一枚の和紙から最高97羽のつながった連鶴を折る「桑名の千羽鶴」について、一昨年発見された最古の原典資料の研究成果をまとめた第一級史料集を販売開始
桑名市博物館(三重県桑名市京町37-1)は、「桑名の千羽鶴」として知られている連鶴の史料と、考案者の魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)に関する資料をまとめた第一級の史料集『桑名叢書III 連鶴史料集 ―魯縞庵義道と桑名の千羽鶴―』を岩崎書店から刊行し、平成28年4月10日(日)から全国の書店にて販売します。
平成28年3月30日
桑名市
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一枚の和紙から最高97羽のつながった連鶴を折る
「桑名の千羽鶴」について、一昨年発見された
最古の原典資料の研究成果をまとめた
第一級史料集を販売開始
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桑名市博物館(三重県桑名市京町37-1)は、「桑名の千羽鶴」
として知られている連鶴の史料と、考案者の魯縞庵義道
(ろこうあんぎどう)に関する資料をまとめた第一級の史料集
『桑名叢書III 連鶴史料集 ―魯縞庵義道と桑名の千羽鶴―』を
岩崎書店から刊行し、平成28年4月10日(日)から全国の書店にて
販売します。
「桑名の千羽鶴(桑名の連鶴)」は、一枚の和紙に切込みを入れ
て、最高97羽の鶴が連なる形で折る折り紙です。この折り方を考案
したのは、現在の三重県桑名市の長円寺11世住職・義道一円
(ぎどういちえん、1762年 - 1834年)です。彼は長い年月をかけ
て100種類以上の連鶴を考案し、その折り方をまとめた『素雲鶴』
(そうんかく)を著したといわれていましたが、その存在は失われ
たものと考えられていました。
しかし、2014年11月に、義道の寺である長円寺から偶然、『素雲
鶴』からさらに考案を追加した『新撰 素雲鶴』などが見つかりま
した。発見された時、史料は過去の水害などで入水し、傷みが激し
く、発見から約1年半の間、緻密な修復作業が進められてきました。
修復作業が完了した事を期に『桑名叢書III 連鶴史料集 ―魯
縞庵義道と桑名の千羽鶴―』を発売することになりました。
義道が所持していた『秘伝千羽鶴折形』、『秘伝千羽鶴折形』刊
行後も考案を続けて合計158種類となった連鶴が掲載された『新
撰 素雲鶴』を全て原典をそのまま写真で紹介するとともに、これ
まで明らかでなかった義道の生没年月日や家族構成、大坂の文人と
して知られる木村 蒹葭堂(きむら けんかどう)との交流史料、長
島藩主の増山 雪斎との親交など、義道に関する情報も原典史料と
ともに掲載します。巻末には義道の年譜としては最初と思われる
「義道略年譜」を参考としてあげています。
本書は、史料修復作業の過程やこれまでの研究の成果をまとめた
集大成ともいえる書籍で、連鶴や義道について、現状、最も詳しい
情報が掲載された第一級の史料集です。
「桑名叢書III 連鶴史料集 ―魯縞庵義道と桑名の千羽鶴―」
概要
■主な内容
『素雲鶴』跋文
義道所持『秘伝千羽鶴折形』
『新撰素雲鶴』
義道の著作物
義道と文人の交流
その他の義道史料
義道略年譜
■書籍情報
書名: 桑名叢書III 連鶴史料集
―魯縞庵義道と桑名の千羽鶴―
編集: 桑名市博物館
発行: 岩崎書店
発売日: 2016年4月10日(日)
体裁: A4判・176頁・上表装
本体価格: 3,000円(税別)
ISBN: 978-4-265-80227-2
購入先: 全国の書店およびネット書店
以上
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企業情報
企業名 | 桑名市 |
---|---|
代表者名 | 伊藤徳宇 |
業種 | 国・自治体・公共機関 |
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