16品目における「ブランドを購入する条件」に関する調査結果
16品目における「ブランドを購入する条件」に関する調査結果報告。ブランドにロイヤリティをもたない無党派層と浮動層が約7割存在することが明らかとなりました。
プレスリリース 発信日 2006/9/27
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16品目における「ブランドを購入する条件」に関する調査結果
ブランドにロイヤリティをもたない無党派層と浮動層が
約7割存在することが判明
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当プレスリリース資料(無料)はご自由にご利用ください。
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マーケティング・コンサルティングを手掛ける「T&Mシステムズ株式会社」
(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:肥田高志)は、東京と名古屋で消費者
約500人及び企業約200社を対象に、16品目における「ブランドを購入する条
件」に関するアンケート調査を実施しました。
調査結果によると、特定のブランドをもたない無党派層が全体の約35%、 特
定のブランドをもつがロイヤリティが低く簡単に他ブランドへスイッチして
しまう浮動層が約33%存在することが判明しました。
同一カテゴリに無数のブランドが氾濫する今日において、新規顧客の獲得を
拡大していくためには無党派層を獲得していくこと、顧客を維持していくた
めには浮動層のロイヤリティを高めることが企業の課題となります。
そのため、無党派層の「ブランドを購入する条件」及び浮動層の「同じブラ
ンドを購入し続ける条件」を理解し、戦略的に取り込むことが企業のマーケ
ティング活動に不可欠であると言えます。
■16品目における「ロイヤリティ・タイプ(*)」
全体としてブランドにロイヤリティをもたない消費者が 7割存在することが
判明しました。同時に男性と女性とでは、ロイヤリティの持ちやすさが異な
るため、B2C市場においては、男性と女性、 女性については若年層と中高年
層で異なるマーケティング活動が必須であると考えられます。
・全体としてブランドにロイヤリティをもたない無党派層 (無党派層と限
定的無党派層)と浮動層(浮動層と限定的浮動層)が約7割存在しました。
・性別で区別した場合、男性はロイヤリティをもたない無党派層と浮動層
の割合が多く、 女性においてはロイヤリティをもつ忠誠層(消極的忠誠
層と積極的忠誠層)の割合が多くなりました。 つまり、女性の方がブラ
ンドに対して忠誠心を持ちやすいということが判りました。
・しかし、女性を世代で区別した場合、マーケティングの観点から中高年
層は男性と同タイプとみなすことが有効的であると読み取ることができ
ました。
・企業においては、ロイヤリティの高低が両極端になるという結果が出て
おります。
*ロイヤリティ・タイプとは、T&Mシステムズが顧客ロイヤリティを効
果的に測定するために考案した顧客モデルであり、以下の7層に顧客
を分類することができます。
・無党派層: 特定のブランドをもたない
・限定的無党派層:特定のブランドはもたないが、購入するブラン
ドは限られている
・浮動層: 特定のブランドはもつが、忠誠心はない
・限定的浮動層: 特定のブランドはもつが、たまに他のブランド
も購入する
・中立層: 複数のブランドに忠誠心がある
・消極的忠誠層: 特定のブランドに高い忠誠心がある
・積極的忠誠層: 特定のブランドに高い忠誠心があり、周囲も勧
める
■無党派層が「ブランドを購入する条件」
無党派層がブランドを購入する条件には、「身近な人に勧められたから」と
「話題になっているから」といった周囲のロイヤリティが最も影響するとい
うことが判りました。
つまり、ターゲットの周囲の顧客ロイヤリティを高めることで口コミを派生
させ、話題にすることにより、無党派層の購買を促進することが可能になり
ます。例えば、男性と女性のロイヤリティ・タイプと合わせて考えてみた場
合、女性の方がブランドに対して忠誠心をもちやすいことから、男性をター
ゲットとする消費財においても、プロモーション活動においては女性をター
ゲットとし、口コミや話題を発生させるというマーケティング方法が有効的
であると考えられます。
ブランドを購入する条件の上位3位は以下の通りです。
・1位:身近な人(友人、同僚、家族)に勧められたから
・2位:話題になっているから
