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経営者であり、クリエイターであるからこそできる広報のやり方

クリエイターのサポーターコミュニティ運営サービス「Grow!」、友達やあこがれの人のセレクトする商品を定期購入できる「BoxToYou」という2つのサービスを展開するGrow!。経営者とクリエイターという2つの目線で広報を展開するカズワタベ氏に話を聞いた。

「使ってもらう」まで到達するための広報


Qアメリカで起業されたということですが、カズワタベというお名前も日本では珍しいですよね


米国法人を立ち上げたこともあって、名前に関してはよく「ハーフなんですか?」と聞かれますが、純粋な日本人です(笑)。この名前は音楽活動をしていた頃から使っていまして、Grow!の起業当時にすでにこちらの名前で認知されていたため、これをリセットしてしまうのはもったいないと思い、公式の書類以外では使うようにしています。

アメリカで起業しましたが、開発などの拠点は国内に置いています。業務内容は、チーフ・クリエイティブ・オフィサーという肩書きで、デザインのディレクションや他社との提携交渉、マーケティングなど、開発以外の全般を担当しています。その中に広報もあり、プレスリリースや取材対応といった社外広報をやっています。

 

Qいわゆるスタートアップ企業の広報というのは、ワタベさんから見てどんな特徴がありますか?


pr_interview_grow_data_image2スタートアップ企業ではプロダクトの開発が第一ですので、広報のプライオリティが下がりがちです。ただ、つくるだけでなく、できるだけ多くの人に知ってもらって、実際に使ってもらうところまで到達することが大切だと思っています。

言い換えれば「クオリティが100点でユーザーが10人のサービス」と、「クオリティが80点でもユーザーが10万人いるサービス」であれば、後者の方が評価されるべきだと思っています。私自身がミュージシャンとして活動していたこともあり、『届ける』ということの大切さを身にしみて感じているので、広報の重要性は常に意識しています。

 

 

飲み会やTwitter、あらゆる広報手段を活用する


Qどういったメディアからの取材が多いですか?


広範なジャンルのメディアから取材を頂いています。内訳としてはWeb媒体がメインで、新聞、カルチャー寄りの雑誌、産業や通販関係の専門紙、ラジオ、テレビなど。

と言っても、すべてメディアからお声がけを頂いているわけではなく、SNSなどで繋がっている知り合いの記者や、紹介伝いで特定のメディアで書いている記者の方を探し、こちらからアプローチするケースも多いですね。

 

Qアグレッシブな広報ですね


pr_interview_grow_data_image1やはり気心の知れた記者の方だと、取材でのこちらの返答に加えて、さらに発言の隙間を補完してくれるような濃い記事を書いてもらえます。元から知っている人にお声がけするという広報のやり方は、お互いにやりやすくて良いと思います。

記者の方と出会う場所は飲み会や紹介が多いです。友人に誘われて足を運んだ飲み会にいた初対面の方が、実は記者だったということもありますね。

 

 

取材を受ける際にも、「記事の読後感」を意識しています


Q実際に取材を受ける際に気をつけていることはありますか?


読んだ人が楽しくなる、いい「読後感」が残る記事を書いて頂けるような回答を心がけています。記事を読んで受けた感覚がポジティブでないと、サービスのイメージも良くないと思うので。もちろん、取材から記事になるまでの間には、私の手が及ばない範疇も多いのですが、記事を読んで楽しんでもらえる、エンターテインできるような言葉遣いを意識しています。

 

Qメディアによって記事の印象は異なりますか?


pr_interview_grow_data_image4そうですね。後で掲載された記事を読んでいると、記事での自分の人格も変わっているように感じます。たとえば新聞ならとてもかっちりしますし、女性向けのファッション誌ならとても軽い雰囲気になります。いろいろな紙面を見比べるとまるで違う人が話しているように感じますよ(笑)。

ただ、これが悪いことだと言うつもりはまったくなくて、それぞれの読者さんの層にあわせて私や私達のサービスというものを翻訳して頂いているのだと思います。記事や番組を通じて、より多くの方に私たちのことを知って頂くきっかけができるのは、すばらしいことだと思います。

 

 

自身がクリエイターであるという目線は広報においても大切にしています


Qご自身がクリエイターでもありますが、クリエイター目線で自身の広報活動をどう見ていますか?


クリエイターの方向けのサービスを提供する上で、ユーザーの立場に立った開発や広報をできるのは大きいですね。たとえば、「Grow!」のサービスを紹介するとき、クリエイター目線では「手数料が安い」という言葉は思ったほど響きません。「そのサービスを使うと、具体的にどういった体験が得られるのか」をお話した方が響きます。こういった部分は自分がクリエイターであることが前提にないとなかなか出てこない言葉だと思いますので、これからも忘れずにいたいですね。

クリエイターの方は、いいものを作り、それをお金にしないと生活していくのは難しいわけですが、今までは認知を高めるために個人で取れる「手段」が不足していたと思います。それが、最近は選択肢がたくさん増え、工夫をすれば個人でも活動できるようになってきました。ただ、そういった意識はまだまだクリエイターの方には浸透していないので、選択肢の一つとして「Grow!」を選んでもらえるように啓蒙活動をしていければと思います。

 

 

個人として発信していくことも、長期的な視点ではひとつの広報手段になる


Q著作権関連のトークセッションに登壇したりと、ワタベさんご自身の露出もかなり多いですよね


pr_interview_grow_data_image3もともと音楽ビジネスに関心がありましたので、そういった分野でも登壇させて頂いたりしています。

また、新しい著作権ルールの普及を目指す国際的な特定非営利活動法人である「クリエイティブ・コモンズ・ジャパン」にも個人として参加することになりました。これからは、そういった形で創作文化の振興にも力を入れていきたいと思います。

私は経営者という立場ですので、取材などでもある程度発言が自由にできます。単純なプレスリリースのように「こういう物を出します」と伝えるだけではない広報の仕方もできると思っています。そんな中で、積極的に私個人に対する取材や、登壇もお受けしています。「カズワタベ」個人をきっかけに、私達のサービスを認知して頂くのもひとつの手段だと考え、今後もより効果的な広報手段を模索していきたいと思います。

カズ ワタベ氏

企業名
Grow! Inc.
部署・役職
Chief Creative Officer
設立
2011-03-12
所在地
東京都渋谷区神泉町8-16 渋谷ファーストプレイス8F
URL
http://growmonth.ly/
プロフィール
1986年生まれ。音楽大学卒業後、ギタリスト、コンポーザーとして2年間の音楽活動を経てGrow! Inc.を共同設立。以後、広報を含めたマネジメント業務などに携わる。

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