ＲＪＣリサーチ調べ：ＰＲキャラクター総合力No１は「くまモン」 三段跳びの大躍進！

◆調査企画の背景と目的：
近年の「ゆるキャラ」ブームに代表されるように、企業や団体の広報、商品やサービスの宣伝、地方の町おこしなど、様々な場面でキャラクターが活用されています。
この調査は、広報活動におけるＰＲキャラクターの効果を数量的に指標化することで、それぞれのキャラクターの効果を検証するとともに、より目的に沿ったＰＲキャラクターの創造に役立てるために始めさせていただきました。

◆調査で取り上げた300のＰＲキャラクター：
企業、商品、団体、自治体、イベントなどのＰＲを主目的とするキャラクターを幅広く対象としました。事前調査（2,000人）を行い、純粋想起率の高いキャラクターを300選定し本調査を実施しました。なお、ＰＲを主目的としない「ミッキーマウス」「キティ｣「ガンダム」などは含まれていません。

◆調査結果のポイント
１．総合ランキング
ＰＲキャラクターの総合力No１は熊本県の「くまモン」。
「くまモン」は、第1回調査221位、第2回調査56位を経て三段跳びの大躍進で総合１位の座を獲得しています。総合２位はソフトバンクの「お父さん犬」、総合３位は本田技研工業の「ＡＳＩＭＯ」でした。この２キャラクターは、過去２回は不動のトップ２でしたが、キャラクターの魅力だけでなく、利用料が無料という戦略も話題になった「くまモン」にトップの座を譲ったものの依然として存在感は低下していません。４位以下も、４位不二家の「ペコちゃん」、５位彦根市の「ひこにゃん」、７位ミスタードーナッツの「ポン・デ・ライオン」、８位森永製菓の「キョロちゃん」が前回同様ベスト10にランクインしています。

２．地域キャラクター
地域ジャンルのNo１はもちろん総合トップの「くまモン」。２位は前回１位で、ゆるキャラブームの火付け役「ひこにゃん」で、３位は東京スカイツリーの「ソラカラちゃん」が続いています。

３．スポーツキャラクター
スポーツ分野では野球が圧勝。
スポーツ分野において、ＰＲ総合力上位10位内ではプロ野球が８キャラクターが占めています。
プロ野球以外では、６位フジテレビバレーボール大会の「バボちゃん」と９位のサッカー日本代表の「ヤタガラス」の２キャラクターでした。プロ野球キャラクターは、チームでの活動以外にもキャラクター単独でソーシャルなどWEB上やイベントでの活動が話題になり、メディアに取り上げられるケースがあるからでしょうか。

◆ＰＲキャラクターの総合力とは：
ＰＲキャラクターを、「ＰＲ認知力」「和みイメージ」「独自イメージ」「活発イメージ」「洗練イメージ」「イメージアップ力」「イメ－ジ波及力」の７つの角度から一般消費者に評価してもらい、その７指標を独自の手法で積み上げて総合力としました。
ＰＲキャラクターの総合力とは、一般消費者が感じているＰＲキャラクターの「知らしめる力」と「イメージをアップさせる力」を総合した指標です。

◆⇥オプション調査で、300ブランド以外のＰＲキャラクターの消費者チェックができます
（株）ＲＪＣリサーチでは、毎年同様のランキングを発表する予定ですが、その最新データを利用して新しいＰＲキャラクター候補や３００キャラクター以外の既存キャラクターを、一般消費者の目でチェックするオプション調査「ポジショニングチェック調査」の活用を薦めています。企業や団体の顔となるＰＲキャラクターだからこそ、発表前の消費者チェックが重要とＲＪＣリサーチは考えています。
調査結果の要約版（PDF）はこちらから→：http://www.rjc.co.jp/report/

◆調査の概要
調査方法：インターネット調査
調査期間：2013年6月28日～6月30日
調査地域：全国
調査対象者：15～69歳の男女個人　インターネット調査登録モニター　（infoQのモニターを利用　http://infoq.jp/ ）
サンプル数：8,991人

◆⇥会社プロフィール
社名：株式会社ＲＪＣリサーチ
設立：1967年
資本金：1200万円
従業員数：30名
事業内容：世論調査・市場調査の企画設計から分析報告書作成までトータルサービスをご提供
ＵＲＬ：http://www.rjc.co.jp