軽量3DデータXVLと大容量点群を融合した 「XVL Studio InfiPoints」を開発 - ラティスとエリジオン、大容量点群処理技術で技術提携-

2014年5月15日、ラティスはエリジオンの大容量点群処理技「InfiPoints」と技術提携し、仮想モデルの軽量3D「XVL」と現物を計測した点群とを統合したソリューションを開発することを発表します。

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ラティス・テクノロジー株式会社(代表取締役社長 鳥谷浩志、以下、ラティス)の軽量3次元データ「XVL」は、世界レベルの基本性能を持つことから、3次元CADの大規模データを扱うソリューションの基盤として、国内外の数多くの製造業で採用されています。一方、株式会社エリジオン(代表取締役社長 小寺敏正、以下、エリジオン)は、レーザースキャナで計測した船舶やプラント等の大規模な点群データを、容量の制限無く軽快に処理する技術開発に成功し、表示/編集ツールとして「InfiPoints」を製品提供しています。

◆軽量3Dデータ「XVL」と大容量点群処理技術「InfiPoints」による、未来と現在の融合

ラティスはエリジオンより「InfiPoints」の大容量点群処理技術のライセンス供与を受け、これをDMU(デジタルモックアップ)ツールのXVL Studio と統合、「XVL Studio InfiPoints」として製品化する計画です。XVL Studioは、3D CADで数ギガバイト規模のデータでもパソコン上で軽快に表示し、部品同士の干渉計算や、製品全体の断面を確認することで、設計検証を行うことができます。
今回「InfiPoints」と技術統合することにより、3D CADモデルと計測した現物を統合して設計検証することが可能になります。

◆バーチャルとリアルの融合DMUの実現

世界最高水準の軽量3Dと大容量点群技術が統合されたことにより、仮想の3Dモデルと現実の点群モデルを統合したDMUが可能になります。例えば、大型設備を設計し、これを既設の工場に設置する場合、計測した工場のデータと、3D CADで設計した設備のデータを統合することで、工場に設置できる大きさを確認したり、どのような手順で設置するのかを事前にデジタルモデルで検証することが可能になります。この結果、設計へ問題点を早期にフィードバックしたり、設置手順を検討することを可能にします。


※展示情報
ラティスでは、2014年5月23日、東京品川で開催されるXVL 3次元ものづくり支援セミナー2014 東京会場(http://www.lattice.co.jp/ja/seminar/seminar_2014.html)と、2014年6月4日・5日、川崎市で開催されるSPAR 2014J(http://www.sparj.com/)に、統合製品「XVL Studio InfiPoints」を参考出品いたします。開発中の統合製品は先行的に先進ユーザーへ出荷されており、両セミナーでは、IHIグループの新潟原動機社より、適用事例のプレゼンテーションが行われる予定です。

企業情報

企業名 ラティス・テクノロジー株式会社
代表者名 鳥谷 浩志
業種 その他製造業

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