西村陽一郎写真集「青い花」出版のお知らせ

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株式会社鎌倉現代は西村陽一郎写真集「青い花」を2016年6月4日に出版します。「青いバラ」という言葉は、この世には存在しないもののメタファーとして使われる言葉ですが、写真家西村陽一郎は青いバラを撮影することに成功しました。今回お知らせいたします写真集「青い花」の表紙を飾っている写真がその青いバラの写真です。この青いバラは画像をパソコンで加工し作ったわけではありません。実はこの写真はネガの状態なのです。西村が独自に発展させた撮影技法「スキャングラム透過印画法」によって撮影された被写体は写真の中で色が補色に反転されてしまいます。目で見られる本来の色が反転することで、赤黄系の花が青色の花になってしまうというわけなのです。

美術品に関する展覧会の企画、ギャラリー「みんなのギャラリー」を運営する、株式会社鎌倉現代は、写真家西村陽一郎写真集「青い花」を出版します。

取扱い販売店：みんなのギャラリー

http://minnanog.wix.com/minna

・肉眼では見れない世界の写真

「青いバラ」という言葉は、この世には存在しないもののメタファーとして使われる言葉ですが、写真家西村陽一郎は青いバラを撮影することに成功しました。今回お知らせいたします写真集「青い花」の表紙を飾っている写真がその青いバラの写真です。

この青いバラは画像をパソコンで加工し作ったわけではありません。実はこの写真はネガの状態なのです。西村が独自に発展させた撮影技法「スキャングラム透過印画法」によって撮影された被写体は写真の中で色が補色に反転されてしまいます。目で見られる本来の色が反転することで、赤黄系の花が青色の花になってしまうというわけなのです。

・身近な花々の裏の顔

写真集「青い花」は、この撮影方法を用いて西村が約8年の歳月をかけて撮り続けた花々の写真から84点を集録しています。撮影した花は19種（チューリップ、桜、月見草、ヒマワリ、ボタン、マーガレット、ツツジ、ヒルガオ、バラ、ハイビスカス、ムクゲ、ビヨウヤナギ、ハス、山桜、桜の葉、ツバキ、タンポポ、キク、ノボロギク）、よく知られた身近な花が中心です。青い花という印象がないこれら身近な花が、暗闇の中で青くなり浮かび上がる姿は、ものによっては全く別の生き物かのように見えてきます。我々が知るポジの世界における花の色は、実は一つの側面に過ぎないのかもしれません。

・解説について

写真集解説は写真家森山大道氏、写真評論家飯沢耕太郎氏に執筆いただきました。以前より西村の作品について解説されている両氏からは、西村写真の魅力、そして「スキャングラム透過印画法」という撮影技法の革新性について解説をいただきました。

・写真集概要と作家略歴

西村陽一郎写真集　「青い花」　B4判ハードカバー / 112ページ

2016年6月4日発売　500部限定　作家署名入り　定価：20,000円(税別)

解説：森山大道　飯沢耕太郎　詩：新美亜希子　編集・デザイン：田森葉一　出版：株式会社鎌倉現代

西村陽一郎

1967年東京都生まれ。美学校写真工房修了。撮影助手を経て1990年に独立し、フリーランスの写真家として活動を始める。カメラを使わない写真技法であるフォトグラムやスキャングラムを中心に、植物や水、昆虫、ヌードなどをモチーフとした作品を発表している。期待される若手写真家20人展（パルコ）、ヤング・ポートフォリオ展（K'MoPA）、’99 EPSON Color Imaging CONTEST、PHILIP MORRIS ART AWARD 2000、TPCCチャレンジ（東京写真文化館）などに入選。個展、グループ展多数。　http://www.geocities.jp/yoichiro246

・出版記念展覧会について

発売月の6月には弊社運営ギャラリー「みんなのギャラリー」にて出版記念の展覧会を開催いたします。写真集に集録した写真から選抜したものをB1サイズに拡大し展示いたします。

会場で写真集を自由にご覧いただけます。

会期：6月4日(土)－26日(日)　13:00-19:00　※毎週月、火曜日休廊

会場：みんなのギャラリー

〒102-0093　東京都千代田区平河町1-1-9 2F

TEL: 03-6268-9658　/　e-mail: minnanog@ivy.ocn.ne.jp

お読み下さいましてありがとうございます。

御社報道メディアにて写真集「青い花」を是非ご紹介下さいますようお願い申し上げます。

掲載用写真等のご質問がございましたら下記までお問い合わせください。

何卒宜しくお願い申し上げます。