「高校中退。その後のキャリアを考えるシンポジウム」開催について

　1年で最も中退者の多い3月、設立丸2年を迎えようとするnew-lookでは、高校中退をテーマとしたシンポジウムを開催する。これまでの事業高校中退者向け個別学習塾「TOB塾」や夜回り調査相談活動「ナイトクルージング」、高校中退後のキャリアインタビューサイト「ヒラケゴマプロジェクト」などで出会った人たちとの関わりから、高校中退後の一歩を模索する。

　高校中退すると、その後、当事者にリーチすることが難しいと言われている。中退前に学校を通じてつながりを作るか、保護者や関係者からのつながり、夜回りなどで直接つながるなどの手段があるが、どれも決定的ではないため、全手段を通じて高校中退者へのアプローチする。

　また、企画には高校中退者でもあるTOB塾生が関わっており、パネルディスカッションのパネラーにも高校中退者で現在社会人として働いている人たちを集めております。中退者にとって身近な人たちで作るこのシンポジウムを一人でも多くの中退者に知ってもらい、来場してくれることを願っております。

　つきましては、「中退者の、中退者による、中退者のための本シンポジウム」の、準備の様子などを取材いただき、ぜひ記事の掲載をしていただきたいと思っております。保護者や関係者などから中退者につながることも多くありますので、お忙しい中とは存じますが、添付書類をご高覧ください。何卒よろしくお願いいたします。

■シンポジウム要項
・名　称：高校中退。その後のキャリアを考えるシンポジウム
・開催日：2015年3月28日（土）13：00～16：30
・定　員：100名 （先着順・事前予約制）
・申　込：こちら（ http://goo.gl/my1PH0 ）のフォームからお願いします。
※申し込み締切は3月20日（金）です。先着順ですのでお早めに。
・費　用：【高校中退者（不登校）とそのご家族】無料
【学生】1,000円（税込）・【一般】2,000円（税込） ※当日受付にてお支払いください。
・場　所：梅田スカイビル　タワーイースト9階会議室
http://www.skybldg.co.jp/access/walk.html
・主　催：一般社団法人new-look　 http://www.new-look.jp/
・協　賛：積水ハウス株式会社

■タイムスケジュール
【開会挨拶】　13:00〜
一般社団法人new-look　代表理事　山口 真史

【講演】　13:10〜
「多くの高校中退者と向き合って（仮）」
＜講演者＞特定非営利活動法人　さいたまユースサポートネット　代表理事　青砥 恭 氏
・元埼玉県立高校教諭。2011年、特定非営利活動法人さいたまユースサポートネットを設立し、居場所のない子どもたちや若者のコミュニティづくり活動を展開。2014年6月放送のETV「本当は学びたい～貧困と向き合う学習支援の現場から～」でも取り上げられた。
・著書に『ドキュメント高校中退～いま、貧困が生まれる場所～（ちくま新書）』など。

【パネルディスカッション】　14:30〜
「高校中退経験者たちのリアルなキャリア」
＜パネリスト＞　ヒラケゴマプロジェクト出演ゲストなど（4名を予定）
＜モデレーター＞　一般社団法人new-look　代表理事　山口 真史
※ヒラケゴマプロジェクトとは、new-lookが運営する、高校中退経験者たちがキャリアを語る インタビューサイトです。（ http://www.hirakegoma.new-look.jp/ ）

→　現在出演決定している方々
・谷野ちひろさん　IT企業勤務
高校１年生で素行不良が始まり、高校2年生を留年し2000年4月に高校中退。大検（現：高卒認定）を取得し、大学入学。卒業後は人材紹介会社・就職支援施設などで就職支援に関するサービスに携わる。現在は育児を人生の中心にしながら、IT企業で人事を務めている。

・一ノ宮渉さん　翻訳会社経営
集団生活が嫌いで中学に入ってすぐ不登校を始める。大検（現：高卒認定）を取得し、大学、大学院に進む。絶望的に苦手だった英語を膨大な勉強で克服。大学時代から英語でのディベートで活躍。現在は日英・英日翻訳の会社を経営し、翻訳の仕事をしている。

・島野真也子さん　ダンススタジオ経営
高校1年生からダンスのインストラクターをしていたが、高校2年生で素行不良から高校を中退、その後すぐ結婚。妊娠中に高卒認定を取得し、出産後はインストラクター活動を再開。2015年1月にスタジオを設立。現在は子育てをしながら経営と子供達のダンス指導を行っている。

･･･and more!

【質疑応答など】　～16:30

以上

■主催団体について
1 名称 一般社団法人new-look
2 設立年月 2013年5月1日
3 代表理事 山口真史
4 団体の目的
引きこもりや不登校、非行、経済的事情などにより中等・高等教育のドロップアウトを経験した青少年等やその可能性のある青少年たちに対して、進学や就労などへの支援を行い、その全人格的な成長と社会復帰に寄与することを目的としています。
5 主な事業
　（１）学習支援事業（サービス名：TOB塾(とぶじゅく)）
　（２）就労支援事業
　（３）相談事業（サービス名：虹色meets – for teen -）
　（４）自然体験・社会体験事業（サービス名：となりのはたけ）
　（５）人材育成事業
　（６）情報収集及び情報発信に関する事業（サービス名：ナイトクルージング・ヒラケゴマプロジェクト）
　（７）その他、当法人の目的を達成するために必要な事業
6 組織構成
〔意思決定機関〕理事会(3名)
〔職員〕専従スタッフ：1名　　　非常勤スタッフ：6名
　　　　学生インターン：1名　　学生ボランティア：15名　　社会人ボランティア：5名