アカマイ、2009年第4四半期版「インターネットの現状」を発表

インターネット普及率、平均接続速度、高速ブロードバンド接続率で日本が世界のトップレベルを堅持

アカマイ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:小俣修一。以下、「アカマイ」)は、2009年第4四半期版「インターネットの現状」レポートを発表しました。本レポートによると、同時期における我国のインターネット普及率は、ユニークIP数3230万超で世界第3位、平均接続速度は7.6Mbpsで世界第3位、5Mbpsでの高速ブロードバンドの接続率が59%で世界第2位を達成しました。このレポートの日本語版は、5月25日より弊社ウェブサイトwww.akamai.comにて公開される予定です。

以下は、本レポートのサマリーです。

■平均接続速度の上位100都市
アカマイは、平均接続速度を、弊社のネットワークに接続した固有IPアドレスが50,000件以上ある都市に限って分析しました。世界で最速の100都市の内訳(地域別)は以下となります。

-100都市の内、日本が半分近く(48都市)占め、アジアだけで62都市がトップ100にランクイン
-ヨーロッパにある上位15都市は6カ国に散在
-米国の都市が5分の1以上(21)を占め、北米だけで23都市

■世界各国の平均接続速度
世界的にみて、2009年第4四半期の平均接続速度は、前期比で1.7Mbpsを記録しました。第4四半期で平均接続速度が7.5Mbpsを上回ったのは3カ国のみで、トップが韓国(11.7Mbps)、2位香港(8.6Mbps)、日本は3位(7.6Mbps)という結果となりました。平均接続速度が1Mbps未満の国は、今4四半期中では前期の103カ国から減少して96カ国でした。

国/地域-------平均接続速度(Mbps)
グローバル----------1.7
1韓国--------------11.7
2香港---------------8.6
3日本---------------7.6
22米国--------------3.8

■インターネット普及率
アカマイネットワークに接続している固有IPアドレス数は、前四半期比で4.7%増加しました。2009年末には、234カ国から4億6,500万件の固有IP接続があり、2,008年末の4億100万件から16%増加、2007年末の3億1,200万件からは54%の増加となりました。IPアドレスをロングテールで見ると、2009年第4四半期でアカマイに接続している固有IPアドレスが100万件未満なのは186カ国、10万件未満なのは145カ国、1,000件未満なのは32カ国でした。7四半期連続で、観測されたIPアドレス数の40%近くが引き続き米国(約1億2500万件)および中国(約5200万件)からでした。日本は3位と約3230万件、韓国は7位で約1610万件でした。アジア太平洋地域では、中国、日本、韓国がトップ10に入っています。

国/地域-------ユニークIP数
グローバル------465,019,509
1米国----------124,952,865
2中国-----------52,113,869
3日本-----------32,259,547
7韓国-----------16,108,106

■高速ブロードバンド接続率
国別での5 Mbps以上の高速ブロードバンド接続率においては、2カ国(韓国68%および日本59%)が世界ランキングのトップ2を占め、アジア太平洋地域のリーダーの地位を維持しています。2009年第3四半期で、5位だった香港は4位に上がり、49%となっています。

--------------------高速ブロードバンド接続率(5Mbps接続)-----------
国/地域*****5Mbps 5-10Mbps 10-15Mbps 15-20Mbps 20-25Mbps >25Mbps
グローバル---21%
1韓国--------68%---31----------15--------7.9-------4.6--------10
2日本--------59%---36----------15--------4.6-------1.7--------2.0
3ルーマニア---49%---28----------13--------4.3-------1.8--------2.4
4香港--------48%---27----------7.6--------4.1-------2.8--------6.6
14米国-------25%---20----------2.6--------0.8-------0.4--------0.9

■モバイル接続
モバイル・ブロードバンド接続テクノロジーを導入した、スマートフォンやノートPCのようなモバイル機器からアクセスできるインターネットコンテンツ量の増加を受け、アカマイではモバイルプロバイダからのアカマイネットワークへの接続について検証しました。アカマイはオーストリアのモバイルプロバイダでの3.2Mbpsから、スロバキアのモバイルプロバイダでの106Kbpsにいたるまで、観測平均接続速度を幅広くカバーしています。モバイルネットワークでの接続速度は、使用するワイヤレスデータ規格(LTE、HSDPA、EV-DO、など)のほか、モバイルタワーからデバイスへの距離、デザイン(内部/外部アンテナ)、対地速度(移動中の車中での使用/固定使用)など、さまざまな要因によって異なります。

本レポートでは、分析したモバイルプロバイダ109社のうち、40社以上で今4四半期での観測平均接続速度が1Mbpsを超え、11社でブロードバンドレベルの接続(アカマイへの接続速度が2Mbps以上)となりました。

■攻撃トラフィック
2009年第4四半期では、世界198カ国を発生源とする攻撃トラフィックを観測しました。これは第3四半期の207カ国からわずかながら減少しました。攻撃トラフィックの最大の発生源は引き続きロシアで、観測した攻撃トラフィック全体の13%を占めます。2位米国は12%、3位中国は7.5%となっており、観測した総攻撃トラフィックの20%近くを占めています。ブラジルは4位にまで順位を下げました。アジア太平洋地域では、中国、5位台湾(5.5%)、8位のインド(3.3%)がトップ10に入っています。

アカマイは1万を超えるポートを対象にした攻撃トラフィックを観測し、このうち上位10ポートが観測した攻撃の約92%を受けていました。ポート445は7四半期連続で最も標的とされており、圧倒的に攻撃を受けています。


アカマイ株式会社について(www.akamai.co.jp):
アカマイ株式会社(2003年1月28日設立)は、1998年に設立された、アカマイ・テクノロジーズ、インク(本社:米国カンブリッジ、社長兼最高経営責任者(CEO):Paul Sagan【ポール・セーガン】www.akamai.com)が100%出資する日本法人です。アカマイは、世界70カ国に展開する約61,000台のサーバ「Edge Platform」を有し、オンライン上のコンテンツやビジネスプロセスの配信を加速するサービスを提供する世界最大の業者です。アカマイは、静的なコンテンツ配信だけでなく各種コンサート・スポーツ試合等の国内限定ストリーミング配信やWebアプリカションなどの動的配信を多数実現し、世界中で2,700社以上が当社サービス利用しています。



【本件に関するお問い合わせ先】
アカマイ株式会社 マーケティング
電話:03-6702-0100 / e-mail: marketing-jp@akamai.com

《関連URL》
http://www.akamai.co.jp/enja/html/about/press/releases/2010/press_jp.html?pr=042110

企業情報

企業名 アカマイ・テクノロジーズ合同会社
代表者名 小俣 修一
業種 未選択

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