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太陽光による発電を実現する「ソーラーパネル」を装着しているキャンピングカーユーザーの比率が、年々高まっています。
これは、日本RV協会(JRVA)が発行する『キャンピングカー白書』の過去5年間の統計データからわかったもの。同白書では、2005年から各販売店に対し「ユーザーの関心度が高い装備類」を上位7つまで尋ねるアンケート調査を行っていますが、それによると、05年度では17位(回答数:16販売店)であった「ソーラーパネルチャージャー」が、06年度では10位(回答数:22販売店)と大幅にジャンプアップ。
翌07年度のソーラーに対するユーザー関心度は、前年と同じ10位でしたが、回答を寄せた販売店の数は26に増え、08年度では7位(回答数:39販売店)に上がり、現在集計中の09年度データでは、さらにこれを上回ると予想されています。
この傾向を裏づけるように、キャンピングカーメーカー(株)バンテックが調べた顧客のソーラーパネルの装着率は、次のような推移を示しています。
1998年……0%
1999年……0%
2000年……0%
2001年……3.3%
2002年……4.3%
2003年……6.3%
2004年……12.8%
2005年……8.5%
2006年……20.0%
2007年……15.3%
2008年……15.4%
2009年……35.4%
(添付資料 キャンピングカーにおけるソーラーパネルの装着率 参照)
以上の数値を追ってみると、01年にソーラーパネルの装着が始まり、09年にはなんと35.4%へと飛躍的に拡大していることがわかります。特に09年といえば、08年9月のリーマンショックの影響をもろに浴びた大不況の年であり、一方で温暖化問題ともあいまって環境意識の高まりが顕著となった年でもあります。この年にソーラーパネルの装着率が2倍以上に拡大したのは、いかにも象徴的なことといえるでしょう。
環境意識の高まりは、エコ製品の拡大と多様化を促進し、ソーラー商品の充実となって、消費行動の底上げが図られてきました。ソーラーパネルのキャンピングカー搭載率の向上は、こうした時代の動きに敏感に反応し、また一方で、不況に強いキャンピングカーマーケットのアクティブな動向を見事に反映しています。
もともとソーラーシステムは、どのキャンピングカーにおいてもオプション設定になっているものがほとんどで、その親和性はきわめて高いといえます。
キャンピングカーでのソーラーシステム活用のメリットは、
1 使用しない日にサブバッテリーを充電しておくのに最適なシステムであること
2 自宅でAC充電をしなくてもいいので手間もかからず電気代もかからないこと
3 発電機の使用が不可能なキャンプ場や外部AC電源のないところでも太陽光さえあれば充電できるエコなシステムであること
4 導入・装着が簡単で、しかも運用もしやすいこと
5 性能のよいパネルがリーズナブルな料金で買えるようになったこと
などで、キャンピングカーユーザーにとっては極めて使い勝手がよいことがあげられます。
ただし、ソーラーシステムの発電能力は決して高くありません。キャンピングカーのルーフに設置されることの多い定格出力70Wクラス(1200×500mm)の小型パネルの場合は、1日あたりの発電量が晴天の日でも15〜20AH(アンペアアワー)。小型照明なら10時間、テレビなら5時間程度をまかなうだけの電気量にすぎず、ソーラー単体の力で、キャンピングカーが搭載している電装製品をすべて駆動することも、バッテリーが弱ったときの緊急充電を行うこともできません。
しかし、サブバッテリーの電力消費を補うには十分に有効です。さらにキャンピングカーを長い間乗らずに放置するような場合、その間のバッテリーチャージシステムと考えれば、これは実に便利な装置ともいえるのです。週末か連休のときだけしか稼動させないキャンピングカーでも、その間の充電をソーラーにまかせておけば、出発するときにはほぼ満充電の状態でスタートすることができます。
理論的には、太陽が出ている限り、無尽蔵にそのエネルギーを取り込むことができるソーラーシステムは、環境への配慮が社会的要請になってきた時代のエコロジカルな電力供給システムとして、今、きわめて象徴的な役割を担っています。
キャンピングカーでのソーラーシステムの装着とその活用は、これからのあるべきエコ的な生活の一端を、先取り的に実現しつつあるものといえそうです。
[日本RV協会]
人と車と自然が一体となった豊かで潤いのある「くるま旅」を提唱し、キャンピングカーライフを日本に根付いた文化として育成・発展させるためにさまざまな活動を行っています。
[本件に関するお問い合わせは]
日本RV協会 (担当)矢久保
TEL 042-720-7911 FAX 042-720-7251
URL http://www.jrva.com/
企業情報
企業名 | 一般社団法人 日本RV協会 |
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代表者名 | 福島雅邦 |
業種 | その他サービス |
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