東日本大震災から3ヶ月後の各企業の「地震・防災対策と従業員支援等に関する実態調査」
東日本大震災後に企業が取り組んだ社会貢献活動は「被災地への義援(捐)金の拠出」80.3%
報道関係者各位
プレスリリース 2010年8月30日
株式会社産労総合研究所
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東日本大震災から3ヶ月後の
各企業の「地震・防災対策と従業員支援等に関する実態調査」
東日本大震災以前における防災マニュアル・計画等の策定状況
1,000人以上企業では91.4%がすでに策定済み/299人以下企業では52.1%
東日本大震災後に取り組んだ社会貢献活動
「被災地への義援(捐)金の拠出」80.3%
「社内での救援募金活動」77.7%
「被災地への救援物資の提供」56.4%
http://www.e-sanro.net/sri/news/pr_1108/
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定期刊行誌「労務事情」を刊行するシンクタンク機関の株式会社産労総合研究
所(東京都千代田区、代表 平盛之)では、地震・防災対策と従業員支援等に
関実態する調査を行い、その結果を公表いたしました。
----------------------------------------------------------------------
■調査要領
・調査対象:当社の会員企業および上場企業から一定の方法で抽出した3,000社
・調査時期:2011年6月
・回答状況:188社
----------------------------------------------------------------------
■調査結果ハイライト
●東日本大震災における被災事業所・従業員の支援策
回答企業の被災状況(複数回答)をみると、東日本大震災によって、約8割の企
業が何らかの被害を受けたと回答している。被害状況の内訳は、以下のとおり。
「事業所等への直接的な被害」43.1%
「取引先等の被災による影響」39.9%
「計画停電等による間接的な被害」27.1%
このような現状の中で震災後に被災事業所・従業員に対して実施した支援策
(複数回答)をみる。高い実施率は以下のとおり。
「救援物資を供給した」57.4%
「社内有志による支援金を募った」46.3%
「災害見舞金を支給した」42.6%などとなっている
なお、「社内から応援チームを派遣した」企業も26.6%であった。
●東日本大震災以前における防災マニュアル・計画等の策定状況
かつて1995年の阪神・淡路大震災を経て、企業における防災マニュアル・計画
等を策定・整備する必要性が強く認識されることになった。その後も、新潟県
中越地震等を受け、防災マニュアル・計画等の見直し等が進められてきたとこ
ろである。
回答企業では、東日本大震災以前に防災マニュアル・計画等を策定していた企
業は63.3%に上っている。特に1,000人以上企業では91.4%がすでに策定済み
であったが、299人以下企業では52.1%にとどまっている。
●防災マニュアル・計画、BCP等
各社が策定した防災マニュアル・計画等に盛り込まれていた項目(複数回
答。以下、この項同じ)としては、以下のとおり。
「社内防災委員会等の組織の設置」 86.6%
「防災教育と防災訓練の実施」 86.6%
「非常時の社内連絡・広報体制の確立」 86.6%と割合が高い。
「非常時における従業員の安否確認体制の確立」76.5%
「消火活動体制の確立」64.7%
「非常食・飲料水の社内常備」63.9%
それでは、実際に東日本大震災が発生した際には、どのような項目が機能し
たのだろうか。「十分に機能した」項目をみると、以下のとおり。
「社内防災委員会等の組織の設置」35.3%
「非常食・飲料水の社内常備」30.3%など
一方、見直しが必要だと考えられる項目としては、以下のとおり。
「非常時における従業員の安否確認体制の確立」31.1%
「防災教育と防災訓練の実施」25.2%
「非常時の社内連絡・広報体制の確立」 22.7%
「従業員の帰宅・避難対策の確立」 22.7%などとなっている
●災害特別融資制度の有無
家屋の破損等を被った従業員に対する融資制度については、以下の
とおり。
「災害特別融資制度がある」12.8%
「一般の融資制度で対応する」18.1%
災害時の融資に際しては「利息なし」とする企業が19.0%であった。
●「企業の社会貢献活動」としての施策
各社の従業員支援策の内容を概観した。同時に、東日本大震災のような
大災害に際しては、社会的存在としての企業の役割も問われてくるとい
えるだろう。
そこで、東日本大震災後に取り組んだ社会貢献活動としての施策の内容を
聞いてみた。回答企業において取組みの多い活動としては以下のとおり。
「被災地への義援(捐)金の拠出」80.3%
「社内での救援募金活動」77.7%
「被災地への救援物資の提供」56.4%
▼ 詳細なデータ、グラフ、現場の意見などは以下にて参照
http://www.e-sanro.net/sri/news/pr_1108/
▼ 報道関係者の方へ
産労総合研究所では、定期的に、人事・労務・医療などに関連した調査レ
ポート、プレスリリースを配信しています。
報道関係者の方に限り、メールアドレスを事前にご登録いただければ、プ
レスリリース配信予定日の前に、事前情報を提供させていただています。
出典を明らかにしていただければ、調査データなどは転載自由とさせてい
ただいています。
ご希望の方は、会社名、媒体名、役職、氏名を併記の上「事前プレスリリ
ース希望」として以下のアドレスまでメールいただければ、次回から公開
前にご連絡させていただきます。
press@sanro.co.jp
■会社概要
--------------------------------------------------------------------
社 名:株式会社産労総合研究所
URL:http://www.e-sanro.net/
プレスリリース詳細のURL:http://www.e-sanro.net/sri/news/pr_1108/
所在地:〒102-8616 東京都千代田区平河町 2-4-7 清瀬会館
創 業:1938年
代表取締役:平盛之
事業内容:人事、賃金、労務などを中心とした出版、コンサルティング
セミナーなど
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【本リリースに関する取材などのお問い合わせ】
株式会社産労総合研究所「労務事情」編集部 担当:日野
TEL 03(3237)1604
FAX 03(3237)1634
MAIL edt-b@sanro.co.jp
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プレスリリース 2010年8月30日
