ミュージカルは単なるブームからカルチャーのひとつとして定着。ミュージカルの教育的効果にも注目が集まっている

報道関係者各位

SHOW-COMPANY代表

阪上めいこ

http://www.musical.co.jp/

■舞台だけでなく、ドラマ、映画へと広がりを見せるミュージカル■

アメリカでは、TVドラマ『glee/グリー』（2009年5月放送開始）の大ヒット以降、ミュージカルドラマ熱が高まり、数々のミュージカルドラマが制作されてきました。2012年2月にはスピルバーグが製作総指揮をとった『Smash』も放送され、話題を呼びました。

一方ミュージカル映画としては『シカゴ』『レント』『レ・ミゼラブル』と好評作が続き、あの『アナと雪の女王』の大ヒットへと繋がっていきます。

日本にもこのブームが波及し、今、ミュージカルは注目すべきムーブメントの一つとなっています。

日本でのミュージカル熱は大きく２つの面を持っています。

一つは、ミュージカル（舞台・ドラマ・映画）の鑑賞人数の増加

もう一つは、ミュージカルに出演したいという子どもたちの増加です。

■子供たちのミュージカル出演熱について■

劇団四季がディズニー・ミュージカル『ライオンキング』『リトルマーメイド』『アラジン』などを長年上演し続けていることが、ミュージカル出演熱を高めたという側面もあります。

一方、2011年から小学校、2012年から中学校でダンスが必修となったことが後押しとなり、習い事としての「ダンス」が定着。さらにダンスに加えて歌唱・演技指導もするミュージカルスクールが設立され、子どもたちの受け皿となっていきました。

市町村でもこの動きをとらえ、「水戸子どもミュージカルスクール」「川口少年少女ミュージカル団」「相模原市民ミュージカル」などが開設され、多くの子どもたちが参加しています。

スキルを磨いた子どもたちが目指すのは、『ライオンキング』『アニー』といったメジャーな作品はもちろんですが、それ以外にも、『ズボン船長』『冒険者たち』『ジャッキー』『赤毛のアン』『ビリー・エリオット』など、劇団や公演規模の大小を問わず、オーディションへの応募が殺到しています

■ミュージカルの教育的効果に注目■

『アニー』など、メジャーな公演への出演を目指し、厳しいレッスンを重ねる子どもの姿は、時折メディアでも紹介されてきました。

上記のような熱狂的なお子さんとは別に、日々、お稽古としてのミュージカルを楽しみ、発表会的な公演を目標に頑張っている子どもたちも日本中にたくさんいます。「劇団大きな夢」「ジョイキッズミュージカル」などの団体にも、こうしたお子さんが集まっています。

子どもたちは歌やダンス、演技のレッスンを通じて、表現力、コミュニケーション能力、他人を思いやる気持ちなどを獲得していきます。そして公演を終えて得られる達成感や充実感が、子どもたちに大きな自信を与えてくれます。多くの親御さんも、ミュージカルを通して「自分の子どもが変わっていく姿」実感し、子どもたちの後押しをなさっています。

ミュージカルの教育的効果には、今後ますます期待が高まり、学校教育の場でも取り入れられていくことが予見されます（兵庫教育大学附属小学校、鳴門市立板東小学校、和歌山大学教育学部付属小学校等ですでに導入済み）。

＜＜上記内容について取材をお受けできる者＞＞

■国内外のミュージカル作品（舞台）について■

瀬川昌久（雑誌『月刊ミュージカル』編集長）

ジャズ、ミュージカル評論家。ジャズ分野の評論活動で文化庁長官賞を受賞

http://www.musicalmagazine.co.jp/

■ミュージカルの教育的効果について■

阪上めいこ（SHOW-COMPANY代表）

大阪を拠点にミュージカルの制作・プロデュース・演出を手掛け、これまで20年以上にわたって、子供たちへの指導経験を持つ

http://www.musical.co.jp/

※阪上は、公演のため東京におります

■ミュージカルのレッスン風景■

2016年5月21日、22日、「シアター1010」にて上演予定のミュージカル『天使の休日』（SHOW-COMPANY制作）のレッスン風景を取材可能です

日時：5月9日(月)～5月20日(金)

会場：BumB東京スポーツ文化館

http://www.ys-tokyobay.co.jp/

『天使の休日』は18年前、大阪府の小学校10校の合同鑑賞会の依頼を受けてSHOW-COMPANYが創作したミュージカルです。天使に扮した子供たちが、観客を沸かせます。

瀬川昌久監修のオペラ&ミュージカルベストアルバム『J. ミュージカルライブステージ20』に国内トップクラス8劇団の代表作として選ばれた20作品の一つでもあります。