かんぽ生命が、業界初「高齢者検証済」第1号認証を取得。「実利用者ユニバーサルデザイン」認証がスタート。

実利用者研究機構は、ユニバーサルデザインを謳う商品・施設・サービスに対し「実際の利用者による検証」と「ユニバーサルデザインの根拠の明確化」を求める「実利用者ユニバーサルデザイン認証」制度を開発・開始しました。この度、第1号認証として、株式会社かんぽ生命保険が、約2000万人の契約者に対し、契約内容の確認や請求漏れ防止のために毎年送付している「ご契約ハンドブック」が認証を取得、2015年10月26日をもって、本制度がスタートしましたので、お知らせします。

実利用者研究機構(内閣府認証NPO、東京都江東区、理事長・横尾良笑、以下 ジツケン)は、ユニバーサルデザインを謳う商品・施設・サービスに対し「実際の利用者による検証」と「ユニバーサルデザインの根拠の明確化」を求める「実利用者ユニバーサルデザイン認証」制度を開発・開始しました。

 

本認証制度の目的は、ジツケンのコンセプトである「関わる人全員のためになる、現実的で効果的な方法」の普及促進にあります。

 

この度、第1号認証として、株式会社かんぽ生命保険が、約2000万人の契約者に対し、契約内容の確認や請求漏れ防止のために毎年送付している「ご契約ハンドブック」が認証を取得、2015年10月26日をもって、本制度がスタートしましたので、お知らせします。

かんぽ生命が取得した「高齢者検証済UDマーク」

 

●実利用者ユニバーサルデザイン認証第1号について

企業名:株式会社かんぽ生命保険

対象物:ご契約ハンドブック2015年版

認証マークタイプ:高齢者検証済UDマーク(マークは右図)

認証番号:150001

制作会社:株式会社DNPメディアクリエイト

 

●概要

【正式名称】実利用者ユニバーサルデザイン認証制度(通称:実利用者UDマーク制度)

【制度開始日】2015年10月26日​

【認証基準】

<基準1>

制作時に盲点になりがちな『利用者の実際の行動と思考』について、提供者(依頼主、制作会社)が一連のすべての作業を同一空間で一緒に観察体験し、盲点となっていた利用者行動を発見、共有されていること

<基準2>

「制作側の意図や制約についての理解」と「リードユーザーとなる実利用者側の身体的・心理的・機能的側面についての理解」を併せ持つ2級UDコーディネーター資格を有する専門家がすべてのプロセスに関わり、サポートを行うこと

【実利用者ユニバーサルデザイン認証 特設サイト】

http://ud-mark.com

 

●認証基準1「実利用者行動観察」についての解説

企業側のプロジェクトの制作チームにリアルなユーザーの様子を目の当たりにしてもらうため、実利用者に詳しいジツケンが「実利用者行動観察」調査を実施します。本観察では、高齢者や女性、障がい者や外国人等の一般より高いニーズを持つ利用者をリードユーザー※1として設定する事で、より多くの利用者にとっての利便性に繋げる手法を採用しています。

 

また、検証を行ったリードユーザー※1に合わせて認証マークを変化させる事で、ユニバーサルデザインの根拠に対する「トレーサビリティ」を確保しています。

 

●認証基準2「専門家の設置義務」についての解説

本認証では、「制作側の意図や制約についての理解」と「リードユーザーとなる実利用者側の身体的・心理的・機能的側面についての理解」を併せ持つ2級UDコーディネーター資格を有する専門家がすべてのプロセスに関わり、サポートを行うことを義務づけています。UDコーディネーター資格は、「実利用者の一番の理解者になる」をコンセプトに、身体的側面・心理的側面・機能的側面の3つの側面から深く利用者を理解し、問題解決ができる人材の健全な育成を目的にジツケンが創設した専門資格で、企業や学校等で採用されています。

 

・身体的側面(文字の大きさや色使い等)

・心理的側面(読む気がしない、重要なお知らせをチラシと誤認等)

・機能的側面(自分は該当するのか正しく判断・行動できるか等)

 

<2級UDコーディネーター在籍企業例>

日本航空株式会社、ソニー株式会社、パナソニック株式会社、株式会社LIXIL、TOTO株式会社、オムロン株式会社、テルモ株式会社、株式会社タニタ、セイコーエプソン株式会社、株式会社リコー、富士ゼロックス株式会社、株式会社バンダイ、日本電気株式会社(NEC)、株式会社東芝、株式会社日立製作所、味の素株式会社、ハウス食品株式会社、小林製薬株式会社、花王株式会社、ライオン株式会社、東京国際空港ターミナル株式会社、東日本旅客鉄道株式会社(JR)、東京地下鉄株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社DNPメディアクリエイト、凸版印刷株式会社、株式会社電通 等

 

 

 

______________________________________________

■ 組織概要

組織名: 内閣府認証 特定非営利活動法人 実利用者研究機構

所在地: 〒135-0016 東京都江東区東陽5-31-21 川崎ビル301

設立: 1999年9月活動開始、2003年9月5日NPO法人化

代表者: 理事長 横尾 良笑

URL: http://jitsuken.com/

 

【団体プロフィール】

「いつも答えは、実利用者のそばにある」という考えの元、「関わる人全員のためになる、現実的で効果的な方法」の研究開発と教育を行う専門機関。「障がい者」という表記を一般当事者と共に開発したことでも知られ、修学旅行の訪問先としても人気。「UDコーディネーター資格」認定・教育事業や「使いやすさ検証済」認証制度は、実利用者研究機構のオリジナルブランド。ブランドメッセージは「人は違って、あたりまえ。マジョリティ+マイノリティ。つかう人、ぜんいん。」

 

<取引先企業>

厚生労働省、経済産業省、東京国際空港ターミナル株式会社、東日本旅客鉄道株式会社(JR)、東京地下鉄株式会社、トヨタ自動車株式会社、日本航空株式会社、ソニー株式会社、パナソニック株式会社、株式会社コクヨ、株式会社LIXIL、セイコーエプソン株式会社、オムロンヘルスケア株式会社、富士通株式会社、キリンビール株式会社、株式会社バンダイ、TOTO株式会社、オムロン株式会社、テルモ株式会社、株式会社タニタ、日本電気株式会社(NEC)、株式会社東芝、株式会社日立製作所、株式会社リコー、富士ゼロックス株式会社、味の素株式会社、ハウス食品株式会社、小林製薬株式会社、花王株式会社、ライオン株式会社、大日本印刷株式会社、凸版印刷株式会社、株式会社電通、みずほ銀行 等

 



添付画像・資料

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企業情報

企業名 実利用者研究機構(内閣府認証特定非営利活動法人)
代表者名 横尾 良笑
業種 教育

コラム

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