Readyforにて東京藝術大学の第２弾クラウドファンディング開始。段ボール300箱に遺された２万枚の貴重なクラシックSPレコードの危機を救うため支援金を募集。

READYFOR株式会社（本社：東京都文京区　代表取締役：米良 はるか）が運営するクラウドファンディングサービス「Readyfor」は、国立大学法人東京藝術大学が実施する第２弾プロジェクト【巨匠の響きよ永遠に！藝大に遺されたレコード２万枚の危機を救う】（https://readyfor.jp/projects/geidailibrarysp）を、2017年12月13日(火)より開始いたします。

１.内容

● 国立総合芸術大学としての使命。音楽や美術の巨匠たちを育て、未来の巨匠たちを育む、藝大図書館の挑戦

国立大学法人東京藝術大学は、2016年1月に、【失われた壁画を完全復元し黄金のアフガニスタンを取り戻したい】（https://readyfor.jp/projects/geidai-bamiyan）を、同大学の第１弾クラウドファンディングとして、4,631,000円の支援金調達に成功しました。本プロジェクトは、2016年11月に、文部科学省国立大学法人評価委員会から、支援金調達と同時に復元事業の文化的意義を広く周知し、復元制作を実現した「特筆される取組」として、高い評価を受けました。

今回、第２弾となるプロジェクトの舞台となるのは、東京藝術大学附属図書館。本図書館は35万点の資料を所蔵しており、中には、明治時代に日本に1番最初に入ってきた「バイエル」の楽譜や、明治から現代までの美術の学生の卒業制作作品の記録写真など貴重な資料が揃います。

● 2万枚のSPレコードの危機を救う

2013年8月に亡くなったクリストファ･N･野澤氏が収集した約２万枚のＳＰレコードと蓄音機が、同年11月、「未来の音楽家のために」という故人の遺志に沿って、図書館に寄贈されました。コレクションの中には、世界に数枚しかないレオポルド・アウアーのレコード（ただし現在は破損していて聴けない）や、クライスラーやエルマン、ティボーといった巨匠のレア盤など、世界中のコレクターが探しているようなSPレコードが数多く存在します。

しかし、ほとんどのレコードは段ボール300箱に入ったまま、3年もの間、図書館の廊下や大学の地下倉庫に積まれたままになっています。この「国内最大級の規模を誇る洋楽レコードコレクション」を守るべく、クラウドファンディングを通じて、適切な保管環境を整えるための資金として500万円を募集します。SPレコードは非常に割れやすく慎重に取り扱う必要があり、専用の保存箱を購入するなどの対応が急がれています。

● 支援者への特典

クラウドファンディングでは、支援へのお礼として特典（リターン）が支援者に贈られます。今回は、「ヴァイオリニスト・澤和樹（第10代東京藝術大学長）による特別限定コンサート」や、100年前の巨匠がすぐ側で演奏しているかのように感じる甘美な響きを味わう「蓄音機コンサート」などが用意されます。

２.クラウドファンディングプロジェクトについて

・プロジェクト名：「巨匠の響きよ永遠に！藝大に遺されたレコード２万枚の危機を救う」

・プロジェクトURL：https://readyfor.jp/projects/geidailibrarysp

・募集期間：2016年12月13日（火）〜2月21日（火）23時

・目標金額：500万円

３.READYFOR株式会社について

READYFOR株式会社（本社：東京都文京区）は、「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をミッションに日本初・国内最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor」を運営しています。クラウドファンディングとは、インターネット上でやりたいことを発表し、それに共感した不特定多数の方から少額の資金を集める仕組みです。5500件以上のプロジェクトの掲載し、22.5万人から33億円以上の資金を集め、国内最大のクラウドファンディングサービスとして、多くの夢をサポートしています。