暑さ日本一を更新した埼玉県で観光用の和風扇風機を提供。外国人観光客の暑さ対策にも最適!着物にもあう「小江戸川越ファン」は“水の気化熱”で体を冷やす次世代の扇風機
埼玉県川越市にある熱中症対策研究所(所長:豊田哲郎)は、日本の伝統的な染物である“手拭い”を使って首から掛けて使える小型の和風扇風機「小江戸川越ファン」を発表しました。埼玉県の熊谷市では今月23日の最高気温が41.1℃に達し、日本の観測史上の最高記録を更新しました。同じ埼玉県の川越市は毎年6百万人以上の観光客が訪れる人気の観光地で、訪日外国人の観光客も年々増加しています。特に、川越の中心部にある伝統的な蔵造りの古い街並みは「小江戸」という愛称で親しまれ、着物をレンタルして日中に散策を楽しむ観光客も多くいます。このため、観光客の“暑さ対策”が課題となっていました。熱中症対策研究所は、お土産としても人気がある“手拭い”を使った和風の扇風機を開発しました。手拭いを水で濡らして扇風機の風を当て続けることによって、水の気化熱で体を冷やすことができるため、科学的にも優れたデザインの次世代型扇風機です。
熱中症対策研究所(埼玉県川越市 所長:豊田哲郎)は、日本の伝統的な染物である “手拭い” を使って首から掛けることができる小型の扇風機「小江戸川越ファン (こえどかわごえふぁん)」を発表しました。
手拭いを水で濡らして風を当てることで、手拭いから気化する水の冷却効果(水の気化熱)で首や胸まわりを冷やす仕組みとなっており、科学的にも優れたデザインの“次世代型和風扇風機”です。
英語の「ファン」という言葉には、“扇風機”のファンと、“愛好者”のファンの2つの意味があります。「小江戸川越ファン」というネーミングには、“扇風機 (ファン)” を暑さ対策グッズとして観光客に使ってもらい、涼しく観光を楽しんでもらうことで、観光地としての“小江戸川越”のファンになってもらいたいという願いが込められています。
また、この和風扇風機は川越に限ることなく、他の地域の特色あるデザインの “手拭い” と組みわせることで、さらに様々な地域の「ご当地ファン」として、ブランドを展開していくことが可能です。
今後は、各都道府県のブランドファン(例えば、“埼玉ファン”など)として全国に提供したり、2020年の東京オリンピックで訪日する外国人観光客の暑さ対策用品として、 “TOKYO FAN” というネーミングでも、国際的に提供していきたいと考えています。
詳しくは、熱中症対策研究所のウェブサイトをご覧ください。
https://cools.jp/usecase/towel
【背景】
埼玉県の熊谷市では今月23日の最高気温が41.1℃に達し、日本の観測史上の最高記録を更新しました。日本の異常な暑さは世界的にも報じられており、夏場の訪日観光や2年後の東京五輪でも、多くの熱中症患者が出るのではないかという危惧の声が世界中から寄せられています。
こうした危惧の声に対しては、「日本には “暑さ対策” の技術と知恵がたくさんあります。和風スタイルの “暑さ対策” を体験することで、日本の夏を楽しみながら観光することができます」というメッセージを世界に向けて分かりやすく発信していくことも大切です。
日本を訪れる外国人観光客に、日本の知恵 (ひと工夫) として、夏場の日本の暑さ対策を和風のスタイルで楽しんでもらうことができれば、日本文化のファンになってもらえるきっかけに変えることができます。
これまでに、熱中症対策研究所では、濡らしたタオルと一体化させて使用する「えりかけ扇風機 BodyFan」を開発し、“水の気化熱”を利用した暑さ対策の方法として提供してきました。
そして今回は、タオルの代わりに、日本の伝統的な染物である “手拭い” と組み合わせることで、日本の伝統的な“和の文化”とコーディネートさせやすい「首掛けタイプの和風扇風機」として、観光用に提供することを開始しました。
【水の気化熱について】
“水の気化熱”とは、水が液体の状態から気体の状態に変化する際に吸収する (奪っていく) 熱量のことです。水の気化熱はとても大きく、わずか1グラムの水が気化するだけでも 584カロリーの熱を奪っていきます。これは5グラムの氷を使って体を冷やすのとほぼ同じ効果です。
