【予告】 チェン・スウリー詩集『カフェデリコ・カフェリーニ』今年夏発行!
ジャンク派代表として、美大生・デザイン系学生や、若き表現者・クリエイターたちの注目を集めるチェン・スウリーの詩集が刊されます。
チェン・スウリー詩集
『カフェデリコ・カフェリーニ』
2012年7月28日に発行決定!
全国のジュンク堂書店他
都内ジャンク派提携書店・ショップにて発売
※ ジャンク派のサイトからもご購入いただけます。
来週よりお得な特典付き事前ご予約受付開始!
「映像の魔術師」と称された、イタリアの映画監督、フェデリコ・フェリーニ。彼の作品は「難解」とされることも多いが、生きることへの意志を描く作風は、今もなお人々の心をつかんで離さない。
フェリー二の初期の代表作とされる『道』の中に、こんな台詞がある。「たとえば、この小石だって役に立っている。 空の星だってそうなんだ。 君もそうなんだ。」ジャンク派の願いと、かなりリンクする部分があると思うのは、私だけだろうか。
「世の中の、取るに足らないと思われているものに光を当てる。そこにこそ真実があるのだ」それがジャンク派の理念でもあり、願いでもある。世間から見捨てられたガラクタ、見向きもされていないモノや人。そういうものを見て、研究して、愛する。そうした行為をすっかり忘れてしまった現代社会との架け橋になる。その思いを実現しようとする人々の集まり。それがジャンク派である。
しかし、我々の活動に賛同してくれる人ばかりではない。私もある人に「こんなことって、いったい何の役に立つの?」と問いかけられたことがある。お金にもならないことをやるより、アルバイトでもしていた方がましだと、面と向かって言われたこともある。この平成の大不況である。そのような意見もわかる。しかし私は、そんな社会や人間に一言だけ問いたい。「それって、どうなの?」と。おそらく、この本を手にとっていただいた方なら、その感覚を共有してもらえると思う。
今回、ジャンク派の願いを乗せて出来上がったのがこの詩集『カフェデリコ・カフェリーニ』である。著者であるジャンク派代表 チェン・スウリー氏も、この本の出版に命をかけていたはずだ。チェンさんにそんなことを言ったら、はにかんだように謙遜なさると思うが、私はそう思う。
読者の方々にはこの詩集を通して、感じたいことを感じていただきたいと思う。きっと、大切なものが近くにあることに気づけるはずだ。そう、ちょうどフェリーニの映画を観た後のように。
ジャンク派スタッフ 金井孝介
(日本大学藝術学部 文芸学科 在籍中)
■contents
フェリーニが監督もしくは制作に携わった映画作品数 全33作にちなみ、
33編の詩によって構成されたフェリーニへのオマージュです。
第1章 サーカス小屋
La tenda del circo
町に吹く風
海賊ヱルピスの歌
過去を夢む
存在
お金のお話し
知ってる?
[日記]モリーと一緒 1. 蜘蛛の子
第2章 道化師
Il pagliaccio
秘密
甘い夜
この夜
疑惑
本当のこと
春が来たって何になろ
空元気のこと
[日記]モリーと一緒 2. ヘビの子
第3章 大女
La donna cannone
特別な私
ふたり
男と女
無色透明
天井
歌舞伎町の幽霊
浩次とズーマー
[日記]モリーと一緒 3. クジラの子
第4章 ならず者
Il vagabondo
夜汽車
故障
子ども
影
直進
失った光
[日記]モリーと一緒 4. 風の子
第5章 祈り
La preghiera
お空
紅茶
こんな夜は
ましろい おはな
この小径
Freeze Floater
ピカリアートの歌
[日記]モリーと一緒 5. モリーの死
■制作
エディトリアルデザイン
吉澤 泰治(詩) / 萩原 知世(日記)
装丁
近藤 ちはる
イラスト(挿絵)
門倉フリッツ貴浩 「疑惑」 / 二階堂 ちはる 「影」
中里 怜 「ましろい おはな」 / 川崎 貴彦 「町に吹く風」
写真
古川 章 「歌舞伎町の幽霊」
寄稿(解説)
狩野 俊(コクテイル書房店主) / 前野 健太(ミュージシャン) / 桑原 滝弥(詩人)
「ジャンク派」のご紹介
金井 孝介(ジャンク派スタッフ)
著者:チェン・スウリー
発行:東京ヱレガントス
編集:ジャンク派
印刷:しまや出版
頁数:160頁
書式:すべて横組み
判型:A5判
定価:1,000円(税別)
ISBN:978-4-9906521-0-4
この詩集の発行を記念してジャンク派ならではのユニークなイベントの開催も予定しています。
チェン・スウリー詩集『カフェデリコ・カフェリーニ』についての情報は、今後もジャンク派のなかでお伝えしていきます。
どうぞ、ご期待ください!
