低燃費軽トラック冷凍車 ITE(株)保冷剤アイスバッテリーを利用した軽トラック冷凍ボディを製造架装販売。/ハイブリッド冷蔵庫開発 停電時に2~8℃を最大16時間
アイ・ティ・イー株式会社は、高性能保冷剤アイスバッテリーによる低燃費の軽トラック冷凍ボディを開発し、架装して販売することを発表致します。この販売については株式会社トラフィックレンタリース(秋田県、以下トラフィック)がリースとレンタルにて提供致します。ITEは高性能保冷剤アイスバッテリーが大容積を安定的に長時間冷やすことができる特徴を生かして、軽トラック冷凍ボディの開発に成功しました。これにより、長距離を低燃費で安定した状態で冷蔵と冷凍輸送することが可能になりました* *アイ・ティ・イー株式会社とホシザキ株式会社(本社:愛知県豊明市、社長:坂本精志)は、停電時にも内容物を最大16時間保冷するアイスバッテリー式ハイブリッド冷蔵庫を共同開発しました。本製品は、通電時にはインバータ圧縮機を稼働し庫内を冷却します。停電時や静寂が必要な時は高性能保冷剤アイスバッテリーを使用して内容物を保冷します
ITEは高性能保冷剤アイスバッテリーが大容積を安定的に長時間冷やすことができる特徴を生かして、軽トラック冷凍ボディの開発に成功しました。これにより、長距離を低燃費で安定した状態で冷蔵と冷凍輸送することが可能になりました。Press Release 軽トラック冷...
エンジンのパワーを冷凍用のコンプレッサーに分ける従来の方式とは異なり高性能保冷剤アイスバッテリーが出す冷気により荷室を冷やします。
エンジンに頼らないので燃費がよく、エンジン停止してもアイドリングストップ時でも荷室が冷える、エアコンが効く等の特徴があります。これにより冷蔵も冷凍も各荷室別に可能になりました。本発表では便宜上、冷凍車と呼びます。
これまでのコンプレッサー式冷凍車とアイスバッテリー式の比較一覧
ITEは2012年より量産を開始して既に11台のアイスバッテリー軽トラック冷凍車を送り出しました。スズキ株式会社のキャリイをベース車にしており、現在もほとんどのトラックが稼働しております。中には9万㎞を走行した車輌もあります。(弊社調べ)
運用は極めてシンプルです。
- 予めアイスバッテリーを冷凍庫で冷やす。
- アイスバッテリーをトラックに装填する。
- 荷物を搭載して出発。
- 帰庫してアイスバッテリーを冷凍庫に入れる。
世界中の国々でこのシンプルな運用が可能です。その場合はそれぞれの国の車輌基準に合わせます。
積載量は350㎏と普通の軽トラックと同じで、12時間以上の保冷が可能です。下記の後部荷室写真をご覧下さい。上部にアイスバッテリー装填ボックスが見えます。
アイスバッテリー軽トラック冷凍車では、一定の低温に加えて、湿度(80%以上)を維持するので、新鮮な野菜/果物/鮮魚/精肉/花卉等に加え、厳格な温度管理が求められる薬品やワクチン、血液までも低コストで運べます。チルドでは充分な低温を維持しますが、お野菜等が凍ることはありません。
従来の保冷剤では温度が次第に上がります。しかし、アイスバッテリーは一定の温度を保ちます。
さらに、コンプレッサー式ではドアを開閉すると外気により内部温度が上昇して、なかなか下がりません。ところがアイスバッテリー式では元に戻ります。右図の実測値では、ドアを開けて上昇した内部温度が、ドアを閉めると下降しています。
これまでコンプレッサー式が搭載できずに諦めていた冷蔵冷凍機能が電気自動車など、あらゆる車輌で可能になります。たとえば、移動式店舗へのアイスバッテリー冷凍庫の搭載により、買い物に不便な地域にもより効率的に販売活動が行えます。これにより個人事業主でも土地建物なしに低燃費の移動店舗の食品ビジネスを開始できます。
ITEは今後、海外販売の検討を開始する予定。特にインド等の新興国では冷凍車が皆無であり、コールドチェーンの発展に寄与することが求められています。
また、医薬品の適正流通基準(GDP)により、製造時における品質管理はもちろんのこと、輸送・保管中にも劣化しないように厳密な品質管理が必要です。アイスバッテリートラックはこの分野でも大きく貢献できると確信しております。
株式会社トラフィックレンタリースでは、アイスバッテリー軽トラック冷凍車を1年以上のリース、または数か月間のレンタルにて提供いたします。
<株式会社 トラフィックレンタリースについて>
当社はお客様のクルマに関わる課題を解決する事を目的に、商用車・トラックに特化したレンタル・リース会社として、1995年に秋田県秋田市に設立されました。
2017年現在、東北及び関東に11拠点を展開。お客様の仕事に役立つ豊富なラインナップの車輛を5,000台保有し、「必要な時に頼れる存在に」をモットーに専門性を有するスタッフが常に新しい情報の提供に努めております。
アイスバッテリー軽トラック冷凍車は、現代のニーズをとらえたエコロジーかつ安全性の高い輸送を実現する事ができる商品と確信しています。
弊社ではこの商品を、20年以上の営業により培ってきた知識や経験、ITE社、アイスバッテリー社との協力により、新しい低温物流の手段として全国に普及すべく促進してまいります。
