LGBTフリーペーパー刊行のためのクラウドファンディングがスタート

元来、人文社会系書籍の版元であり、現在は日本のLGBT文化を支えてきた人気ゲイ雑誌「バディ」（創刊1993年）の発売所でもある株式会社技術と人間（所在地：東京都新宿区）が、2016年6月14日よりクラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、LGBTのためのフリーペーパーを継続して発行するためのファンディングプロジェクトを開始しました。

「LGBTの新しい情報を生み出す、届ける Bee Magazineプロジェクト」

https://readyfor.jp/projects/lgbtmagazine

本プロジェクトでは、ライフ・カルチャーを中心にバラエティに富んだ、楽しく読めるフリーペーパー『Bee MAGAZINE』を発行し、LGBTが抱える問題や不安なども取り上げていくものです。そうした中で、ひとりでも多く、自分のセクシュアリティに悩むLGBTの方々の手助けへのきっかけを目指し、ひいては日本社会におけるダイバーシティの推進に寄与することを目指しています。

一口3000円から支援を受け付けており、完成した冊子や、冊子に自身のインタビューが掲載される（LGBT当事者またはLGBT応援者のアライと呼ばれる方）などのリターンを手に入れることができます。本プロジェクトは7月31日〆切であり、目標金額の72万円に達した場合のみ、プロジェクトが成立となります。

【クラウドファンディングとは】

インターネット上で個人や団体、株式会社などがプロジェクトを提案し、不特定多数の方からお金を集める仕組み。2000年代初頭から、欧米を中心に企業・団体・アーティストなどが利用したことで広まり、日本では震災後に活発化。被災地支援や医療問題、製造存続の危機に瀕した製品の継続、海外に渡航し夢を実現したい人に至るまで、あらゆる企画が「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。

【今後の展望】

目標金額達成後、第1号を、9月中旬頃に2万部発行予定。その後、季刊誌として年4回の発行を予定。フリーペーパーは全国の協力店舗、LGBT関連店、イベント会場などに設置・配布。

「LGBTの新しい情報を生み出す、届ける Bee Magazineプロジェクト」

https://readyfor.jp/projects/lgbtmagazine

【株式会社 技術と人間について】

技術系月刊誌として刊行をスタートした『技術と人間』に端を発し、原子力、環境問題、社会問題を取り上げた書籍を刊行してきた版元。現在はゲイ向け月刊誌『バディ』の販売元（発行所は有限会社テラ出版）ともなっており、現在における諸問題を社会に提起してきた出版社としてLGBTについてやダイバーシティについても取り掛かる。

http://www.bee-mag.tokyo（2016.6.30オープン）