オレンジリボンに関する調査2011〜「子供を叱るときに度を越して叩いてしまうことがある」2割〜
モバイルリサーチを展開するネットエイジア株式会社(http://www.netasia.co.jp/)では、オレンジリボンに関するアンケートをモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により実施し、18〜59歳の男女2212名の携帯電話ユーザーの回答を集計いたしました。
◆オレンジリボン認知率34.3%、女性は4割、18〜29歳は4割半
回答者全員(18〜59歳の男女:2212名)に「『オレンジリボン』をご存知ですか」と質問したところ、「詳しく知っている」が4.6%、「名前を聞いたことがある程度」が29.7%となり、認知率は34.3%となった。男女別では女性の認知率(40.3%)が男性の認知率(28.3%)を12.0ポイント上回る結果となった。また、年代別では低年代ほど認知率が高くなり、18歳〜29歳では46.4%の認知率であった。
◆両親が共に育児へ参加3割、共働き家庭では4割弱
回答者のうち同居している12歳以下(小学校6年生までの児童)の自分の子どもがいる方(1046名)に、父親と母親の育児の参加状況を質問したところ、「母親の比率が高い(計)」は69.3%(「ほとんど母親だけで育児をしている」12.0%と「だいたい母親が育児をしている」30.8%、「どちらかというと母親が育児をしている」26.5%の合計)となった。一方、「両親(自分と配偶者)ともに育児をしている」と答えた回答者は30.1%であった。また、回答者のうち両親が共働きである方の38.3%が「両親(自分と配偶者)ともに育児をしている」と答え、父親または母親のどちらかが片働きである回答者(22.4%)よりも15.9ポイント高くなった。共働きの家庭ほど両親が育児を分担する傾向にあるようだ。
◆「育児でストレス」親の6割が経験、夫婦仲が悪い家庭では7割
◆両親共に育児に参加する家庭は育児ストレスを感じにくい傾向
回答者のうち同居している自分の子供がいる方(1099名)に、「育児に対してストレスを感じたことがあるか」質問したところ、ストレスを「感じる(計)」は60.8%(「よく感じる」11.3%と「たまに感じる」49.5%の合計)となった。
それでは、育児に対するストレスは、両親の夫婦仲や育児の参加状況に左右されるのだろうか。回答者のうち夫婦仲が「円満である」と答えた方(以下円満家庭)と「円満でない」と答えた方(以下不和家庭)で比較してみたところ、円満家庭では育児のストレスを「感じる(計)」が58.3%となり、不和家庭(70.6%)より12.3ポイント低くなった。また、育児の参加状況で比較すると、「母親の比率が高い(計)」と回答した方では育児のストレスを「感じる(計)」が63.5%であったのに対し、「両親(自分と配偶者)ともに育児をしている」と回答した方では53.3%と10.2ポイント低くなった。夫婦仲が円満な家庭や両親とも育児に参加する家庭は、比較的育児のストレスを感じにくいようだ。
◆「子供を叱るときに度を越して叩いてしまうことがある」2割
◆「子供に大声で怒鳴ってしまう」6割強、育児ストレスを感じる親では7割強
◆「子供を無視してしまうことがある」2割弱
◆夫婦仲が不和の家庭「子育てを放棄したくなることがある」2割強
◆「自分が子供を虐待しているのではないか不安になることがある」1割弱
現在実際に子育てをしている方は育児や児童虐待にどのように向き合っているのだろうか。回答者のうち同居している自分の子供がいる方に、育児や児童虐待の実態に関連する様々な項目についてどの程度あてはまるかを質問したところ、「『しつけ』と『体罰』の境目がよくわからない」という項目では、全体で8.5%の回答者が「あてはまる(計)」(「あてはまる」1.7%と「ややあてはまる」6.8%の合計)と答えた。また、「子供を叱るときに度を越して叩いてしまうことがある」という項目では「あてはまる(計)」が19.5%、「子供に大声で怒鳴ってしまうことがある」では61.5%、「子供を無視してしまうことがある」では17.7%、「子育てを放棄したくなることがある」では11.8%、「自分が虐待しているのではないか不安になることがある」では7.7%となった。大多数の親が「しつけ」と「体罰」の違いを理解しているものの、2割の方が子供を叩いてしまったり、6割強の方が大声で怒鳴ってしまったりしているようだ。
