新しいWebマガジン配信モデルの提供を目指すコンソーシアム設立について

廣済堂とNTTコミュニケーションズは、新しいWebマガジン配信モデルの提供を目指すコンソーシアムを設立し、実証実験、サービス仕様の検証を経て平成20年4月からWebマガジン配信サービスを商用化する予定です。

株式会社廣済堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:長代 厚生、以下廣済堂)、NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美、以下NTT Com)は、社団法人日本雑誌協会デジタル出版研究会および日本複合カフェ協会の協力のもとに、法人向けWebマガジン(電子雑誌)配信の新たなビジネスモデルを確立するためのコンソーシアムを平成19年11月26日に設立します。
 また、コンソーシアム参加企業のコンテンツを「Webマガジン配信サービス」として、参加事業者の店舗などに配信する実証実験を平成20年1月より行います。

1. コンソーシアム設立について
(1) 背景
電子書籍の市場は現状約180億円とも言われ、高い可能性を秘めたマーケットとして期待されており、Webマガジンの市場もこれから拡大すると考えられています。既にWebマガジンの配信サービスはいくつも存在していますが、その多くのビジネスモデルはB to Cにとどまっており、B to B to Cの形態でのWebマガジン配信モデルはまだ確立されていません。これを大きなビジネスチャンスととらえ、ビジネスの実現に不可欠な出版社(コンテンツホルダー)、配信先(サービスサプライヤー)、ITプラットフォーム事業者(コンテンツ制作、配信業者)が集まり、本コンソーシアムを設立します。

(2) コンソーシアム概要
■名称:Webマガジン配信サービスコンソーシアム
■設立日:平成19年11月26日
■創立企業: 
 ・廣済堂:雑誌の電子化、Webマガジン閲覧に必要なビューワーの開発、
プラットフォームの開発支援
 ・NTT Com:Webマガジン配信のためのネットワーク回線、プラットフォームの提供
■参加予定企業(五十音順):
 ・コンテンツ提供企業
オーシャンライフ株式会社、株式会社廣済堂出版、株式会社三才ブックス、
株式会社ソニー・マガジンズ、株式会社徳間書店、株式会社日経BP、
株式会社美研インターナショナル、株式会社扶桑社、株式会社フロム出版、
株式会社マガジンハウス
 ・配信先提供企業
株式会社アイ・カフェ、株式会社エアーズネット、株式会社モンテローザ
  ■活動目的:
  ・Webマガジン配信サービスの需要把握
  ・Webマガジン配信サービスのビジネスモデル検証
  ・実際の利用者、配信先のニーズ、意見収集
  ・サービス仕様などの確認

2. 実証実験について
(1) 目的
 コンソーシアムに参加する配信先事業者の店舗などに対し、「Webマガジン配信サービス」を提供することで、ノウハウを集約し、一般のお客さまが満足を得られるようサービスを改善していくことが目的です。

(2) 実験概要(別紙1)
コンテンツ提供企業発行の雑誌をWebマガジン化し、ネットワークを介して配信先提供企業のネットカフェなど(全国111店舗)、人が集まる限定された場所の端末(パソコンなど)に配信します。
約100タイトル(予定)のさまざまなジャンルの雑誌を一部だけでなく、ほぼ全てのページを自由に閲覧できます。

(3) 実証実験期間
  平成20年1月中旬〜平成20年3月末(予定)

3. 今後の展開について
今回の実証実験の結果を踏まえ、サービス仕様などを検証し、平成20年4月からWebマガジン配信サービスを商用化していく予定です。
これらの取り組みにより、廣済堂およびNTT Com は法人向けのWebマガジン配信市場を確立・拡大していきます。

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社廣済堂
広報部
Tel: 03-3562-4111
e-mail: info@kosaido.co.jp

NTTコミュニケーションズ株式会社
広報室
Tel: 03-6700-4010
e-mail: magazine-cafe-sv@ntt.com

企業情報

企業名 廣済堂
代表者名 長代 厚生
業種 未選択

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