しかし、日本は湿度が高いため、手拭いやタオルを水で濡らして首に掛けただけでは、気化するスピードが遅く、十分な冷却効果を得ることが困難でした。気化するスピードを速くするためには、タオルの表面に滞留する湿気を、扇風機の風で常に取り除いてやる必要があります。
そこで、熱中症対策研究所では、濡らしたタオルと一体化して使える「えりかけ扇風機 BodyFan」を開発し、水の気化熱による冷却効果を誰もが利用しやすい形で提供してきました。これは、濡らしたタオルを首から掛けて扇風機を装着することで、タオルと首へ大量の風が安定して当たるようになり、水の気化熱でタオルと風が冷やされます。この涼しい風が体に当たって汗を気化させるとともに、冷やされたタオルが首や胸まわりを冷やすため、相乗的に体が冷やされるしくみです。
そして今回は、タオルの代わりに手拭いと組み合わせた和風スタイルの「小江戸川越ファン」とすることで、日本を訪れる外国人観光客にもリーチしやすく提供できるように工夫しました。
環境省では熱中症の疑いがある緊急時に急いで体を冷やす方法の一つとして「涼しいところに移動させ、皮膚への風通しをなるべく良くするとともに、露出させた皮膚に濡らしたタオルやハンカチをあて、うちわや扇風機等で扇ぐことにより 体を冷やす」という方法(水の気化熱による冷却法)を推奨しています(環境省・熱中症環境保健マニュアル2018より)。
「小江戸川越ファン」は、濡らした手拭いと一体化する扇風機であり、濡れても大丈夫なプラスチック製のクリップがついています。このクリップに手拭いの両端をループ状に固定して、手拭いを濡らしてから首に掛けることで、手を使わずに扇風機を胸の前に配置させることができ、誰でも簡単に気化熱冷却の効果を得ることができるようになります。
熱中症対策研究所では、気化熱の冷却原理を利用した「小江戸川越ファン」を、日常生活や観光の様々なシーンで、暑さ対策として使ってもらうことで、気化熱による冷却効果を多くの人に体感してもらいたいと考えています。
また、小江戸川越ファンは、手拭いを水で濡らして首に掛けてあげるだけで、誰にでも簡単に装着することができます。これを、緊急時や熱中症の疑いのありそうな人へ、周りの人から素早く提供してあげることで、体を冷やす適切な措置をすぐにとってあげられるようにして、 “暑さ対策” の助け合い文化を醸成していきたいと考えています。
【埼玉県の “暑さ対策” を世界へ】
埼玉県では熊谷市が日本の最高気温をたびたび記録更新してきました。また、首都大学東京の調査によれば、同じ埼玉県にある川越市も典型的な夏日では熊谷市よりも気温が1~2度高くなるといわれることから、埼玉県は日本を代表する “暑い地域” であるといえます。
川越市は毎年6百万人以上の観光客が訪れる人気の観光地で、訪日外国人の観光客も年々増加しています。特に、川越の中心部にある伝統的な蔵造りの古い街並みは「小江戸」という愛称で親しまれ、着物をレンタルして日中に散策を楽しむ観光客も多くいます。このため、観光客の暑さ対策が大きな課題でした。
そこで川越市に拠点を置く熱中症対策研究所では、郷土のお土産としても人気の高い “手拭い” を使った和風の扇風機をデザインし、手拭いを水で濡らして風を当てたときの気化熱によって体を冷やすことができるように科学的な工夫を施した「次世代型の和風扇風機」に仕上げました。
この「小江戸川越ファン」を、今後は、埼玉県の “暑さ対策” から生まれた日本の文化の一つとして、全国の観光地や東京五輪、さらには、世界に向けて提供していきたいと考えています。
「熱中症対策研究所ホームページ」
【熱中症対策研究所について】
本社:〒350-1124 埼玉県川越市新宿町5-13-84
代表者:所長 豊田哲郎
設立:2017年1月1日
URL:https://cools.jp
お問い合わせ:https://cools.jp/contact
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企業情報
企業名 | 東京ファン株式会社 |
---|---|
代表者名 | 豊田 哲郎 |
業種 | 医療・健康 |
コラム
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