【鬼怒川決壊で8億円の被害病院、12月6日全面復旧】クラウドファンディング利用し全国から400万円の支援金を集める

医療法人寛正会 水海道さくら病院（茨城県常総市、院長廣井信)は、クラウドファンディング「ReadyFor（レディフォー）」にて支援募集を試み、50日で400万円の支援金を集めたことをご報告申し上げます。深く感謝申し上げますとともに、早期復興への皆様からのご期待であると真摯に受け止め、ひきつづき再建に取り組んでまいります。

当院は9月10日鬼怒川の堤防決壊による浸水被害を受け、患者様90名、職員50名が3日間院内で孤立。浸水位置は床上140cm。高額な医療機器も泥水に沈みました。被害額は8億2000万円と見込んでおります。しかし、多くの方のご支援と協力に励まされながら、泥を掃き出すところからはじめた復興活動も順調に進み、約２ヶ月という短期間で修繕工事もまもなく完了。12月6日に全面復旧の見通しがたちました。「ReadyFor」によるご支援の募集は11月26日23時まで。

■院長　廣井信より御礼

当初、院内では「ReadyFor」での支援募集に賛否両論がございました。しかし、壊滅状態の病院を可能な限り速やかに復旧させることが地域医療にとって最も大切であると考えました。

実際にクラウドファンディングをスタートし現時点で400万円をこえる善意のご支援をいただきました。これは多くの皆様が病院の早期再建による地域医療の復興に賛同してただいた結果と受け止めています。

また、募集開始以降寄せられた200件以上の応援メッセージに、職員は大変力をいただき、くじけることなく復旧作業に邁進できました。皆様のご厚志に対し、心より御礼申し上げます。

ご参考URL：https://readyfor.jp/projects/msakurahsp

水海道さくら病院Facebook（被災後からの進捗も報告あり）

https://www.facebook.com/msakura.hp

■　医療法人寛正会　水海道さくら病院　概要　（病床数は被害前のものです)

茨城県常総市の２次救急病院。地域の医療、特に透析医療に貢献してまいりました。

所在地　：茨城県常総市水海道森下町4447

診療科　：内科、外科、消化器外科、大腸・肛門外科、泌尿器科、整形外科、リハビリテーション科、血液内科、

形成外科、腎臓内科、人工透析内科、循環器内科、糖尿病・代謝内科、放射線科、肝臓内科病

床　数　 ：99床、透析ベット数：30台、外来患者数：約100名／日