【青森産・はまなす芳香蒸留水】クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて「循環型事業」を目指すプロジェクト開始

 

　プランツプラネット・境　佳子（所在地：青森県青森市）は、2016年7月20日よりクラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」にて、「【青森産・はまなす芳香蒸留水】ジャパニーズローズ・ウォーターの商品化！」プロジェクトを開始しました。

 

「【青森産・はまなす芳香蒸留水】ジャパニーズローズ・ウォーターの商品化！」

http://camp-fire.jp/projects/view/8852

 

 

【プロジェクトについて】

多くの「ばら」の先祖となった＜はまなす（浜茄子、浜梨）＞は、バラ科バラ属、東アジア（日本）原産、の北海道・東北・北陸～山陰の海岸砂地に自生する落葉性低木。北国の地元では、古くから食用、お茶、お盆飾り等に使われてきた植物です。（英名 Japanese Rose 学名 Rosa rugosa）

 

今年2016年6月に、この「はまなす」の花びらから抽出した「芳香蒸留水」（※１）の試作品が完成。多く出回っているローズウォーターはその殆どが外国産で、日本原種+国産はかなり貴重なもの。それを来年、商品化し、森と海と人々を「日本のばら水」で繋ぎ、より多くのひとに届けるためのプロジェクトです。

 

本州最北・下北半島にて「ふるさとの森づくり」を目的とするNPO法人GENBU（http://gembu.com/）の植樹活動・海岸清掃活動と、青森市内を拠点に活動する、あおもりアロマ研究会（http://aomoriaroma.jimdo.com/）の「身土不二（しんどふじ）」（※２）の考え方に共感し、プロジェクトを実行するに至りました。

農地でただ散って落ちる花びらを有効活用し、持続的な活動を続けるために収益を得て、それが循環して広がり後世にも残していける可能性が「はまなす」にはあります。

 

そのきっかけ作りとして「はまなす」の“香り”を「カタチ」と「体験」にすること。その両方を満たすのが「ジャパニーズローズ・ウォーター」です。地域の文化継承や「自然環境の保全」「再生・持続可能」「人にやさしい」循環型事業への発展が目標です。それに関わる全ての人の心と身体が元気になり、その環境（土地・周りの人）が豊かになることが大きな目的です。

 

＜なぜ、ジャパニーズローズ・ウォーター（はまなす芳香蒸留水）なのか？＞

流通量の多い外国産ローズウォーターは人気が高く、良い製品もたくさんあります。ですが、前述の「身土不二」に繋がるものではありません。北国の私たちはもとより、日本人には、日本生まれ日本育ちの香りが健やかさ、安心感を与えてくれます。

 

※１「芳香蒸留水」：水蒸気蒸留法等で植物から精油を抽出するときにできる副産物。僅かに芳香成分が溶け込んでいる水。　※２「身土不二」：人間のからだ（＝身）と生まれた土地（＝土）は切り離せない関係であるとする考えかた

 

 

＜プロジェクト概要＞

内容：「【青森産・はまなす芳香蒸留水】ジャパニーズローズ・ウォーターの商品化！」

URL：http://camp-fire.jp/projects/view/8852

目標金額：800,000円

募集期日：2016年9月1日（木）0時00分まで

＜リターン例＞

●「ジャパニーズローズ・ウォーター」感じるセット

試作品 50ml入りスプレーボトル×１本：5000円

●「私も花を咲かせよう！！」はまなす苗セット：5000円

●「ジャパニーズローズ」食べちゃうぞセットA　：10000円

●「ダブルで海岸を想うセット」オリジナルデザイン【津軽びいどろ】 彩手鞠×1個付き：15000円

●「オリジナル布貼り化粧箱入り試作品」+
「布貼り夫婦箱入りコンセプトブック特装版（ハードカバー）」等のセット：55000円
など

 

 

【CAMPFIREについて】

CAMPFIREとはアーティスト・映画監督・ミュージシャン・作家・スポーツ選手・プロダクトデザイナー・ジャーナリストといったクリエイターのためのクラウドファンディング・プラットフォームです。クラウドファンディングとは、アイデアを実現するために必要な創作費用を、そのアイデアに共感した友達・ファン・ソーシャルのつながり、そして世界中の人々から少額ずつ集めることができるプラットフォームです。

 

【今後の展望】
希少すぎる日本原種+国産のローズウォーターを、逆に世界にも届けたい。シーボルトが長崎から「はまなす」をオランダに持ちこみ、ばらの品種がヨーロッパで広がっていったように、今度は「はまなす」の香りを知ってもらうのです。

ビタミンCが豊富な果実（ローズヒップ）は、古くはアイヌの人々が食用にしていた歴史もあります。蒸留水による循環型の取り組みが進めば、先人の力をかりた幅広い商品展開の可能性も高まります。

 

 

【プランツプラネットについて】

「植物の“！”を見つけよう」がテーマ。植物と暮らしのあいだの小さな驚きと楽しさを発見しよう。
そんなことをカタチや体験する場、きっかけを創っていきます。

それがあなたの生活に少しでも役立ち、楽しくなったら私も私のとなりの人も楽しくなるのです。

小さな “！” から大きな緑の地球へと広がることを念頭に活動しています。

 

＜境　佳子　略歴＞

北海道室蘭市出身。1987年より東京にて制作会社、美術系出版社勤務後、紙から空間までのアート・デザイン分野において、なぜか新規事業にばかり携わる。主に世に送り出す係。2010年より青森市在住。NPO法人の事業に1年参加。青森市農業指導センター花卉部門研修過程終了後、園芸農家、造園会社アルバイトと植物に導かれつつ企画事務所退職後、本プロジェクトを進め現在に至る。