『日本は資源大国になれるか。バイオプラ技術で放置竹林を「竹プラスチック」にー 桑名市で「竹資源の循環創出に関する包括連携協定」が締結。』

ミラリードは8月28日に三重県の桑名市役所において、市内で放置されている竹林の竹を、植物由来の樹脂製品の原料として供給するなど環境問題の課題解決などにつながる桑名市協定を、桑名市、地元のNPO法人「桑竹会」、JAみえきたと結びました。 桑名市では竹林が放置され、年々増加しております。竹林は保水力が弱く、放置を続けると土砂災害につながるおそれがあり、この放置竹林の対策が検討されてきました。 そこで放置竹林問題の解決策として、竹を資源として活用することで地域経済を活性化させ、プラスチックごみによる海洋汚染の問題解決の手段としてつながる、当社のバイオマスプラスチック技術が使われる運びとなりました。 当社のバイオマスプラスチック技術は、特殊装置を用いて素材同士を分子レベルで「融合」させることでバイオマス比率を50%以上に高めることが可能で、従来の射出成形機で「射出成形ができる」ことが最大のメリットです。

株式会社ミラリード(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:東山克基、以下「ミラリード」)は、愛知県一宮市で開発を進めているバイオマスプラスチックの製造において、三重県桑名市(伊藤徳宇 市長)を通じ、桑名市竹資源の循環創出に関する包括連携協定(以下「桑名市協定」)を8月28日に締結しました。

 

桑名市協定は桑名市内で放置されている竹林を有効活用する他、放置竹林の竹を植物由来の樹脂製品の原料として供給するなど環境問題の課題解決につながるものとして、桑名市、地元のNPO法人「桑竹会」(以下桑竹会)、JAみえきた、株式会社ミラリードの各団体の間で取り交わされました。

 

桑名市では放置された竹林が年々増加しております。竹林は保水力が弱く、放置を続けると土砂災害につながるおそれがあり、また農作物などに害をもたらす害獣が住み着きやすくなるなどの問題があるため、この放置竹林の対策が検討されてきました。

 

そこで放置竹林問題の解決策として、竹林の竹を資源として活用することで地域経済を活性化させ、将来的にはプラスチックごみによる海洋汚染の問題解決の手段としてつながる、当社のバイオマスプラスチック技術が使われる運びとなりました。

 

桑名市内のおよそ600ヘクタールの放置竹林から桑竹会が竹を伐採し、チップ状に加工。これを主原料として当社でプラスチックと融合させ「バイオマスプラスチック(ペレット)」として活用します。今回の桑名市協定により、放置竹林から伐採した竹チップの本格的な供給が10月よりスタートする予定です。

 

 

 

 

<当社ペレットの最大のメリット>

バイオプラ成形品

 

当社のバイオマスプラスチック技術は、圧着剤を使用して接着されている一般的なバイオマスプラスチックとは異なり、特殊装置を用いて高温・高圧の環境を作り出し、そこで素材同士を分子レベルで「融合」させることでバイオマス比率を50%以上に高めることが可能です。

 

これまでバイオマスペレットの多くは「射出成形が難しい」という課題がありました。成形メーカーではバイオマスプラスチックの活用で環境負荷の軽減を考慮したくても、既設の成形機が使えず製造できないというジレンマがありました。

 

当社の融合技術でペレット化されたバイオマスプラスチックは、植物資源を高い比率で含有しながらも「射出成形ができる」ことが最大のメリットです。これは従来の射出成形機をそのまま使用できるため、新たな設備投資を必要といたしません。

 

また植物資源以外にもさまざまな未活用資源や産業廃棄物、たとえば石こうボードのような建設廃材なども融合が可能です。当社では石こうボードから作った石こうPPで耐熱性の高い灰皿を製品化しております。

 

 

<当社の装置について>

融合機

 

当社の装置は、これまで混ぜることのできなかった物同士を融合させる環境を「装置内部」で作ることができる機械で、有機物の特性およびバインダー(混合するプラスチック)の特性を受け継いだ新素材を生成する能力を有します。

 

有機物+バインダーまたは添加剤のグレードおよび混合レシピにより、各種成形品に合わせた物性値のペレットが製造可能です。例えばゴムのような柔らかい成形品を作りたいときは「熱可塑性エラストマー」を射出成形時にドライブレンドして使用することで対応します。

 

当社装置を使用すればどんな有機物でもリサイクルが可能となり、石油系プラスチックの代替品としてのコンパウンド(樹脂化材料)製造が可能ですので、未活用資源および産業廃棄物など色々とご検討いただくことができます。

 

融合という面では未知の素材も多くあります。それぞれに特徴を持つ様々な素材が融合で掛け合わさることで未知の素材が生まれ、この組み合わせは無限の可能性を秘めていると考えています。

 

―桑名市竹資源の循環創出に関する包括連携協定 締結式―

 

 

ミラリード会社概要

 

商 号 株式会社 ミラリード

設 立 1979年2月

資本金 3,000万円

代表者 東山 克基

従業員数 80名

事業種目 カーアクセサリー用品・バイオマスプラスチックの開発・製造

 

本社住所

〒140-0002

東京都品川区東品川4丁目12-6

日立ソリューションズタワーB棟19階

 

お問い合わせは

株式会社ミラリード バイオマス事業部 [東京]03-5715-5525 www.mirareed.co.jp

 

 

 



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企業情報

企業名 株式会社ミラリード
代表者名 東山 克基
業種 その他製造業

コラム

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