大阪で高校生対象の「次世代起業家育成講座」が開催されます～初の「金・官・学」連携の高校生起業家教育講座～

　株式会社日本取引所グループ（JPX、東京都中央区日本橋兜町2-1：CEO・清田 瞭氏）では、公立大学法人大阪府立大学（大阪府堺市中区学園町1-1：理事長・辻洋）、大阪府、株式会社日本政策金融公庫（東京都千代田区大手町1-9-4：総裁・細川 興一氏）と連携し、大阪府下の高校生を対象にした起業家教育公開講座「次世代起業家育成講座」を実施します。

　大阪府立大学は、文部科学省の「グローバルアントレプレナー育成促進事業（EDGEプログラム）」平成26年度選定機関として公立大学法人で唯一採択され、独自プログラムによる起業家育成講座を展開しています。また、大阪府は大阪府下の高校生を対象にした「起業家派遣事業」を平成25年11月から開始。これまで8校にベンチャー企業経営者を派遣し、起業に関する啓蒙活動に取り組んでいます。さらに、模擬起業体験をベースにした独自の起業体験プログラムを開発し、中高生を対象にした起業教育活動を推進するJPX、そして高校生を対象にした出張授業で多くの起業教育実績を有し、高校生の全国ビジネスコンテストを主催する日本政策金融公庫と連携することで、相互の得意分野で補完し合いながら、起業に関心を持つ高校生に対して起業に関する基礎講座から実践講座まで体系的に提供します。先ず、夏休み期間である７月～8月の期間を対象に実施します。

　大阪府立大学では、本学が有する知財や最先端施設等を活かし、年間90講座以上の各種公開講座や大阪府下の中学・高校への出張講義、科学教育公開講座・イベント等を通じて地域社会への貢献に努めています。

　今回、こうした講座運営による地域社会貢献活動を一層推進していく一環として、関西経済活性化、地方創生の基盤となるベンチャー企業を生み出す将来の起業家を育成するため、高校生を対象にした起業教育講座を実施することにしたものです。金融・資本市場機関（金）・官・学連携による起業教育講座は全国でも初めての取り組みとなります。

　今回の金・官・学連携体制を活かし、今後も地域の中等教育機関から社会人まで幅広い層を対象にした起業教育公開講座の充実に取り組んでいきたいと考えています。