・3位:買いたい時に容易に購入することができるから
■浮動層が「同じブランドを購入し続ける条件」
常に期待や基準を満たすことが浮動層の同じブランドを購入し続ける条件で
あることが判りました。
それは同時に、企業は消費者が「何に期待し」、「どのような基準を有して
いるか」を常に把握しておかなければ、顧客は簡単に離脱していくというこ
とになります。
同じブランドを購入し続ける条件の上位3位は以下の通りです。
・1位:常に期待や基準(価格面、性能面)を上回っている場合
・2位:そのブランドを所有することでステータスが得られる場合
・3位:そのブランドを上回る他ブランドが出現しなかった場合
■総評
莫大な資金を費やすマスマーケティングやダイレクトマーケティングと称し
たジャンクメールの送付、強いては企業が横並びで行うロイヤリティ・プロ
グラムは、無党派層と浮動層が全体の7割を占めるという結果により、 その
効果が否定される形となりました。
この調査結果は、3つの教訓を我々に与えてくれました。
1つ目は、 心変わりの多い消費者及び市場と継続的な対話をしなければなら
ないということ。
2つ目は、 対話で得た顧客心理を経営や販売に即座に反映させなければ、例
えロイヤリティを築いた市場でさえも、すぐに無党派層や浮動層が増えてし
まうということ。
そして最後は、無党派層を獲得するためのマーケティング活動と浮動層のロ
イヤリティを高めるためのマーケティング活動は分離し、しかも両立しなけ
ればならないということ。
T&Mシステムズでは、 無党派層を効率良く獲得していくための新規顧客獲得
マーケティングと浮動層のロイヤリティを高めるための顧客維持マーケティ
ングの両立を可能し、収益バランスを最適化するツートン・マーケティング
を推進しております。(了)
┌─本件に関するお問合せ先─────────────────────┐
本件に関するご質問やご感想をお待ちしております。
T&Mシステムズ株式会社
肥田 (ひだ)
E-mail: info@tm-systems.co.jp
TEL : 052-232-0877
FAX : 052-232-0866
┌─当調査結果の詳細資料について──────────────────┐
当調査結果の詳細を取りまとめたレポートを 5,250円(税込)で販売してお
ります。調査レポートにおいては、無党派層がブランドを購入する条件及
び浮動層が同じブランドを購入し続ける条件の品目別全回答に加えて、忠
誠層がブランドを購入しなくなる条件についても明記されております。
お問合せ又はお申込みは、上記の電話又はEメールで受け付けております。
┌─各種調査依頼について──────────────────────┐
T&Mシステムズでは、 顧客心理の観点による効果的なリサーチをご提案さ
せて頂きます。
目的を達成するためのリサーチ設計から調査、レポート作成までトータル
的にサポートしております。
┌─各種診断依頼について──────────────────────┐
T&Mシステムズは、収益に直結する新しい測定方法を開発しました。
貴社の製品やサービスの本質とウリを見極め効果的なマーケティング活動
を実現するマーケティング力、口コミを最大化する顧客ロイヤリティ、並
びに新規顧客の獲得と顧客維持の両立に有効的なブランド力をを的確に診
断し、戦略的活用を支援いたします。
┌─T&Mシステムズ株式会社について ─────────────────┐
2006年4月設立のソフトウェアテクノロジーと独自のマーケティング理論を
融合させたHybrid Marketing Solution Company。
マーケティング力、 ブランド力や顧客ロイヤリティなどを効果的に測定す
る独自の診断ツールに加え、顧客ロイヤリティを高めるTPC手法やセールス
プロセスを最適化するSPO手法を開発する。
「テクノロジーで市場を支える」を企業コンセプトに、 企業と市場を結ぶ
成功への架け橋としての役割を今後とも積極的に推進していきます。
┌─会社概要────────────────────────────┐
1. 会 社 名 T&Mシステムズ株式会社
2. 代 表 者 肥田 高志
3. 設 立 2006年4月4日
4. 資 本 金 1,000万円
5. 業務内容 ソフトウェア開発、マーケティング及びセールスに関する
コンサルティング
6. 所 在 地 愛知県名古屋市中区丸の内1-9-7 バンケービル4F
TEL: 052-232-0877 FAX: 052-232-0866
7. HP http://tm-systems.co.jp/