また、上記のそれぞれの項目について、「育児ストレス」や「夫婦仲」で比較すると、いずれの項目においても育児ストレスを感じない方や円満家庭では「あてはまる(計)」の回答が低くなるという傾向がみられた。特に、「子供に大声で怒鳴ってしまうことがある」の項目では、「育児ストレス」によって顕著な差が見られ、育児ストレスを感じる方の73.3%が「あてはまる(計)」と回答したのに対し、育児ストレスを感じない方で「あてはまる(計)」と回答した方(43.1%)より30.2ポイント高くなった。また「子育てを放棄したくなることがある」の項目では、不和家庭の「あてはまる(計)」は23.2%であったのに対し、円満家庭では9.1%と14.1ポイント差となった。育児に対するストレスが溜まっている親は子供を怒鳴りつけやすく、夫婦仲が悪い家庭の親は子育てを放棄したくなりやすい傾向があるようだ。
◆「虐待する親には親権停止」「児童虐待は厳罰」に賛同9割強
◆虐待防止の法整備「緊急性が高いと思う」9割
児童虐待防止の為に自治体や国で進められている法整備に対する意識を調査した。全回答者に対し、「児童虐待から子供を守るために親権を一時的に停止させるなどの『親権制限制度』を導入する民法改正に賛成ですか。」との質問を行ったところ、「賛成である」が93.9%となった。また、「『虐待致死罪』を新設し、虐待事件加害者への厳罰化することについて賛成ですか。」との質問に対しては、「賛成である」が92.5%となった。児童虐待を行う加害者への対処、厳罰化に関しては大多数の支持が得られていることがわかった。
また、「子供を虐待から守るための政府や地方自治体による具体的な施策は、今、緊急性が高いと思いますか。」との質問をしたところ、「緊急性が高いと思う(計)」との回答が90.3%(「緊急性が非常に高い」44.0%と「緊急性がある程度高い」46.3%の合計)となり、児童虐待防止への法整備は緊急を要するとの意見が大多数となった。
※注:本調査レポート内においては、小数点以下2桁を四捨五入処理しており、
数値の合計が100.1%もしくは99.9%となる場合がございます。
調査概要(クローズド調査)
○調査対象・・・18〜59歳の携帯電話ユーザー
○調査期間・・・2011年4月22日〜5月2日
○回答サンプル数・・・2212名(回答者キャリア内訳:NTTドコモ57.4%、au33.2%、ソフトバンク9.4%)
□調査内容
・あなたは「オレンジリボン」をご存じですか?
・あなたは「オレンジリボン運動」に関心がありますか、関心を持ちましたか?
・あなたのご家庭では父親、母親のどちらが主に育児を行っていますか?
・あなたのご家庭の父親、母親の就労状況について教えてください。
・あなたは育児に対してストレスを感じることがありますか?
・あなたのご家庭は夫婦円満だと思いますか?
・あなたはご自身のことを「イクメン」だと思いますか、将来「イクメン」になると思いますか?
・「しつけ」と「体罰」の境目がよく分からないと思いますか?
・子供を叱るときに度を越して叩いてしまうことがありますか?
・子供に大声で怒鳴ってしまうことがありますか?
・子供を無視してしまうことがありますか?
・子育てを放棄したくなることがありますか?
・子供を叱りすぎて反省することがありますか?
・自分が虐待しているのではないか不安になることがありますか?
・あなたは近所やまわりの子供の様子に関心を持っていますか?
・児童虐待と育児での地域や親族からの孤立は関係性があると思いますか?
・児童虐待と夫婦間の不和は関係性があると思いますか?
・児童虐待と経済的な困窮は関係性があると思いますか?
・父親の育児休業取得率向上は児童虐待防止に繋がると思いますか?
・児童相談所、警察、市町村の協力体制構築が児童虐待防止に繋がると思いますか?
・日本は児童虐待に対しての対策が不十分だと思いますか?
・あなたは子育ての悩みや育児方法などを誰かに相談したことがありますか?
・あなたが最も多く子育ての悩みや育児方法などを相談した相手は誰ですか?
・「親権制限制度」を導入する民法改正に賛成ですか?
・「虐待致死罪」を新設し、虐待事件加害者への厳罰化することについて賛成ですか?
・子供を虐待から守るための政府や地方自治体による具体的な施策は、今、緊急性が高いと思いますか?
