野菜ソムリエサミット2015年７月～「栗マロンカボチャ」「しおたま」2品が一つ星を獲得～

日本野菜ソムリエ協会（東京都渋谷区　理事長：福井栄治）が7月10日（金）「野菜ソムリエサミット」を開催いたしました。

今回は、三つ星、二つ星は該当なし、一つ星を北海道の「栗マロンカボチャ」と兵庫県の「しおたま」の2品が獲得しました。

●カボチャ「栗マロンカボチャ」

出品者：河合農園（北海道茅部郡）

＜評価員コメント＞

栗のような甘味と舌触り、ほくほくしていて肉質が緻密。

・繊維が少なく、まるで「こしたように、きめ細やかな、なめらかな果肉」

・栗のような甘味と舌触り、口に入れた後に鼻から抜ける香りもさつまいものように甘い。

・カボチャが苦手な方にも好まれそう。

・箸で切ってもきれいに切ることができ、皮の緑の美しさが果実部分のオレンジ色と美しい対比をしていた。

・蒸してそのままでも甘味を感じそう。焼いたり、煮たり、かぼちゃプリンにも。

＜購入先＞

株式会社サンワード、株式会社ズッカ

●タマネギ「しおたま」

出品者：ちどり農園（兵庫県南あわじ市）

http://www.chidorifarm.com/

＜評価員コメント＞

肉厚で食べごたえがある食感。焼くと辛味が消え、甘味が強い。

・香りが甘く、食欲をそそる。辛味もない。

・シャキシャキしていて甘く、肉質も細かい。

・火を通すと辛味がないので、子どもでも食べやすいと思う。

・肉厚なので素焼きも良いが、酢豚でも濃い味付けに負けない存在感となりそう。

・この甘さを活かして、オニオングラタンスープを是非食べてみたい。

＜購入先＞

ちどり農園（http://www.chidorifarm.com/shop/）

『野菜ソムリエサミット』とは？

野菜ソムリエだけで構成される審査員が、生活者の視点から農産物の評価を行い、

その声を生産者にフィードバックすることで、生活者と生産者をつなぐ品評会です。

【野菜ソムリエサミットの目的】

・野菜や果物をはじめとした農産物のさらなる品質向上に貢献します。

・評価されるべき農産物や生産者の発掘と支援活動を推進します。

・生活者の側に立った新しい農産物の評価基準の確立を目指します。

【概要】

野菜ソムリエが評価員となり、各地からエントリーされる野菜・果物の中から、

食味が優れたものを選び出していくことを目的としています。

・評価ポイントは「おいしさ」のみで、絶対評価形式にて評価します。

・常時、青果物のエントリーを受けつけます。（どの品目でも可能）

・評価員は、日本野菜ソムリエ協会認定ジュニア野菜ソムリエ以上の有資格者で、

実施する味覚テストに通過した方で構成されています。

・入賞した青果物は、三つ星でランク付けして、ご紹介します。

書類選考を通過したアクティブ野菜ソムリエ、シニア野菜ソムリエの30名からなる

審査会で順位付けを行います。

野菜ソムリエ、日本野菜ソムリエ協会の食の資格取得者、日本野菜ソムリエ協会

認定レストランスタッフ等100名による試食会で、審査会に出品された野菜・果物を

PRし、生産者と生活者をつなぎます。

【審査基準】

ご提示いただいた情報をもとに、以下の基準で審査を行います。

＊生食や加熱調理での食味評価（食感・うまみ・甘み・香り）

※食味評価方法、評価基準はテーマ野菜により異なります。

＊購入評価（基本小売価格、パッケージ等、トータルで評価した結果、

購入したいと思うかどうか）及び、ストーリー評価）

（生産者の思いや生産方法へのこだわりに共感できるか）

※食味評価に重点を置きながら、上記２点を総合的に評価し、順位付けを行います。

【審査結果】

・評価の高かった出品者（ベスト５）を表彰。ホームページ等でご紹介いたします。

・試食会の参加者に対して、生産者と生産物の情報を紹介いたします。

・ご自身の出品物に対する審査員評価とコメントは、すべてフィードバックいたします。

・入賞しなかった場合にも全出品者の生産物情報・審査コメント（一部）を公開いたします。

◆最優秀生産物について

・野菜ソムリエ認定レストラン・認定青果店へのご紹介、

野菜ソムリエの店Ef;でのテスト販売、直販サイト『ファーマーズマーケット』での

販売等を予定しています。