以 上
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16品目における「ブランドを購入する条件」に関する調査結果
ブランドにロイヤリティをもたない無党派層と浮動層が
約7割存在することが判明
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当プレスリリース資料(無料)はご自由にご利用ください。
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マーケティング・コンサルティングを手掛ける「T&Mシステムズ株式会社」
(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:肥田高志)は、東京と名古屋で消費者
約500人及び企業約200社を対象に、16品目における「ブランドを購入する条
件」に関するアンケート調査を実施しました。
調査結果によると、特定のブランドをもたない無党派層が全体の約35%、 特
定のブランドをもつがロイヤリティが低く簡単に他ブランドへスイッチして
しまう浮動層が約33%存在することが判明しました。
同一カテゴリに無数のブランドが氾濫する今日において、新規顧客の獲得を
拡大していくためには無党派層を獲得していくこと、顧客を維持していくた
めには浮動層のロイヤリティを高めることが企業の課題となります。
そのため、無党派層の「ブランドを購入する条件」及び浮動層の「同じブラ
ンドを購入し続ける条件」を理解し、戦略的に取り込むことが企業のマーケ
ティング活動に不可欠であると言えます。
■16品目における「ロイヤリティ・タイプ(*)」
全体としてブランドにロイヤリティをもたない消費者が 7割存在することが
判明しました。同時に男性と女性とでは、ロイヤリティの持ちやすさが異な
るため、B2C市場においては、男性と女性、 女性については若年層と中高年
層で異なるマーケティング活動が必須であると考えられます。
・全体としてブランドにロイヤリティをもたない無党派層 (無党派層と限
定的無党派層)と浮動層(浮動層と限定的浮動層)が約7割存在しました。
・性別で区別した場合、男性はロイヤリティをもたない無党派層と浮動層
の割合が多く、 女性においてはロイヤリティをもつ忠誠層(消極的忠誠
層と積極的忠誠層)の割合が多くなりました。 つまり、女性の方がブラ
ンドに対して忠誠心を持ちやすいということが判りました。
・しかし、女性を世代で区別した場合、マーケティングの観点から中高年
層は男性と同タイプとみなすことが有効的であると読み取ることができ
ました。
・企業においては、ロイヤリティの高低が両極端になるという結果が出て
おります。
*ロイヤリティ・タイプとは、T&Mシステムズが顧客ロイヤリティを効
果的に測定するために考案した顧客モデルであり、以下の7層に顧客
を分類することができます。
・無党派層: 特定のブランドをもたない
・限定的無党派層:特定のブランドはもたないが、購入するブラン
ドは限られている
・浮動層: 特定のブランドはもつが、忠誠心はない
・限定的浮動層: 特定のブランドはもつが、たまに他のブランド
も購入する
・中立層: 複数のブランドに忠誠心がある
・消極的忠誠層: 特定のブランドに高い忠誠心がある
・積極的忠誠層: 特定のブランドに高い忠誠心があり、周囲も勧
める
■無党派層が「ブランドを購入する条件」
無党派層がブランドを購入する条件には、「身近な人に勧められたから」と
「話題になっているから」といった周囲のロイヤリティが最も影響するとい
うことが判りました。
つまり、ターゲットの周囲の顧客ロイヤリティを高めることで口コミを派生
させ、話題にすることにより、無党派層の購買を促進することが可能になり
ます。例えば、男性と女性のロイヤリティ・タイプと合わせて考えてみた場
合、女性の方がブランドに対して忠誠心をもちやすいことから、男性をター
ゲットとする消費財においても、プロモーション活動においては女性をター
ゲットとし、口コミや話題を発生させるというマーケティング方法が有効的
であると考えられます。
ブランドを購入する条件の上位3位は以下の通りです。
・1位:身近な人(友人、同僚、家族)に勧められたから
・2位:話題になっているから
・3位:買いたい時に容易に購入することができるから
■浮動層が「同じブランドを購入し続ける条件」
常に期待や基準を満たすことが浮動層の同じブランドを購入し続ける条件で
あることが判りました。
それは同時に、企業は消費者が「何に期待し」、「どのような基準を有して