<本件についてのお問い合わせ>
マーケティング事業本部 担当:安高(アタカ)
http://www.mobile-research.jp/
Tel: 03-3552-8041
Fax: 03-3552-8042
mail:mobile-press@netasia.co.jp
■ ネットエイジア株式会社について
【社名】 ネットエイジア株式会社
【所在地】東京本社:〒104-0033 東京都中央区新川一丁目27番8号 新川大原ビル7階
【代表者】代表取締役 三清 慎一郎
【設立年月】2005年2月
【資本金】3億1552万円
【事業内容】モバイルリサーチ事業
【URL】http://www.netasia.co.jp/
回答者全員(18〜59歳の男女:2212名)に「『オレンジリボン』をご存知ですか」と質問したところ、「詳しく知っている」が4.6%、「名前を聞いたことがある程度」が29.7%となり、認知率は34.3%となった。男女別では女性の認知率(40.3%)が男性の認知率(28.3%)を12.0ポイント上回る結果となった。また、年代別では低年代ほど認知率が高くなり、18歳〜29歳では46.4%の認知率であった。
◆両親が共に育児へ参加3割、共働き家庭では4割弱
回答者のうち同居している12歳以下(小学校6年生までの児童)の自分の子どもがいる方(1046名)に、父親と母親の育児の参加状況を質問したところ、「母親の比率が高い(計)」は69.3%(「ほとんど母親だけで育児をしている」12.0%と「だいたい母親が育児をしている」30.8%、「どちらかというと母親が育児をしている」26.5%の合計)となった。一方、「両親(自分と配偶者)ともに育児をしている」と答えた回答者は30.1%であった。また、回答者のうち両親が共働きである方の38.3%が「両親(自分と配偶者)ともに育児をしている」と答え、父親または母親のどちらかが片働きである回答者(22.4%)よりも15.9ポイント高くなった。共働きの家庭ほど両親が育児を分担する傾向にあるようだ。
◆「育児でストレス」親の6割が経験、夫婦仲が悪い家庭では7割
◆両親共に育児に参加する家庭は育児ストレスを感じにくい傾向
回答者のうち同居している自分の子供がいる方(1099名)に、「育児に対してストレスを感じたことがあるか」質問したところ、ストレスを「感じる(計)」は60.8%(「よく感じる」11.3%と「たまに感じる」49.5%の合計)となった。
それでは、育児に対するストレスは、両親の夫婦仲や育児の参加状況に左右されるのだろうか。回答者のうち夫婦仲が「円満である」と答えた方(以下円満家庭)と「円満でない」と答えた方(以下不和家庭)で比較してみたところ、円満家庭では育児のストレスを「感じる(計)」が58.3%となり、不和家庭(70.6%)より12.3ポイント低くなった。また、育児の参加状況で比較すると、「母親の比率が高い(計)」と回答した方では育児のストレスを「感じる(計)」が63.5%であったのに対し、「両親(自分と配偶者)ともに育児をしている」と回答した方では53.3%と10.2ポイント低くなった。夫婦仲が円満な家庭や両親とも育児に参加する家庭は、比較的育児のストレスを感じにくいようだ。
◆「子供を叱るときに度を越して叩いてしまうことがある」2割
◆「子供に大声で怒鳴ってしまう」6割強、育児ストレスを感じる親では7割強
◆「子供を無視してしまうことがある」2割弱
◆夫婦仲が不和の家庭「子育てを放棄したくなることがある」2割強
◆「自分が子供を虐待しているのではないか不安になることがある」1割弱
現在実際に子育てをしている方は育児や児童虐待にどのように向き合っているのだろうか。回答者のうち同居している自分の子供がいる方に、育児や児童虐待の実態に関連する様々な項目についてどの程度あてはまるかを質問したところ、「『しつけ』と『体罰』の境目がよくわからない」という項目では、全体で8.5%の回答者が「あてはまる(計)」(「あてはまる」1.7%と「ややあてはまる」6.8%の合計)と答えた。また、「子供を叱るときに度を越して叩いてしまうことがある」という項目では「あてはまる(計)」が19.5%、「子供に大声で怒鳴ってしまうことがある」では61.5%、「子供を無視してしまうことがある」では17.7%、「子育てを放棄したくなることがある」では11.8%、「自分が虐待しているのではないか不安になることがある」では7.7%となった。大多数の親が「しつけ」と「体罰」の違いを理解しているものの、2割の方が子供を叩いてしまったり、6割強の方が大声で怒鳴ってしまったりしているようだ。