プロフィール
チェン・スウリー
(陳 樹立 / CHEN,Shu-Li)
1977年 生まれ。在駐日台湾華僑3世。ジャンク派 代表
中学・高校の多感な時期に詩人の中原中也、映画監督のフェデリコ・フェリーニの作品と出逢い強く感銘を受け、表現の道を志す。
1999年 ジャンク派詩人会旗揚げ。ジャズピアノ、コンテンポラリーダンス、映像など様々な表現ジャンルと詩とのコラボレイトパフォーマンスに取り組む。
同年 NHK「詩のボクシング 第1回トーナメント」に出演。決勝戦まで進み、歌人の枡野浩一氏に即興詩で挑んで敗れ準優勝に。
この試合で発表した詩は、故 筑紫哲也氏をはじめ、糸井重里氏、高橋源一郎氏、小林克也氏、平田俊子氏などからも高い評価を受けた。
また、番組内ではロシアとフランスの場外観戦者の全員がチェンをチャンピオンに選ぶなど、その創造性豊かな作風が特に海外の詩の愛好家たちの人気を集めた。
2000年から2004年まで毎週日曜日に「ジャンク派 詩の学校」を高円寺や歌舞伎町、本郷などで開く。そこには詩や文学に関心を寄せる人々に止まらず、音楽、映像、美術、演劇などの創作活動に取り組む若き表現者たちが集い、毎夜、「創作とポエジー」について熱くディスカッションを重ねたり、その場で即興的に発表し合ったりとスリリングな場となった。
2010年 ラジオ日経の特番の企画で、本書収録の「町に吹く風」に対し、南こうせつ氏と作詞家の喜多条忠氏から特別賞が贈られた。
現在は、クリエイティブに人生を切り開く人達によるウェブマガジン「ジャンク派」を中心に作品を発表し続けている。
『カフェデリコ・カフェリーニ』
2012年7月28日に発行決定!
全国のジュンク堂書店他
都内ジャンク派提携書店・ショップにて発売
※ ジャンク派のサイトからもご購入いただけます。
来週よりお得な特典付き事前ご予約受付開始!
「映像の魔術師」と称された、イタリアの映画監督、フェデリコ・フェリーニ。彼の作品は「難解」とされることも多いが、生きることへの意志を描く作風は、今もなお人々の心をつかんで離さない。
フェリー二の初期の代表作とされる『道』の中に、こんな台詞がある。「たとえば、この小石だって役に立っている。 空の星だってそうなんだ。 君もそうなんだ。」ジャンク派の願いと、かなりリンクする部分があると思うのは、私だけだろうか。
「世の中の、取るに足らないと思われているものに光を当てる。そこにこそ真実があるのだ」それがジャンク派の理念でもあり、願いでもある。世間から見捨てられたガラクタ、見向きもされていないモノや人。そういうものを見て、研究して、愛する。そうした行為をすっかり忘れてしまった現代社会との架け橋になる。その思いを実現しようとする人々の集まり。それがジャンク派である。
しかし、我々の活動に賛同してくれる人ばかりではない。私もある人に「こんなことって、いったい何の役に立つの?」と問いかけられたことがある。お金にもならないことをやるより、アルバイトでもしていた方がましだと、面と向かって言われたこともある。この平成の大不況である。そのような意見もわかる。しかし私は、そんな社会や人間に一言だけ問いたい。「それって、どうなの?」と。おそらく、この本を手にとっていただいた方なら、その感覚を共有してもらえると思う。
今回、ジャンク派の願いを乗せて出来上がったのがこの詩集『カフェデリコ・カフェリーニ』である。著者であるジャンク派代表 チェン・スウリー氏も、この本の出版に命をかけていたはずだ。チェンさんにそんなことを言ったら、はにかんだように謙遜なさると思うが、私はそう思う。
読者の方々にはこの詩集を通して、感じたいことを感じていただきたいと思う。きっと、大切なものが近くにあることに気づけるはずだ。そう、ちょうどフェリーニの映画を観た後のように。
ジャンク派スタッフ 金井孝介
(日本大学藝術学部 文芸学科 在籍中)
■contents
フェリーニが監督もしくは制作に携わった映画作品数 全33作にちなみ、
33編の詩によって構成されたフェリーニへのオマージュです。
第1章 サーカス小屋
La tenda del circo
町に吹く風
海賊ヱルピスの歌
過去を夢む
存在
お金のお話し
知ってる?