株式会社産労総合研究所
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東日本大震災から3ヶ月後の
各企業の「地震・防災対策と従業員支援等に関する実態調査」
東日本大震災以前における防災マニュアル・計画等の策定状況
1,000人以上企業では91.4%がすでに策定済み/299人以下企業では52.1%
東日本大震災後に取り組んだ社会貢献活動
「被災地への義援(捐)金の拠出」80.3%
「社内での救援募金活動」77.7%
「被災地への救援物資の提供」56.4%
http://www.e-sanro.net/sri/news/pr_1108/
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定期刊行誌「労務事情」を刊行するシンクタンク機関の株式会社産労総合研究
所(東京都千代田区、代表 平盛之)では、地震・防災対策と従業員支援等に
関実態する調査を行い、その結果を公表いたしました。
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■調査要領
・調査対象:当社の会員企業および上場企業から一定の方法で抽出した3,000社
・調査時期:2011年6月
・回答状況:188社
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■調査結果ハイライト
●東日本大震災における被災事業所・従業員の支援策
回答企業の被災状況(複数回答)をみると、東日本大震災によって、約8割の企
業が何らかの被害を受けたと回答している。被害状況の内訳は、以下のとおり。
「事業所等への直接的な被害」43.1%
「取引先等の被災による影響」39.9%
「計画停電等による間接的な被害」27.1%
このような現状の中で震災後に被災事業所・従業員に対して実施した支援策
(複数回答)をみる。高い実施率は以下のとおり。
「救援物資を供給した」57.4%
「社内有志による支援金を募った」46.3%
「災害見舞金を支給した」42.6%などとなっている
なお、「社内から応援チームを派遣した」企業も26.6%であった。
●東日本大震災以前における防災マニュアル・計画等の策定状況
かつて1995年の阪神・淡路大震災を経て、企業における防災マニュアル・計画
等を策定・整備する必要性が強く認識されることになった。その後も、新潟県
中越地震等を受け、防災マニュアル・計画等の見直し等が進められてきたとこ
ろである。
回答企業では、東日本大震災以前に防災マニュアル・計画等を策定していた企
業は63.3%に上っている。特に1,000人以上企業では91.4%がすでに策定済み
であったが、299人以下企業では52.1%にとどまっている。
●防災マニュアル・計画、BCP等
各社が策定した防災マニュアル・計画等に盛り込まれていた項目(複数回
答。以下、この項同じ)としては、以下のとおり。
「社内防災委員会等の組織の設置」 86.6%
「防災教育と防災訓練の実施」 86.6%
「非常時の社内連絡・広報体制の確立」 86.6%と割合が高い。
「非常時における従業員の安否確認体制の確立」76.5%
「消火活動体制の確立」64.7%
「非常食・飲料水の社内常備」63.9%
それでは、実際に東日本大震災が発生した際には、どのような項目が機能し
たのだろうか。「十分に機能した」項目をみると、以下のとおり。
「社内防災委員会等の組織の設置」35.3%
「非常食・飲料水の社内常備」30.3%など
一方、見直しが必要だと考えられる項目としては、以下のとおり。
「非常時における従業員の安否確認体制の確立」31.1%
「防災教育と防災訓練の実施」25.2%
「非常時の社内連絡・広報体制の確立」 22.7%
「従業員の帰宅・避難対策の確立」 22.7%などとなっている
●災害特別融資制度の有無
家屋の破損等を被った従業員に対する融資制度については、以下の
とおり。
「災害特別融資制度がある」12.8%
「一般の融資制度で対応する」18.1%
災害時の融資に際しては「利息なし」とする企業が19.0%であった。
●「企業の社会貢献活動」としての施策
各社の従業員支援策の内容を概観した。同時に、東日本大震災のような
大災害に際しては、社会的存在としての企業の役割も問われてくるとい
えるだろう。
そこで、東日本大震災後に取り組んだ社会貢献活動としての施策の内容を
聞いてみた。回答企業において取組みの多い活動としては以下のとおり。
「被災地への義援(捐)金の拠出」80.3%
「社内での救援募金活動」77.7%
「被災地への救援物資の提供」56.4%
▼ 詳細なデータ、グラフ、現場の意見などは以下にて参照
http://www.e-sanro.net/sri/news/pr_1108/
▼ 報道関係者の方へ
産労総合研究所では、定期的に、人事・労務・医療などに関連した調査レ
ポート、プレスリリースを配信しています。
報道関係者の方に限り、メールアドレスを事前にご登録いただければ、プ
レスリリース配信予定日の前に、事前情報を提供させていただています。
出典を明らかにしていただければ、調査データなどは転載自由とさせてい
ただいています。
ご希望の方は、会社名、媒体名、役職、氏名を併記の上「事前プレスリリ
ース希望」として以下のアドレスまでメールいただければ、次回から公開
前にご連絡させていただきます。
press@sanro.co.jp
■会社概要
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社 名:株式会社産労総合研究所
URL:http://www.e-sanro.net/
プレスリリース詳細のURL:http://www.e-sanro.net/sri/news/pr_1108/
所在地:〒102-8616 東京都千代田区平河町 2-4-7 清瀬会館
創 業:1938年
代表取締役:平盛之
事業内容:人事、賃金、労務などを中心とした出版、コンサルティング
セミナーなど
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株式会社産労総合研究所「労務事情」編集部 担当:日野
TEL 03(3237)1604
FAX 03(3237)1634
MAIL edt-b@sanro.co.jp
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企業情報
企業名 | 株式会社産労総合研究所 |
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代表者名 | 平 盛之 |
業種 | 新聞・出版・放送 |
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