株式会社トラフィックレンタリース
〒010-0816 秋田県秋田市泉登木234番
ホームページ:http://www.traffic-rent.jp/
E-mal:mailto:webmaster@traffic-rent.jp
お問い合わせは広報担当 工藤 TEL:0120-333-726 まで。
<ITE(アイ・ティ・イー(株))について>
アイ・ティ・イー株式会社は、2007年8月に保冷エネルギーを効率的にマネジメントすることで、世界的に医薬品や食料を無駄なく効率よく配送して資源保護を推進することを目的に設立されました。温度管理システムの研究・開発、その実用化による製品化と、販売およびライセンスを世界市場向けに展開しています。
定温システム「アイスバッテリーシステム」によって、物流における商品などを一定温度で長時間保存できる次世代型システムで企業間および消費者間にソリューションを提供し、医薬品や食料のサプライチェーンにおいて多くの飛躍的向上を可能にするものです。さらにドライアイスなどを多用する既存の物流システムをアイスバッテリーに代替することでCO2 排出量を大幅に抑え、安全で省エネルギーを可能にするなど、地球の天然資源に配慮した製品です。貨物の管理保存システムにおいて現在いくつかの特許を申請中です。
アイ・ティ・イー株式会社 (英文社名Innovation Thru Energy Co., Ltd.)
〒100-6510 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 10F
ホームページ: http://www.icebattery.jp/jp/
E-mail:mailto:info@ithrue.com 電話:03-3287-7327 FAX:03-3287-7328
**************************************************************
アイ・ティ・イー株式会社(本社:東京、社長:パンカジ・ガルグ、以下「ITE」)とホシザキ株式会社(本社:愛知県豊明市、社長:坂本精志、以下「ホシザキ」)は、停電時にも内容物を最大16時間保冷するアイスバッテリー式ハイブリッド冷蔵庫を共同開発しました。Press Release ハイブリッド...
本製品は、通電時にはインバータ圧縮機を稼働し庫内を冷却します。停電時や静寂が必要な時は高性能保冷剤アイスバッテリーを使用して内容物を保冷します。
1.本製品の主な特長
(1)停電時に内容物を、最大16時間まで保冷します。(2~8℃)
あらかじめアイスバッテリーを蓄冷しておき、停電時にはアイスバッテリーが冷気を放出して庫内を冷やします。いつ起こるかわからないのが停電です。企業であれば、昼間は、すぐに気がつき対処もできますが、夜間や休日などの無人の時間帯の停電には、なすすべはありません。
この冷蔵庫は、停電時でも通電時と同様に内容物を冷やします。電力が回復すれば、自動的に普通の運転に戻ります。何も操作する必要はありません。
(2)エコモード: お好みの時間帯にアイスバッテリーによる保冷運転の設定が可能(最大8時間)
エコモードはタイマー駆動で毎日電力の節約とピークシフトができます。
強力なパワーマネジメント機能
パワーマネジメント機能
標準モード:常にアイスバッテリーを冷却しておき、停電に備えるモードです。タイマー起動でのアイスバッテリー運転は行いません。普段はコンプレッサーにて保冷運転します。停電時にはアイスバッテリーが瞬時に自動的に切り替わります。(アイスバッテリーモード)
ECOモード:毎日タイマーで決められた時刻に8時間アイスバッテリーでの保冷を行います。停電になれば、アイスバッテリーで保冷します。毎日決められた時間帯に自動的にアイスバッテリーに切り替わり保冷します。(アイスバッテリーモード) 例えば、昼間にアイスバッテリー、あるいは夜間にアイスバッテリーです。
① 電力消費のピークシフトができます。
この冷蔵庫は電力を使わずに冷やせるので、この機能を停電時だけでなく、電力供給が逼迫している時間帯にも使える様にしました。
たとえば、盛夏の昼下がりのもっとも電力消費の盛んなときに、電力を使わずに冷やします。あるいは寒冷地の夜間の電力消費のピーク時に、電力を使わずに冷やします。夜間など、電力会社の電力供給に余力があるときに、あらかじめアイスバッテリーに蓄冷しておきます。
② 静寂が必要な時間帯への対応ができます。
アイスバッテリーが冷気を放出している間は、コンプレッサーは止まっています。大きな音は出ません。振動もほとんどありません。たとえば、就寝時の騒音を抑える時に、あるいは、精密な音を聞き分ける作業の時にご利用頂けます。
2.仕様
電源
単相100V 50/60Hz 容量0.46kVA(4.6A)
消費電力 冷却時242/242W 霜取時236/236W、 ECOモード(8W)、停電時(4W)
外形寸法 幅457×奥行760×高さ1,320㎜