また、上記のそれぞれの項目について、「育児ストレス」や「夫婦仲」で比較すると、いずれの項目においても育児ストレスを感じない方や円満家庭では「あてはまる(計)」の回答が低くなるという傾向がみられた。特に、「子供に大声で怒鳴ってしまうことがある」の項目では、「育児ストレス」によって顕著な差が見られ、育児ストレスを感じる方の73.3%が「あてはまる(計)」と回答したのに対し、育児ストレスを感じない方で「あてはまる(計)」と回答した方(43.1%)より30.2ポイント高くなった。また「子育てを放棄したくなることがある」の項目では、不和家庭の「あてはまる(計)」は23.2%であったのに対し、円満家庭では9.1%と14.1ポイント差となった。育児に対するストレスが溜まっている親は子供を怒鳴りつけやすく、夫婦仲が悪い家庭の親は子育てを放棄したくなりやすい傾向があるようだ。
◆「虐待する親には親権停止」「児童虐待は厳罰」に賛同9割強
◆虐待防止の法整備「緊急性が高いと思う」9割
児童虐待防止の為に自治体や国で進められている法整備に対する意識を調査した。全回答者に対し、「児童虐待から子供を守るために親権を一時的に停止させるなどの『親権制限制度』を導入する民法改正に賛成ですか。」との質問を行ったところ、「賛成である」が93.9%となった。また、「『虐待致死罪』を新設し、虐待事件加害者への厳罰化することについて賛成ですか。」との質問に対しては、「賛成である」が92.5%となった。児童虐待を行う加害者への対処、厳罰化に関しては大多数の支持が得られていることがわかった。
また、「子供を虐待から守るための政府や地方自治体による具体的な施策は、今、緊急性が高いと思いますか。」との質問をしたところ、「緊急性が高いと思う(計)」との回答が90.3%(「緊急性が非常に高い」44.0%と「緊急性がある程度高い」46.3%の合計)となり、児童虐待防止への法整備は緊急を要するとの意見が大多数となった。
※注:本調査レポート内においては、小数点以下2桁を四捨五入処理しており、
数値の合計が100.1%もしくは99.9%となる場合がございます。
調査概要(クローズド調査)
○調査対象・・・18〜59歳の携帯電話ユーザー
○調査期間・・・2011年4月22日〜5月2日
○回答サンプル数・・・2212名(回答者キャリア内訳:NTTドコモ57.4%、au33.2%、ソフトバンク9.4%)
□調査内容
・あなたは「オレンジリボン」をご存じですか?
・あなたは「オレンジリボン運動」に関心がありますか、関心を持ちましたか?
・あなたのご家庭では父親、母親のどちらが主に育児を行っていますか?
・あなたのご家庭の父親、母親の就労状況について教えてください。
・あなたは育児に対してストレスを感じることがありますか?
・あなたのご家庭は夫婦円満だと思いますか?
・あなたはご自身のことを「イクメン」だと思いますか、将来「イクメン」になると思いますか?
・「しつけ」と「体罰」の境目がよく分からないと思いますか?
・子供を叱るときに度を越して叩いてしまうことがありますか?
・子供に大声で怒鳴ってしまうことがありますか?
・子供を無視してしまうことがありますか?
・子育てを放棄したくなることがありますか?
・子供を叱りすぎて反省することがありますか?
・自分が虐待しているのではないか不安になることがありますか?
・あなたは近所やまわりの子供の様子に関心を持っていますか?
・児童虐待と育児での地域や親族からの孤立は関係性があると思いますか?
・児童虐待と夫婦間の不和は関係性があると思いますか?
・児童虐待と経済的な困窮は関係性があると思いますか?
・父親の育児休業取得率向上は児童虐待防止に繋がると思いますか?
・児童相談所、警察、市町村の協力体制構築が児童虐待防止に繋がると思いますか?
・日本は児童虐待に対しての対策が不十分だと思いますか?
・あなたは子育ての悩みや育児方法などを誰かに相談したことがありますか?
・あなたが最も多く子育ての悩みや育児方法などを相談した相手は誰ですか?
・「親権制限制度」を導入する民法改正に賛成ですか?
・「虐待致死罪」を新設し、虐待事件加害者への厳罰化することについて賛成ですか?
・子供を虐待から守るための政府や地方自治体による具体的な施策は、今、緊急性が高いと思いますか?
<本件についてのお問い合わせ>
マーケティング事業本部 担当:安高(アタカ)
http://www.mobile-research.jp/
Tel: 03-3552-8041
Fax: 03-3552-8042
mail:mobile-press@netasia.co.jp
■ ネットエイジア株式会社について
【社名】 ネットエイジア株式会社
【所在地】東京本社:〒104-0033 東京都中央区新川一丁目27番8号 新川大原ビル7階
【代表者】代表取締役 三清 慎一郎
【設立年月】2005年2月
【資本金】3億1552万円
【事業内容】モバイルリサーチ事業
【URL】http://www.netasia.co.jp/
企業情報
企業名 | ネットエイジア株式会社 |
---|---|
代表者名 | 三清慎一郎 |
業種 | ネットサービス |
コラム
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