2011年度 企業の国内・海外出張旅費調査

2011年度国内・海外出張旅費調査。宿泊出張の日当の支給状況 「支給する」が89.1%。日帰り出張の日当の平均支給額 一律同額は42.5%、格差ありは56.3%。

報道関係者各位
プレスリリース                   2011年11月11日
                        株式会社産労総合研究所
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           2011年度国内・海外出張旅費調査

       宿泊出張の日当の支給状況 「支給する」が89.1%
   
 日帰り出張の日当の平均支給額 一律同額は42.5%、格差ありは56.3%

      http://www.e-sanro.net/sri/news/pr_111110-1212

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産労総研の定期刊行誌「労務事情」では、ほぼ3年おきに「出張旅費に関する調
査」を実施してきたが、このほど「2011年度国内・海外出張旅費調査」を
実施し、101社から回答をいただいた。出張旅費の実態について、調査結果を
紹介する。

■調査要領
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調査対象:当社会員企業および上場企業3,000社
回 答 数:101社。
調査時期:2011年9月

■調査結果ハイライト
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1.国内出張について

(1)日帰り出張(国内)の日当
・通常の日帰り出張における日当の支給状況をみると、「支給する」が86.1%。
日当の支給基準は「一律同額」が42.5%、距離・時間・地域等によって「区分
を設けている」が56.3%であった。
・一律同額の場合の平均支給額は、社長3,775円、取締役2,907円、部長クラス
2,365円、課長クラス2,204円、一般社員1,923円。この平均支給額を一般社員を
100とした指数でみると、課長クラス115、部長クラス123、取締役151、社長196
となっている。


(2)宿泊出張(国内)の日当、宿泊料
・通常の宿泊出張における日当の支給状況をみると、「支給する」が89.1%。
日当の支給基準は「一律同額」が64.4%、距離・時間・地域等によって「区分を
設けている」が33.3%であった。
・日当の「一律同額」の場合の平均支給額は、社長5,016円、取締役3,792円、
部長クラス2,979円、課長クラス2,748円、一般社員2,429円。この平均支給
額を一般社員を100とした指数でみると、課長クラス113、部長クラス123、
取締役156、社長207となっている。
・宿泊料については、「地域による区分を設けている」が56.4%、「全地域
一律」が37.6%であった。
・「全地域一律」の場合の平均支給額は、社長13,573円、取締役11,528円、部長
クラス9,900円、課長クラス9,605円、一般社員8,759円となっている。
・宿泊料の支給方法は「定額払い」57.4%、「実費支給」36.6%であった。


2.海外出張について

(1)海外出張の支度料
・海外出張における初航時支度料の支給状況をみると、「支給する」が73.3%。
平均支給額は、北米への出張の場合、役員(平取締役)85,732円、課長クラス
61,265円、一般社員54,080円。中国への出張の場合、役員(平取締役)75,244
円、課長クラス55,245円、一般社員49,265円となっている。

(2)滞在費(日当、宿泊料等)
・滞在費(日当、宿泊料等)の支払通貨は「円建て」が43.6%、「ドル建て」が
30.7%。支給基準は、職階・資格や出張地域による「格差あり」が74.3%、
「格差なし(全員・全地域同額支給)」が12.9%であった。
・日当の平均支給額は、ドル建ての場合、北米への出張で役員61ドル・一般社員
46ドル、中国への出張で役員59ドル・一般社員44ドル。円建ての場合、北米への
出張で役員7,204円・一般社員4,709円、中国への出張で役員6,779円・一般社員
4,306円。
・宿泊料の平均支給額は、ドル建ての場合、北米への出張で役員120ドル・一般
社員97ドル、中国への出張で役員107ドル・一般社員83ドル。円建ての場合、
北米への出張で役員17,719円・一般社員13,222円、中国への出張で役員16,252
円・一般社員11,910円。


3.出張に関する種々の取扱いについて

(1)グリーン車、スーパーシート等の利用許可
・在来特急のグリーン車利用は、役員(平取締役)に認める企業が36.6%、
課長クラスに認める企業が5.0%、一般社員に認める企業はなかった。新幹線
のグリーン車利用は、役員(平取締役)に認める企業が34.7%、部長クラス
に認める企業が5.0%。航空機のスーパーシート等の利用は、役員(平取締役)
に認める企業が18.8%(いずれも、他に「条件付きで認める」企業がある)。


(2)航空機の利用クラス基準等
・航空機の利用クラス基準についてみると、役員(平取締役)は「ビジネス
クラス」が40.6%、部長クラスは「エコノミークラス」が66.3%、一般社員は
「エコノミークラス」が75.2%が最も多かった。
・航空券等のディスカウントチケットを「利用している」企業は41.6%、
「利用していない」企業は48.5%であった。


(3)出張旅費の削減策
・出張旅費の削減策としては、国内出張については「回数券の利用」(34.7%)、
「テレビ会議やウエブツールによる代替む(33.7%)、「出張回数・人数の
削減」(29.7%)、海外出張については「ディスカウントチケットや旅行パッ
クの利用」(32.7%)、「会社による一括管理(予約・手配等)」(31.7%)、
「出張回数・人数の制限」(20.8%)などが多かった(いずれも複数回答)。




▼ 詳細なデータ、グラフ、などは以下にて参照
 URL :http://www.e-sanro.net/sri/news/pr_111110-1212

 ※調査の全データは「労務事情」2011年11月1・15日号にて、掲載しています。
 ※「労務事情」の見本誌を無料進呈しております。
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   注)当調査結果の掲載号をお送りできるとは限りません。


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希望」として以下のアドレスまでメールいただければ、次回から公開前にご連
絡させていただきます。

press@sanro.co.jp


■会社概要
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 社 名:株式会社産労総合研究所
 URL:http://www.e-sanro.net/
 プレスリリース詳細のURL :
http://www.e-sanro.net/sri/news/pr_111110-1212
 所在地:〒102-8616 東京都千代田区平河町 2-4-7 清瀬会館
 創 業:1938年
 代表取締役:平 盛之
 事業内容:人事、賃金、労務などを中心とした出版、コンサルティング
      セミナーなど

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【本リリースに関する取材などのお問い合わせ】
株式会社産労総合研究所「労務事情」編集部  担当: 日野、岡、中河
TEL 03(3237)1604
MAIL edt-b@sanro.co.jp
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企業情報

企業名 株式会社産労総合研究所
代表者名 平 盛之
業種 新聞・出版・放送

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