生まれる前からスタート! ママたちのスーパー教育術 「三つ子の魂」では遅い!? 最多4割が「授乳期」を重要視 清水教授に聞く、授乳期のポイントは・・・“DHA”

赤ちゃんとお母さんをはじめ、家族の健康といきいきしたくらしをサポートするビーンスターク・スノー株式会社は、お母さんの子供への教育にフォーカスし、「“教育熱心なママ”の子育てに関する意識調査」を実施しました。また、「授乳期」の子供の発育について、順天堂大学・清水 俊明教授にお話をうかがいました。

赤ちゃんとお母さんをはじめ、家族の健康といきいきしたくらしをサポートするビーンスターク・スノー株式会社(社長:澤田 健五、本社:東京都新宿区)は、お母さんの子供への教育にフォーカスし、「“教育熱心なママ”の子育てに関する意識調査」を実施しました。また、本調査で最も多くのお母さんが子供の性格や雰囲気が決まる時期とした「授乳期」の子供の発育について、順天堂大学・清水 俊明教授にお話をうかがいました。

赤ちゃんとお母さんをはじめ、家族の健康といきいきしたくらしをサポートするビーンスターク・スノー株式会社(社長:澤田 健五、本社:東京都新宿区)は、お母さんの子供への教育にフォーカスし、「“教育熱心なママ”の子育てに関する意識調査」を実施しました。また、本調査で最も多くのお母さんが子供の性格や雰囲気が決まる時期とした「授乳期」の子供の発育について、順天堂大学・清水 俊明教授にお話をうかがいました。

■ 少子化で改めてスポットの当たるママの教育、その意識を徹底調査

少子化が叫ばれる近年の日本。その一方で、母親が1人の子供に費やす時間は増加の傾向にあると言われています。今後、子供の教育に力を入れる母親が増えていくと、予想されます。
そこで、ビーンスターク・スノーでは、「“教育熱心なママ”の子育てに関する意識調査」を実施しました。現在、0歳~5歳の子供を持つ母親の内、事前調査において「教育に熱心である」と答えた母親500名を対象に、子供の発育や教育について聞きました。

[調査概要]
調査名:“教育熱心なママ”の子育てに関する意識調査
調査対象:0歳~5歳の子供を持つ女性500名 ※事前調査にて、「子供の教育に熱心である」と答えた人
調査期間:2012年10月19日(金)~10月24日(水)
調査方法:インターネット調査

■ 栄養、胎教、しつけ、… 39%が「子供が生まれる前から意識」

はじめに、「子供の発育や教育について意識しだした時期」を聞きました。これに対して最も多かった回答は、「子供が生まれる前」(39%)。以下、「授乳期の頃」(24%)、「子供が生まれた瞬間」(20%)、「幼稚園入園の頃」(13%)と続きます。“教育熱心なママ”の4割にも及ぶ人が、子供が生まれてくる前から、すでに子供の発育・教育について考えていることが明らかになりました。また、幼稚園入園時までには、子供の発育・教育について考え始めている人は96%にのぼります。“教育熱心なママ”たちは、幼い頃からの教育が子供にとって重要だと考えているようです。
それでは、“教育熱心なママ”は、子供の発育・教育のため、具体的にはどのようなことに取り組んでいるのでしょうか。子供の“生まれてくる前”と、“生まれた後”に分けて、「子供のために、実際に行ったことのあること」をそれぞれ複数回答形式で聞きました。
まず、生まれてくる前については、7割以上の人が行ったことがあると答えたのが、「おなかの子供のために良い物を食べる」(73%)と「散歩をする」(70%)。また、「おなかの子供に音楽を聞かせる」(57%)、「おなかの子供に語りかける」(51%)といった回答も多くあげられました。
続いて、生まれた後に行ったこととしては、上位4つの回答が7割を超え、「規則正しい生活をさせる」(76%)、「バランスの良い食事を摂らせる」(75%)、「きちんと挨拶をさせる」(74%)、「本を読み聞かせる」(74%)と、しつけに関する項目と栄養に関する項目が、僅差で続きました。以下、「夜更かしをさせない」(64%)、「音楽を聞かせる」(54%)、「習い事をさせる」(44%)と続き、“教育熱心なママ”の多様な取り組みの様子が明らかになりました。

■ 子供の性格が形成される「授乳期」、母乳に関するママの悩みとは!?