庫内温度 5℃
定格内容積 70L
運転音
45dB以下
※この製品は、排水工事が不要です。
※アイスバッテリーとは
ITE社のアイスバッテリーとは、特許技術を用いた保冷剤です。塩化ナトリウムといくつかの薬剤を設定温度に合わせて調合します。一定の温度を長時間維持する保冷システムがコア技術です。
これまでの同種の製品とは、その冷気を蓄積する性能が格段に向上しています。特にその信頼性の高さから医薬品等の輸送を始めとして、野菜/果物/鮮魚/精肉の輸送に利用されています。
※なぜハイブリッド
2011年3月11日の東日本大震災とそれに続く福島第一原子力発電所の事故は、日本に住む全ての人々に大きなつめあとを残しました。
その中の一つに、頻発する停電がありました。電車は動かないか間引き運転をして、ご家庭、スーパーやコンビニの冷凍品/冷蔵品は、なすすべもなく溶けていきました。交通信号は消灯して、ろうそくや懐中電灯の生活になりました。
停電の時にも、貴重なものを冷蔵保存したい、との思いからアイスバッテリー式ハイブリッド冷蔵庫が生まれました。
アイスバッテリーはもともとその保冷性能の良さから医薬品を保冷輸送するのに使われています。ここ最近の新薬は、抗体医薬やバイオ医薬といった品質保持が難しい高分子のたんぱく質が主役となってきています。こうした薬剤には高い効果が期待できますが、保管環境の不良等で活性が失われてしまっては効果を発揮できなくなってしまいます。また、概してこれまでの薬剤よりも単価が高いため、停電等が原因で在庫品が使用できなくなってしまった場合の損害も大きくなってしまいます。
<共同開発企業の概要>
商号 ホシザキ株式会社
所在地 〒470-1194 愛知県豊明市栄町南館3-16
設立日 1947年2月
代表取締役会長兼社長 坂本 精志
資本金 7,993,000,000円
事業内容 全自動製氷機、業務用冷凍冷蔵庫、業務用食器洗浄機をはじめとする各種フードサービス機器の研究開発および製造販売
従業員数 (連結)12,878名 (単体)1,156名 (2016年12月末現在)
連結子会社 国内17社 海外39社(合計56社) (2016年12月末現在)
問い合わせ先
ホシザキ株式会社 本社営業部
ホームページ: http://www.hoshizaki.co.jp/
電話:0562-97-2125
<ITE(アイ・ティ・イー(株))について>
アイ・ティ・イー株式会社は、2007年8月に保冷エネルギーを効率的にマネジメントすることで、世界的に医薬品や食料を無駄なく効率よく配送して資源保護を推進することを目的に設立されました。温度管理システムの研究・開発、その実用化による製品化と、販売およびライセンスを世界市場向けに展開しています。
定温システム「アイスバッテリーシステム」によって、物流における商品などを一定温度で長時間保存できる次世代型システムで企業間および消費者間にソリューションを提供し、医薬品や食料のサプライチェーンにおいて多くの飛躍的向上を可能にするものです。さらにドライアイスなどを多用する既存の物流システムをアイスバッテリーに代替することでCO2 排出量を大幅に抑え、安全で省エネルギーを可能にするなど、地球の天然資源に配慮した製品です。貨物の管理保存システムにおいて現在いくつかの特許を申請中です。
アイ・ティ・イー株式会社 (英文社名Innovation Thru Energy Co., Ltd.)
〒100-6510 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 10F
ホームページ: http://www.icebattery.jp/jp/
E-mail:info@ithrue.com 電話:03-3287-7327 FAX:03-3287-7328
ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます
添付画像・資料
添付画像をまとめてダウンロード
企業情報
企業名 | アイ・ティ・イー株式会社 |
---|---|
代表者名 | Pankaj Garg |
業種 | エネルギー・素材・繊維 |
コラム
アイ・ティ・イー株式会社 の
関連プレスリリース
-
2024年問題への解決策となる20FTハイブリッドコンテナ(輸送中に電力/ディーゼル不使用)の鉄道モーダルシフトを前進
2024年11月22日 10時
-
全日本食品株式会社(全日食チェーン)とITE、インド市場でSDGsを支援するために戦略的提携を締結
2024年10月13日 18時
-
【アイ・ティ・イー株式会社、革新的なIceBattery®システムとリアルタイムモニタリングソリューションにより、ライフサイエンスのコールドチェーンを革新】
2024年5月24日 9時
-
インドの低温物流革命!CONCORとアイ・ティ・イーがDFCで40FT IceBattery®コンテナによるコールドチェーンを実現
2023年11月10日 18時
アイ・ティ・イー株式会社 の
関連プレスリリースをもっと見る