いるか」を常に把握しておかなければ、顧客は簡単に離脱していくというこ
とになります。
同じブランドを購入し続ける条件の上位3位は以下の通りです。
・1位:常に期待や基準(価格面、性能面)を上回っている場合
・2位:そのブランドを所有することでステータスが得られる場合
・3位:そのブランドを上回る他ブランドが出現しなかった場合
■総評
莫大な資金を費やすマスマーケティングやダイレクトマーケティングと称し
たジャンクメールの送付、強いては企業が横並びで行うロイヤリティ・プロ
グラムは、無党派層と浮動層が全体の7割を占めるという結果により、 その
効果が否定される形となりました。
この調査結果は、3つの教訓を我々に与えてくれました。
1つ目は、 心変わりの多い消費者及び市場と継続的な対話をしなければなら
ないということ。
2つ目は、 対話で得た顧客心理を経営や販売に即座に反映させなければ、例
えロイヤリティを築いた市場でさえも、すぐに無党派層や浮動層が増えてし
まうということ。
そして最後は、無党派層を獲得するためのマーケティング活動と浮動層のロ
イヤリティを高めるためのマーケティング活動は分離し、しかも両立しなけ
ればならないということ。
T&Mシステムズでは、 無党派層を効率良く獲得していくための新規顧客獲得
マーケティングと浮動層のロイヤリティを高めるための顧客維持マーケティ
ングの両立を可能し、収益バランスを最適化するツートン・マーケティング
を推進しております。(了)
┌─本件に関するお問合せ先─────────────────────┐
本件に関するご質問やご感想をお待ちしております。
T&Mシステムズ株式会社
肥田 (ひだ)
E-mail: info@tm-systems.co.jp
TEL : 052-232-0877
FAX : 052-232-0866
┌─当調査結果の詳細資料について──────────────────┐
当調査結果の詳細を取りまとめたレポートを 5,250円(税込)で販売してお
ります。調査レポートにおいては、無党派層がブランドを購入する条件及
び浮動層が同じブランドを購入し続ける条件の品目別全回答に加えて、忠
誠層がブランドを購入しなくなる条件についても明記されております。
お問合せ又はお申込みは、上記の電話又はEメールで受け付けております。
┌─各種調査依頼について──────────────────────┐
T&Mシステムズでは、 顧客心理の観点による効果的なリサーチをご提案さ
せて頂きます。
目的を達成するためのリサーチ設計から調査、レポート作成までトータル
的にサポートしております。
┌─各種診断依頼について──────────────────────┐
T&Mシステムズは、収益に直結する新しい測定方法を開発しました。
貴社の製品やサービスの本質とウリを見極め効果的なマーケティング活動
を実現するマーケティング力、口コミを最大化する顧客ロイヤリティ、並
びに新規顧客の獲得と顧客維持の両立に有効的なブランド力をを的確に診
断し、戦略的活用を支援いたします。
┌─T&Mシステムズ株式会社について ─────────────────┐
2006年4月設立のソフトウェアテクノロジーと独自のマーケティング理論を
融合させたHybrid Marketing Solution Company。
マーケティング力、 ブランド力や顧客ロイヤリティなどを効果的に測定す
る独自の診断ツールに加え、顧客ロイヤリティを高めるTPC手法やセールス
プロセスを最適化するSPO手法を開発する。
「テクノロジーで市場を支える」を企業コンセプトに、 企業と市場を結ぶ
成功への架け橋としての役割を今後とも積極的に推進していきます。
┌─会社概要────────────────────────────┐
1. 会 社 名 T&Mシステムズ株式会社
2. 代 表 者 肥田 高志
3. 設 立 2006年4月4日
4. 資 本 金 1,000万円
5. 業務内容 ソフトウェア開発、マーケティング及びセールスに関する
コンサルティング
6. 所 在 地 愛知県名古屋市中区丸の内1-9-7 バンケービル4F
TEL: 052-232-0877 FAX: 052-232-0866
7. HP http://tm-systems.co.jp/
以 上
企業情報
企業名 | T&Mシステムズ株式会社 |
---|---|
代表者名 | 肥田 高志 |
業種 | 未選択 |
コラム
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