ショートショートフィルムフェスティバル＆アジア　グランプリ作品ほか受賞作品の緊急上映決定！授賞式での大林宣彦監督のスピーチも動画で公開

　米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル & アジア（SSFF & ASIA）のグランプリ作品ほか各部門の受賞作品が、6月28日（水）から7月15日（土）まで「SSFF & ASIA 2017受賞ショートフィルムプログラム」として、横浜のブリリアショートショートシアターにて緊急上映することが決定しました。http://www.brillia-sst.jp/topic/2017/06/629-1.html

受賞作品が発表された6月11日（日）のSSFF & ASIAのアワードセレモニーでは、審査員の大林宣彦監督が総評とともに、故・黒沢明監督からの遺言として、「映画は戦争のない世界をつくることができるが、それには400年かかる。映画は事実の記録ではなく事実の記憶。リアリズムを超えた真実で人の心の真を描くもの。風化せぬジャーナリズムで世界を平和にしてほしい。今度は次世代の監督が僕の続きをやってよね」と28分間におよび、次世代の映画人たちにメッセージ伝えました。

今回、審査員をつとめたトライベッカ映画祭ショートフィルムプログラマーのベン・トンプソン氏は「映画は人と人をつなぐ。こんなにも沢山の国と地域の作品がを通じて人々がつながる機会となった映画祭に感動した」、同じく審査員だったニュースキャスターの小倉智昭氏は「1分から25分までの間にこんなにも監督の意思が表現されるものなのか」と総評を述べています。オフィシャルコンペティション3部門の優秀賞を受賞した3名の監督には、賞金（60万円）のほか、副賞として世界初のGPSソーラーウオッチ「セイコーアストロン」が贈呈され、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門の優秀賞監督には東京都知事賞が授与されました。グランプリ作品は、次年度（2018年2月に開催される）第90回米国アカデミー賞短編部門ノミネート選考対象作品となります。