小池百合子都知事が自転車ヘルメット着用と保険加入の重要性を呼びかける。11月11日、都内の保育園で自転車安全利用教室を開催

小池知事は自転車安全利用教室において、モデルのRENさん、損保会社の社長、保護者代表らとヘルメット着用の重要性等について懇談しました。東京都では、12月1日より交通安全キャンペーンが始まります。警視庁など関係団体と連携して、交通安全を積極的に呼びかけていく予定です。

東京都の小池百合子知事は、11月11日(土)、東京都主催の「自転車安全利用教室」(方南隣保館保育園=東京都杉並区)に出席。開催挨拶のあと、モデルでサイクリストのRENさん、会場となった方南隣保館保育園の保護者代表、au損害保険株式会社の遠藤隆興代表取締役社長と懇談しました。

 

▼東京都青少年・治安対策本部|自転車用ヘルメット普及啓発:http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/kotsu/kakusyutaisaku/jitensha/anzennriyou-sokushin/jitensyahelmet/

 

 

■小池知事がヘルメット着用の大切さを強調、保険加入の重要性にも言及

 

懇談の中で小池知事は、自転車事故による死者の約6割が頭部の損傷が主因で亡くなっているというデータに触れ、「自転車事故では頭を守れるかどうかで生死が分かれます。ヘルメットを着用して頭を守ることが大切です」と話しました。また、「都条例では損害賠償保険への加入が努力義務となっており、いざという時のために保険加入をお勧めします」と、保険加入の重要性について訴えました。

 

普段からスポーツバイクを愛用しているRENさんは、「最近はおしゃれなデザインのものも出ているので、ファッションの一部として楽しめると思います」と、自身の経験をもとにヘルメットを楽しく着用するアイデアを披露。

 

また、昨年7月に東京都と「自転車の安全で適正な利用の促進に関する協定」を締結したau損害保険株式会社の遠藤社長は、「東京都の要請を受け、ヘルメットを着用していると補償が厚くなる保険を開発しました」と、ヘルメットの着用促進につながる取組を紹介しています。

 

普段から自転車を利用している保育園の保護者からは、「死角がある交差点で、いきなり車が出てきてヒヤリとした」、「電動自転車は重いので、バランスを崩して倒れてしまったことがある」といったエピソードが語られました。

 

引き続き行われた高井戸警察署の交通安全教室では、ピーポくんも登場。園児・保護者たちは、教室終了後も自転車の交通ルールやマナーを学ぶ自転車シミュレータや、反射材の効果を体験できる「くらピカBOX」などのブースも体験し、楽しく交通安全を学びました。

 

 

■平成29年TOKYO交通安全キャンペーン12月1日よりスタート

 

東京都では12月1日(金)から12月7日(木)まで、「平成29年TOKYO交通安全キャンペーン」を実施します。年末は、交通事故や交通渋滞が多く発生する時期です。東京都は警視庁や区市町村、関係団体と連携しながら、交通事故防止などを呼び掛けていきます。

 

◆キャンペーンの重点

1. 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止

2. 自転車の交通事故防止

3. 二輪車の交通事故防止

4. 飲酒運転の根絶

5. 違法駐車対策の推進

 

◆ポスターの掲示及びリーフレットの配布

区市町村施設、警察施設、学校のほか、都営地下鉄、都バス、民間バス等に啓発用ポスターを掲示。また、自転車利用者にヘルメット着用を促進する等、都民に実践していただきたい取組について記載した啓発用リーフレットを、区市町村や関係機関等を通じて配布します。

 

◆交通安全ラジオスポットの放送

キャンペーン期間中、小池知事がラジオ6局(TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、J-WAVE、TOKYO FM、Inter FM)を通じて、交通事故防止(3パターン)を訴えます。

○ 放送内容

・高齢者の交通事故防止を呼び掛けるもの

・自転車の交通事故防止を呼び掛けるもの

・飲酒運転の根絶を呼び掛けるもの

 

◆大型街頭ビジョンによる呼びかけ

都内における多数の人が行きかう場所に設置された大型街頭ビジョン等において、小池知事より年末における高齢者の交通事故防止を訴えかけます。

 

 

福田萌子さんとRENさんが「自転車にはヘルメットを」と呼びかける動画公開中

 

東京都青少年・治安対策本部では、モデルでタレントの福田萌子さんと、RENさんが自転車に乗る際にヘルメットを着用するよう呼びかける動画を特設サイトで公開しています。

 

▼東京都青少年・治安対策本部|自転車ヘルメット着用プロモーションサイト:http://bicycle-helmet.tokyo

 

公開される動画は15秒です。福田萌子さんとRENさんがヘルメットをしっかりと着用して「自分は大丈夫という気持ちが」(RENさん)、「危険な事故に繋がります」(福田さん)と注意を呼びかけ、最後に2人で「自転車にはヘルメットを」とアピールしています。

 

福田さんとRENさんともテレビや雑誌で活躍しており、ともに普段からスポーツタイプの自転車を利用しています。サイクルイベントにもゲスト出演しているほどの自転車好きということから、出演協力をお願いしました。自転車に関わりが深い2人だけに、その呼びかけの効果が期待できます。

 

 

■雑誌の企画力を活用した小冊子等でもPR、自転車販売店において順次配布

 

動画の公開と同時に、自転車でのヘルメット着用を呼びかけるポスター、リーフレット、小冊子も作成しました。カルチャー雑誌「東京グラフィティ」の持つ一般ユーザーへの取材力を活用し、読み応えのある誌面で、かつ、走行中にヘルメットを着用することの大事さがしっかりと伝わる内容となっています。

 

これらは都内にある自転車販売店のビアンキ、ワイズロードの各店舗において順次配布していく予定です。小冊子のコンテンツは以下の内容となっています。

 

1.街のサイクリストたちをスナップ

年齢層ごとに街のサイクリストのスナップを掲載。1人1人に「自転車で誰とどこに行きたいですか?」という質問をしています。

 

2.CYCLIST INTERVIEW 福田萌子さん

福田萌子さんへのインタビューです。以前、雨の中のサイクリングイベントで落車して顔に大きなケガを負ってしまったアクシデントについて語っています。それでもヘルメットを正しく被っていたために頭部が守れたという、貴重な体験談を披露してくれました。

 

また、ヘルメットを4種類持っていることを明かし、ファッションとしても楽しむというモデルらしい着用の動機を明らかにしています。

 

3.有識者から学ぶ! ヘルメットの正しい知識講座

スポーツサイクル専門店「Y’s Road(ワイズロード)」の広報宣伝部長が、安全のために小さな傷のチェックを欠かさないことや、正しい被り方について、プロフェッショナルの視点からアドバイスしています。

 

4.“ケッタマン”が教える自転車の正しい交通安全

「守りたいのは、その命」を合言葉に活動する交通安全啓発ドロイド“ケッタマン”が自転車の正しい交通安全について説明します。「ルール・マナーを守ろう」「ヘルメットは正しくかぶろう!」「万一の事故に備えて・・」「これはやっちゃダメだぞ!」と、ポイントは4つです。



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企業情報

企業名 東京都青少年・治安対策本部 総合対策部 交通安全課
代表者名 池野谷昌幸
業種 国・自治体・公共機関

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