きのこ問屋バイオコスモが有機JAS小分け認証を取得～国内でほとんど流通していない有機原木乾し椎茸を5月中旬から販売開始します～

きのこ卸売事業と惣菜製造業を行っている株式会社バイオコスモ(所在地：神奈川県伊勢原市、代表取締役：市岡 隆司)は、有機原木乾し椎茸を小分けする為の有機JAS小分け認証を2017年4月14日に取得し、愛媛県の原木椎茸生産者、大野きのこ山と協力し2017年5月中旬より有機JAS乾し椎茸の販売を開始します。

 

 

■愛媛県 大野きのこ山と協力

愛媛県の原木椎茸生産者、大野きのこ山さんに原木椎茸の生産と乾燥加工する有機JAS認証の取得を一緒に目指していただき、バイオコスモが有機小分け認証を取得するのとほぼ同時期に取得していただくことが出来ました。

大野きのこ山さんが生産した有機原木乾し椎茸原料を仕入れ、バイオコスモが小売り用に小分けします。

 

大野さんの原木椎茸栽培は山の木を伐採して栽培用のホダ木を作りその木の力だけできのこを栽培しています。

栽培には農薬も化学肥料も使いません。

木は必要な分だけを山から伐り出し毎年場所を変えて伐りすぎを防ぎます。

そして栽培することによってきのこの菌糸に分解されたホダ木は森に返し、栄養豊富な土となりまた新たな森が育ちます。

大野さんの行う原木椎茸栽培は自然の力を利用して農作物を生産し、自然の循環サイクルに沿っている持続可能な生産方法です。

これは有機の理念に合致していると考え、有機JAS認証取得を一緒に目指していただくようお願いしたところ快く応えてくれました。

 

 

≪原木椎茸とは≫

原木椎茸は適度な長さに切った原木に椎茸菌を打ち込んで栽培する昔ながらの方法です。

主に山の林内やハウスで栽培されています。

原木栽培を行う椎茸生産者は減ってきており、原木椎茸は希少な物になりつつあります。

減っている背景には栽培日数が2年と長いため資金の回収に時間が掛かる事、重い原木を運ぶなどの労力が掛かる事、天候や気温に左右されやすく安定供給が難しい事、栽培が容易な菌床栽培に切り替える農家さんが増えている事、一般消費者の原木椎茸に対する認知度の低さなどが挙げられます。

 

しかしながら原木椎茸栽培は自然の力を利用して農作物を生産する持続可能な農業で、ゆっくり時間をかけて出来上がった原木椎茸は風味が豊かで歯応えも良くとても美味しいです。

有機JASの原木椎茸を販売することで原木椎茸の素晴らしさを広めていくこともバイオコスモの使命だと考えています。

 

愛媛県の標高600mの山肌の圃場で栽培されている大野 正純さんの原木椎茸は旨味がしっかりしていて食感もよくプロのシェフにも人気があります。

 

 

■バイオコスモが有機JAS認証の取得を目指した背景

バイオコスモは1993年に創業して以来、多くの自然食品店様や生協様とお取引させていただいてきました。

その中で市場取引では無くきのこ生産者様との直接取引を基本とし、産地に赴き現地調査などを行い、生産者様から定期的に栽培管理カードを提出いただくなど『安心安全なきのこ流通』というスタイルを確立してきました。

これからも安心安全なきのこ流通の第一人者としてきのこ生産者様達と協力し日本の『有機きのこ』を増やしていきたいと考えています。

今後はきのこ生産者さんと協力して生鮮きのこの有機JAS認証取得と、バイオコスモ デリカ部門で有機きのこを使った有機加工品製造、さらに将来的には地元神奈川県伊勢原市で有機JASきのこ栽培を目指したいと考えています。

 

 

■商品概要

有機乾し椎茸 どんこ 40g

参考小売価格　980円（税抜き）

 

有機乾し椎茸 香信 35g

参考小売価格　820円（税抜き）

 

有機乾し椎茸 訳あり 60g

参考小売価格　980円（税抜き）

 

有機乾し椎茸 特大どんこ 100g

参考小売価格　1,980円（税抜き）

 

※卸価格は個別にご相談させていただきます。

 

 

■会社概要

社名　　　　　　： 株式会社バイオコスモ

所在地　　　　　： 〒259-1128　神奈川県伊勢原市歌川2-3-2

代表者　　　　　： 代表取締役　市岡 隆司

設立年月日　　　： 1993年8月(創業1990年11月)

従業員数　　　　： 15名(他パート39名在籍)

事業内容　　　　： 青果物流通業、惣菜製造業

公式ホームページ： http://biocosmo.co.jp/

きのこ情報発信サイト「きのこのじかん」： https://kinokonojikan.com/

業者様専用サイト：　http://www.biocosmo.biz/