実話を元にアドルフ・ヒトラーの兵隊時代を描いたショートフィルムなど全5作品 戦争と平和プログラム　上映期間：7月16日（水）～8月15日（金）

　横浜みなとみらいのショートフィルム専門映画館ブリリア ショートショート シアターでは、7月16日（水）から8月15（金）の期間、戦争と平和プログラムを上映します。激動の20世紀における歴史の大局、世界各地の戦争と人々、という視点に、社会風刺やブラックユーモアのエッセンスも交えながら、「平和」を考えるきかっけを与えてくれる全5作品です。

　注目作品はヴェネチア国際映画祭2002でも上映された『赤い泥』。実話を元にアドルフ・ヒトラーの兵隊時代を描いたショートフィルムです。第一次世界大戦の真っ只中、爆撃で出来たくぼみの中で睨み合うイギリス兵とドイツ兵。英兵が独兵の腹部にナイフを突き刺しますが、銃弾が飛び交うため中々外に出られません。痛みに苦しむ独兵を一思いに殺すか、手当てをするかの選択の末、独兵の手当てをし、2人はお互いの名前を教え合います。そのドイツ人の名前こそが”アドルフ・ヒトラー”だったのです。

　セルビアの作品『屋根の上から』は、主人公の女性が妊娠を彼に伝えるまでの模様を描いた作品。ベオグラードがNATOによる空爆を受ける中、新たな生命をお腹に宿した女性が仲間たちとビルの屋上からその様子を眺めるシーンは圧巻です。

【戦争と平和プログラム上映作品】（全5作品より抜粋）　
『赤い泥』（Red Mud）⇥
監督：Paolo Ameli / イタリア / ドラマ / 2002 / 13:00⇥
ひょっとすると、たった一人の英国兵が世界の運命を変えることができていたかもしれない。砲弾が続々と、周囲に落ちてくる中、ヘンリー・テンディー兵卒は防空壕を探していると、自分がドイツ軍の包囲網のそばにいることに気付く。

【上映歴】
アミアン国際映画祭 2002 （フランス） 観客賞
ヴェネチア国際映画祭 2002 （イタリア）

『屋根の上から』（Sunset from a Rooftop）
監督：Marinus Groothof / セルビア / ドラマ / 2009 / 10:00
ベオグラードがNATOによる空爆を受ける中、彼女は大事なことを彼に伝える―。

【上映歴】
オーバーハウゼン国際短編映画祭 2010 （ドイツ）
オランダ映画祭 2010 最優秀短編映画（オランダ）
サンパウロ国際短編映画祭 2010 （ブラジル）

上映情報
■上映期間：2014年7月16日（水）～8月15日（金）
■場所：ブリリア ショートショート シアター　http://www.brillia-sst.jp/
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい5丁目3番1 Filmee 2F　 （TEL：045-633-2151） 休館日火曜日　　
イベント実施により、上映時間が変更になる場合が御座いますので事前にHPでご確認頂くか、シアターへお問合せください
■チケット　大人・学生￥1000／小人（3歳〜中学生） ¥800 シニア（60歳以上） ¥800
ハンディキャップ（付き添いの方１名まで同額）¥800
■購入方法　シアター窓口、シアターWEB、QRコードより販売　　
※WEB、QRコードからの購入は、上映の2時間前まで