建築家・J.H.モーガンを語るシンポジウム＆コンサートを開催

根岸競馬場が開設されたのは、今から約150年前の1866年。当時のイギリス駐屯軍将校らの設計・監督のもと建設されました。

その後、関東大震災によって建物は半壊。現存する旧根岸競馬場一等馬見所が建設されたのは、昭和4(1929)年のこと。アメリカ人建築家J.H.モーガン(1868-1937)の設計、大倉土木の施工により完成しました。

その後、太平洋戦争が勃発し、軍港が一望できる競馬場は軍事作戦上重要な施設であるとして海軍省に接収され、昭和18(1943)年、競馬場としての幕を閉じました。

時を経て平成21(2009)年2月、近代化遺産の遺構として重要であるとして、経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されました。

何より、近代競馬を語る上でこのような建物が現存していることは、たいへん意義のあることです。

後世に継承すべき建物として残っていくことを切望し、多くの方にこのことを知っていただきたく、今年もイベントを開催します。
　　　

 

【日時】2018年10月6日(土)　13:30～15:45

【会場】馬の博物館　地下１階イベントホール

　　　　神奈川県横浜市中区根岸台1-3 TEL:045-662-7581

　　　　アクセス　JR「根岸駅」2番乗り場から「横浜市営バス21系統・桜木町駅行き」乗車

　　　　「滝の上」バス停下車すぐ

【参加費無料・定員100名】

※「馬の博物館」の入館料が別途必要です。（大人200円・小中高生30円）

【共催】認定NPO法人引退馬協会

　　　　NPO法人歴史的建造物とまちづくりの会

　　　　（公）日本建築家協会　関東甲信越支部神奈川地域会(JIA神奈川)

【スケジュール】

11:00～12:00　旧根岸競馬場見学会（馬の博物館前集合）

12:45　　　　　講演会受付開始

13:30　　　　　司会：三舩康道(NPO法人歴史的建造物とまちづくりの会)

　　　　　　　　講演「根岸競馬場とJ.H.モーガン」

　　　　　　　　　　講師：水沼淑子/関東学院大学教授・工学博士

　　　　　　　　パネルディスカッション

　　　　　　　　　　水沼淑子/関東学院大学教授・工学博士

　　　　　　　　　　梶山祐実/横浜市都市デザイン室長

　　　　　　　　　　笠井三義/JIA神奈川地域会

　　　　　　　　　　沼田恭子/認定NPO法人引退馬協会代表理事

　　　　　　　　音楽演奏

　　　　　　　　　　八木健一/ハーピスト

　　　　　　　　　　八木ゆみ子/鍵盤楽器奏者

　　　　　　　　　　松村萌子/ソプラノ

15:45　　　　　終了