電通が運用するベンチャーファンド「電通ベンチャーズ」、スマートデバイスのクラウド連動を推進する米国「ネクストビット社」に出資
株式会社電通(本社:東京都港区、社長:石井 直)が運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ1号グローバルファンド」(以下「電通ベンチャーズ」)は、ソフト・ハード両面からスマートデバイスのクラウド連動を推進するNextbit Systems Inc.(本社:米国サンフランシスコ市、CEO:Tom Moss、以下「ネクストビット社」)に出資しました。
電通ベンチャーズは、まだ見ぬ未来を作り出していく野心的なスタートアップ企業への投資と、投資先との協業を通した当社グループのオープンイノベーションを実現するために、本年4月に設立したファンドです。資金提供のみならず、当社グループならではの課題解決に向けたソリューションやリソースを提供することで事業や起業家を支援していきます。その第3号案件がネクストビット社になりました。
ネクストビット社は、ユーザーが意識することなく音楽、動画、アプリ、写真などを大容量クラウドストレージに同期できるクラウドファースト・スマートフォン「Robin」を開発しました。「Robin」は米国時間の9月1日からクラウドファンディング・キャンペーンを開始し、当日中に目標額の50万ドルを大きく上回る資金を集め注目されました。ネクストビット社は、革新的なソフトウェアとハードウェアをトータルで提供することにより、スマートデバイスのストレージ容量等の問題を解決し、モバイルコンピューティングを進化させています。
(https://www.kickstarter.com/projects/nextbit/robin-the-smarter-smartphone)
今後スマートデバイスが多様化していく中では、クロスデバイスでの統合的かつリアルタイムでのデータ連携、またそれを活用したこれまでにないユーザー体験の開発と提供がますます重要になっていくと予想されます。こうした中、電通ベンチャーズは、ネクストビット社の革新的な技術により、将来的にはIoT時代の全く新しい形のクラウドサービスが実現されるものと期待しています。
今後、当社グループでは、「Robin」の普及とともに、ネクストビット社による新しいビジネス開発を支援していきたいと考えています。
ネクストビット社ならびに電通ベンチャーズの概要は以下のとおりです。
<Robin>
<ネクストビット社の概要>
社名:Nextbit Systems Inc.
本社所在地:米国カリフォルニア州サンフランシスコ市
代表者:Tom Moss(CEO)
従業員数:23名
事業内容:クラウド時代のスマートデバイスの開発、販売
<電通ベンチャーズの概要>
名称:電通ベンチャーズ1号グローバルファンド(Dentsu Ventures Global Fund I)
ファンド総額:50億円
ファンド組成時期:2015年4月
運用期間:2022年3月までの7年間を予定
投資地域:欧米・アジアなどの海外を中心に、グローバルに投資
投資ステージ:シード/アーリーステージを中心としつつ、
ミッド/レイターステージも含む幅広いバランス投資
投資領域:
(1)広義のマーケティング/コミュニケーションビジネスを変革しうる領域
(2)上記に当てはまらなくともイノベーティブでポテンシャルの高い新領域
以 上
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企業情報
企業名 | 電通ベンチャーズ1号グローバルファンド |
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代表者名 | 電通ベンチャーズ |
業種 | 金融・保険 |