インタープロ、国内初のBluetooth長距離ビーコン『ハイビーコン』を新発売。IoTが高齢者の徘徊対策を24時間サポートします

コンピュータ・通信機器

株式会社インタープロが、新技術により小型軽量化した位置特定のための機器『ハイビーコン』を 2月15日より発売します。全国的に問題となっている高齢者の徘徊対策から、ビジネスへの応用まで、スマートフォンと連動したIoTが新しい安全を創出します。

IoTで毎日の安心を支える、株式会社インタープロ（所在地：宮崎県宮崎市、代表取締役：南克浩）が、認知症による高齢者の徘徊対策として、国内初となるBluetooth長距離ビーコン『ハイビーコン』を、2016年2月15日（月）より発売いたします。

▼IoTの可能性を広げる「Hibeacon：ハイビーコン」：　

http://www.hibeacon.jp/

■最大450m 国内初の⻑距離ビーコン

電波を飛ばすことで位置を検出するビーコンがあります。中でも iOSで採用されているアップル社の iBeacon が有名ですが、既存製品では送信距離が10m程度と短いものです。

弊社がこのたびリリースした『ハイビーコン』は、国内初のBLE Class1モジュールの採用とアンテナを内蔵する事により、電波範囲を最大450mに伸ばしました。

加えて、従来型のGPS機器に比べて省電力であることも特徴的です。平常時は最低電力で機能し、捜索が必要になった時点で連続電波に切り替えます。

平常時の運用のみであれば、一般的なコイン型リチウム電池（CR2032）で理論値として最大10年間の動作が可能です。

ビーコンから発せられた位置の捜索には、特別な受信機は必要なく、スマートフォンに捜索用の無料アプリをインストールすることで、誰でも簡単に場所を特定することができます。また、有料サービスとして、同時に100台までの捜索端末（スマートフォン）からのGPS情報をクラウドで共有解析し、位置をGoogleマップ上に表示できる機能も準備しています。

■小型軽量で、介護アイテムを「持たされている」イメージを払拭

弊社では、これまでにインターネット回線を利用した高齢者用見守り機器『みまもりステーション』をリリースし、高齢者やそのご家族が安心して過ごせる環境を提供してまいりました。

▼らくらく伝言・自動見守り「みまもりステーション」：　

http://www.mimamori.jp/

介護サービス事業者や施設から寄せられる意見の中で、とりわけ多かったのが認知症高齢者による徘徊の問題です。近年でも認知症の方が徘徊中に事故を起こし遺族が訴えられるケースや、行方不明となる人も増えています。

厚生労働省など、国の機関も認知症高齢者の捜索活動を支援（＊1）していますが、近々の課題として、ご家族や施設のスタッフが「 24時間どのように高齢者を見守るのか」という現場の問題が残されています。

このような中、いわゆる徘徊対策グッズが販売されていますが、いかにも「介護アイテム」といった印象を持つ商品も多く、持つ（持たされる）のを嫌がる方も少なくありません。「ハイビーコン」は、100円ライター程度の小型軽量化を図り、介護用発信機のイメージを避け、多種のカラーバリエーションを用意するなど、デザイン性も重視しています。

＊1. 身元不明の認知症高齢者等に関する特設サイト

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000052978.html

■介護からマーケティングまで、さまざまな応用が可能

「ハイビーコン」は、すでに複数の自治体での実証実験も開始しており、初年度に1万個の売上を予定しています。弊社では、今後も用途に合わせて当製品の開発を進めていく予定です。

具体的には、さらに軽量小型化した製品や、受信できる電波距離の延長など、ビーコンとして技術的な向上を図ってまいります。また、当製品の応用範囲は広く、商業施設でのクーポン発行などマーケティングに携わるシステムや、ビジネス面では勤怠管理に利用するといった、従来のGPS端末ではできない新しい取り組みが可能になると考えています。

省電力と⻑距離での運用が可能なメリットを活かし、他社と連携してこれまでにない仕組みを生み出すため、実装基板のみのOEM提供も積極的に行ってまいります。

【製品概要】

名称：捜索ビーコン：ハイビーコン

価格：7,000円（税別）よりラインナップ

デベロッパー名：株式会社インタープロ

製品URL：　http://www.hibeacon.jp/

【会社概要】

名　称：株式会社インタープロ

代表者：代表取締役　南克浩

資本金：10,000,000円

設　立：2002年8月

所在地：〒880-0867　宮崎県宮崎市瀬頭2丁目 2-10