子ども達の足がおかしい！　児童のあいだで急増する腰痛や肩こりの原因は

「子供の足がおかしい！」と二十年以上、さまざまな足を診察し、１１月１７日ＮＨＫ教育テレビ「どようこどもＳＰ」でも紹介された足健康の第一人者でフットカウンセラーの神奈川県藤沢市の接骨院経営、渡辺英一氏は危機感を抱く。最近の子供たちのひざ、腰などに原因不明の痛みがあるというのだ。

◆不自然な歩き方、姿勢、痛みの子供たち増加
『元気な足のつくり方』（小学館ホーム・メディカ・ブックス・吉田貢監修）の著書もある渡辺氏によれば、最近
（１）立つ、歩くといった基本動作がバランスよくできない
（２）疲れやすい
（３）すぐに転んでしまう
（４）ひざ、腰、肩などに原因不明の痛みがある
　の子供たちが増加しているとのこと

◆子供たちの足指が変形
同氏によれば「本来、足の指５本に対して、骨は１４個、間接も１４個あります。これは、足指に多くの動きがあり、また身体を支える、歩く、立つなど多くの役割がある。ところが便利で快適な生活環境で育って、屋外で遊ぶ機会が少なくなった子供たちは足指の機能が低下し、腰痛や肩こりを訴えるようになり、その結果、ハンマートウ（指先が丸まった状態）や外反母趾等の足指の変形がみられる。この浮き足（足指が浮いている状態）、足指の変形といった異常により、足指が果たすべき役割が機能していないことが多いのです。そのため、疲れやすく転びやすい、骨盤のゆがみにより歩くと腰が痛いといった問題が生じています。」という。

◆穴あきソックスで足指がよみがえる
同氏は治療の際、５本指の靴下の先端をカットして患者にはかせることを思いついた。「こうすれば足指の動きが自由になって感覚が蘇り、浮き足の解消にも効果的です。また足全体に重心がかかり、足指に力が入るため、身体を支える・地面を蹴る、といった基本機能の向上に大きく役立ちます。」と同氏は語る。日本初の治療法である。

◆ついに５本穴ソックスが商品化
渡辺氏は、穴あきソックスを普及させる為、健康関連商品の販売で１５年の実績を持つ、株式会社イーエムジャパン（本社　神奈川県鎌倉市　代表取締役　信國祐介）と共同で、昨年７月に大人用に引き続いて今年９月には子供用の指先先端に穴の開いた５本指ソックス『ゆびゆび君』を開発した。価格は大人用1050円、子供用1,000円。

近頃、子供の運動能力の低下ということが新聞テレビ等で騒がれているが、20年間の接骨院治療から生まれた穴あきソックスを履けば、運動能力の向上、転倒防止、浮き足や扁平足の改善効果が十分期待される。実際これを子供に履かせた親からは「普段からよく転ぶ子が転ばなくなった。」「扁平足だった足裏に少しアーチが出てきた。」などの声を聞く。
なお、この商品には特殊な方法でＥＭ（有用微生物群）が生成した酵素を生地に含浸してあるので、抗菌、消臭効果の他に肌の健康にも良いという。

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