前段で明らかになった、“教育熱心なママ”たちの子供の発育・教育に対する取り組みの様子。それでは、こうした子供たちへの教育は、子供たちの将来にどういった影響を与えるのでしょうか。
「子供の性格や気質、雰囲気は、いつ頃形成されるものだと思いますか?」と聞きました。この質問に対して、最も多かった回答は、36%と4割近い人が答えた「授乳期の頃」。以下、「子供が生まれる前」(35%)、「幼稚園の入園の頃」(15%)、「子供が生まれた瞬間」(12%)と続きます。一般に、“三つ子の魂、百まで”と、3歳頃までに子供の性格は決まると言われていますが、“教育熱心なママ”の8割以上は、授乳期の頃までには、子供の性格は決まっていると感じているようです。
さらに、この授乳期において、子供の発育・教育のために、どのような取り組みを行ったかを聞きました。これには、「子供に語りかける」(77%)が最多で、次点には、「母乳で育てる」(67%)が続きます。やはり、授乳期ですので、母乳は重要なポイントのようです。
実際に、授乳期に重要だと思うことを聞くと、「授乳の時間を守る。(茨城県・42歳)」、「授乳中に別のことをせず、子供の顔を見たり、話かけたりする。(北海道・34歳)」、「母乳の質が悪くならないように、バランスの良い食事を心掛ける。脂っこいものを避け、和食中心にした。(東京都・32歳)」など、授乳に関する意見が多くあげられました。
しかし、その一方で、「授乳期の子供のために、母親が食べるとよいと思うものはありますか?」と聞くと、「ない・わからない」と答えた人は54%と半数を上回りました。 “教育熱心なママ”の7割近くが重要視するという母乳ですが、半数以上の人は、母乳に対して、どのような取り組みをすれば良いかわからないという実態が浮き彫りになりました。

■ 専門家・清水教授が語る授乳期のポイント… ママが摂るDHAの重要性

今回の調査では、授乳期の子供の発育・教育が重要であると考える“教育熱心なママ”の意識と、その授乳期の子供の教育に対するお母さんたちの知識の乏しさがうかがえました。そこで、授乳期においてはどのような点に気をつければ、子供の発育・教育に役立つか、順天堂大学 清水俊明教授にご説明いただきました。

◆ DHAは赤ちゃんの脳の発達に重要な成分です。

ヒトの一生において、脳や目の機能は、胎児期から乳児期にかけての時期に急速に発達します。この時期にとても重要な役割を担うのが、DHAです。例えば、妊娠後期から乳児期にかけての急速な成長に合わせて、ヒトの脳内に存在するDHAは劇的に増加することが知られています。
DHAとは魚介類の脂質に多く含まれる成分で、様々な機能を持っています。DHAの特性として、次の(1)~(5)があげられます。

(1) 低温でも液体でサラサラ。
(2) 細胞膜の柔軟性を保つ。
(3) 血液脳関門(脳に有害な物質が入らないようにしてくれる仕組み)を通過して脳に入る。
(4) 脳の中でも記憶・学習機能を司る海馬に多く含まれる。
(5) 目の網膜に多く含まれるといった特性があり、脳や目の機能発達に関与している。

では、DHAは赤ちゃんの脳の発達にどのような役割を持っているのでしょうか?それには、主に次の2つの役割があると考えられています。

(1)神経のネットワークの発達を促す。
(2)神経の情報伝達をスムーズにしてくれる。

頭が良くなるということは、神経の発達あるいは神経のネットワークが良くなることであり、DHAはそれを助けてくれるのです。

◆ 妊産婦のDHAの摂取は、赤ちゃんの脳の発達を促進します。

妊娠・授乳中のお母さんがDHAを摂取することで、生まれてくる赤ちゃんの発達が促進されるという報告があります。日頃から魚をよく摂取している日本人においてもDHAのサプリメントの有効性が示されており、健康な妊婦さんにDHAとEPAの入ったカプセルを摂取してもらい、赤ちゃんが生後18か月時に、赤ちゃんの運動および心理面の発達を調べる「Bayley乳幼児発達検査」を行いました。その結果、DHAを摂取していた群では生後18か月になった時、運動や行動情緒発達に良い影響が認められました。
このように赤ちゃんの成長・発達にはDHAは大変重要な役割がありますが、赤ちゃんはDHAを自ら合成する能力が未熟で、その供給はお母さんに依存しています。妊娠中や授乳中にお母さんが摂取したDHAは、胎盤や母乳を通じて赤ちゃんに届くのです。
しかしながら、お母さんから赤ちゃんに届けられるDHAの量は、お母さんの食生活に依存しています。例えば、魚介類の摂取が週に1回以下と、3回以上食べているお母さんの母乳のDHAを比べるとその量は2倍以上も異なります。
そのため、妊娠中や授乳中のお母さんはDHAを豊富に含む魚介類を積極的に食べるように心がける必要があります。また、どうしても魚の摂取が難しい場合はDHAのサプリメントの使用も有効です。魚介類の摂取が少ないと感じているお母さんにDHA 350 mgを含むサプリメントを摂取してもらったところ、母乳のDHAが1.5倍に増加しました。

プロフィール
清水俊明 -順天堂大学大学院医学研究科小児思春期発達・病態学教授-
1983年 順天堂大学医学部卒業。同年、同大学小児科入局。
1988年 同大学大学院修了。
1990~1992年 スウェーデン・イエテボリ大学リサーチフェロー。
1997年 順天堂大学小児科講師。1999年、同助教授。
2001~2002年 オーストラリア・アデレード大学リサーチフェロー。
2007年~ 順天堂大学小児科主任教授。
専門領域:小児消化器病、小児・新生児栄養、脂質栄養、医学教育


企業情報

企業名 ビーンスターク・スノー株式会社
代表者名 澤田 健五
業種 医療・健康

コラム

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