学校現場の問題について 当事者が語り合う教育シンポジウム「超」職員会議2016 開催のお知らせ

■シンポジウムの主旨

学校の現場では、職員の多忙・部活動問題・家庭環境・モンスターペアレンツ・校内暴力・いじめなどの様々な問題が起こっています。現場の教職員たちの多くは、これらの問題への対応に忙殺され、生徒のために充分な時間を確保できていません。

これまでにたくさんの対処法や解決法が提示されてきましたが、それらは必ずしも、現場を熟知している人によるものではありませんでした。その結果、教育現場の課題は軽減されるどころか年々深刻さを増しています。

そこで、私たちは今回、こうした問題に日々現場で取り組んでおられる教職員や、問題意識を持った保護者、学生の皆さまにお集まりいただき、「現場で何ができるのか」「どうすれば解決できるのか」を考える場を設けることに致しました。

今回のシンポジウムでは、学校問題に関する最先端の知見と事例を紹介することで、この問題を解決して教職員の皆様の負担を軽減していくための道筋を、ともに探究することを目指します。

 

■シンポジウムの見所

１）部活動問題、教員の長時間労働に高い関心と問題意識を持ち活動されている内田良先生（名古屋大学准教授）、小野田 正利先生(大阪大学・人間科学研究科)、長沼豊先生（学習院大学教授）（五十音順）の2名が講演者として登壇予定です。

 

２）学校現場における問題をテーマに、分科会を実施、参加する教職員の意見交換の場、関係性構築の場を提供します。

 

【登壇者について（五十音順）】

●内田 良（名古屋大学准教授）「学校リスク研究所」

著書『教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』

光文社新書 2015/6/17

 

●小野田 正利教授(大阪大学・人間科学研究科)

最近著書『先生の叫び　学校の悲鳴』エイデル研究所 2015年

『それでも親はモンスターじゃない！～保護者との向き合い方は新たなステージへ』学事出版 2015年　他

イチャモン研究会　所属

 

●長沼 豊　（学習院大学教授）

著書：『人が集まるボランティア組織をどうつくるのか　－「双方向の学び」を活かしたマネジメント－』ミネルヴァ書房　2014/9/25など多数

 

■開催概要

日時：平成28年9月24日（土）13時～17時

会場：Fin GATE　（東京メトロ茅場町駅徒歩1分）

東京都中央区日本橋茅場町1-6-12 茅場町共同ビル1階

 

参加費：事前一般3500円、一般4000円、学生2000円（税込）

申込方法：ウェブサイトより参加フォームに入力/当日参加も可

参加対象：全国の小中高の教職員・学校関係者

募集人数：120名

▼「超」職員会議 2016　ウェブサイト：http://choshokuinkaigi.info/

 

■2030年の職員室をデザインするプロジェクトとは。

学校現場が抱える課題に対し、問題意識を持った有志の集まり。メンバーは、元小学校教員など、現場経験者から構成されている。

事務局はミテモ株式会社が務める。

 

メンバー：

・杉山 史哲（元大阪府教頭補佐）

・森本 康仁（ミテモ株式会社　プランナー　元小学校教諭）

・眞蔵 修平（元教師・教育問題漫画家）

 

■イベント企画統括：杉山 史哲

1983年生まれ。大阪教育大学在学中に学校教育における画一的な授業の在り方と教員養成の仕組みに問題意識を持つ。2006年から始めた教育系イベント「教育フェスタ」は、全国6カ所で開催され、累計3000人を超える教員志望の学生・若手教員が参加するイベントとなる。その他「公教育の未来フォーラム」「学び合いフォーラム」など、学校教員向けのイベント・研修などを主催。

2015年度 大阪市の小学校にて教頭補佐を務める。

【過去の教育系フォーラム主催統括実績】

・ALL全国教育フェスタ（大阪 2011）

・学び合いフォーラム2012（大阪 2012）

・公教育の未来フォーラム in Tokyo（東京 2013）

・公教育の未来フォーラム in 関西（大阪 2014）

後援：大阪市教育委員会/堺市教育委員会/大阪府教育委員会

・初等中等教育アクティブラーニングフォーラム（兵庫 2015）