[日記]モリーと一緒 1. 蜘蛛の子
第2章 道化師
Il pagliaccio
秘密
甘い夜
この夜
疑惑
本当のこと
春が来たって何になろ
空元気のこと
[日記]モリーと一緒 2. ヘビの子
第3章 大女
La donna cannone
特別な私
ふたり
男と女
無色透明
天井
歌舞伎町の幽霊
浩次とズーマー
[日記]モリーと一緒 3. クジラの子
第4章 ならず者
Il vagabondo
夜汽車
故障
子ども
影
直進
失った光
[日記]モリーと一緒 4. 風の子
第5章 祈り
La preghiera
お空
紅茶
こんな夜は
ましろい おはな
この小径
Freeze Floater
ピカリアートの歌
[日記]モリーと一緒 5. モリーの死
■制作
エディトリアルデザイン
吉澤 泰治(詩) / 萩原 知世(日記)
装丁
近藤 ちはる
イラスト(挿絵)
門倉フリッツ貴浩 「疑惑」 / 二階堂 ちはる 「影」
中里 怜 「ましろい おはな」 / 川崎 貴彦 「町に吹く風」
写真
古川 章 「歌舞伎町の幽霊」
寄稿(解説)
狩野 俊(コクテイル書房店主) / 前野 健太(ミュージシャン) / 桑原 滝弥(詩人)
「ジャンク派」のご紹介
金井 孝介(ジャンク派スタッフ)
著者:チェン・スウリー
発行:東京ヱレガントス
編集:ジャンク派
印刷:しまや出版
頁数:160頁
書式:すべて横組み
判型:A5判
定価:1,000円(税別)
ISBN:978-4-9906521-0-4
この詩集の発行を記念してジャンク派ならではのユニークなイベントの開催も予定しています。
チェン・スウリー詩集『カフェデリコ・カフェリーニ』についての情報は、今後もジャンク派のなかでお伝えしていきます。
どうぞ、ご期待ください!
プロフィール
チェン・スウリー
(陳 樹立 / CHEN,Shu-Li)
1977年 生まれ。在駐日台湾華僑3世。ジャンク派 代表
中学・高校の多感な時期に詩人の中原中也、映画監督のフェデリコ・フェリーニの作品と出逢い強く感銘を受け、表現の道を志す。
1999年 ジャンク派詩人会旗揚げ。ジャズピアノ、コンテンポラリーダンス、映像など様々な表現ジャンルと詩とのコラボレイトパフォーマンスに取り組む。
同年 NHK「詩のボクシング 第1回トーナメント」に出演。決勝戦まで進み、歌人の枡野浩一氏に即興詩で挑んで敗れ準優勝に。
この試合で発表した詩は、故 筑紫哲也氏をはじめ、糸井重里氏、高橋源一郎氏、小林克也氏、平田俊子氏などからも高い評価を受けた。
また、番組内ではロシアとフランスの場外観戦者の全員がチェンをチャンピオンに選ぶなど、その創造性豊かな作風が特に海外の詩の愛好家たちの人気を集めた。
2000年から2004年まで毎週日曜日に「ジャンク派 詩の学校」を高円寺や歌舞伎町、本郷などで開く。そこには詩や文学に関心を寄せる人々に止まらず、音楽、映像、美術、演劇などの創作活動に取り組む若き表現者たちが集い、毎夜、「創作とポエジー」について熱くディスカッションを重ねたり、その場で即興的に発表し合ったりとスリリングな場となった。
2010年 ラジオ日経の特番の企画で、本書収録の「町に吹く風」に対し、南こうせつ氏と作詞家の喜多条忠氏から特別賞が贈られた。
現在は、クリエイティブに人生を切り開く人達によるウェブマガジン「ジャンク派」を中心に作品を発表し続けている。
企業情報
企業名 | ジャンク派 |
---|---|
代表者名 | チェン・スウリー |
業種 | エンタテインメント・音楽関連 |
コラム
ジャンク派の
関連プレスリリース
-
3月13日(土)・14(日)、山口県政資料館 旧議事堂で、チェン・スウリー作演出、劇団ジャンク派ポヱトリー劇場「アリスのティーパーティー」が開催されます。
2021年2月18日 10時
-
『やまぐち詩の祭典』11月24日に山口県政資料館にて開催!!
2019年11月13日 19時
-
中原中也を描いた舞台公演
2019年3月11日 3時
-
【出版記念イベント】 勝手に、フェリーニ映画祭 (言語表現オープンゼミvol.2)@立川美術学院
2012年10月15日 8時
ジャンク派の
関連プレスリリースをもっと見る