岐阜県飛騨市で400年の伝統をつなぐ飛騨 古川祭開催! H31年4/19,20(金,土)於:飛騨市古川町市街地 今年は“起し太鼓”や“祭屋台”の位置情報も発信!
飛騨市古川町では、4月19日20日、江戸時代から伝統をつなぐ祭「古川祭」が行われます。“古川やんちゃ”な半股引の男たちが勇壮な攻防を繰り広げる<起し太鼓>に鼓動を揺さぶられ、豪華絢爛そのものの雅な<祭屋台>に目を奪われる2日間です。今年度は、より祭を楽しんで頂けるよう、祭屋台や行列のオンタイムでの位置を“古川まつり特設サイト”(WEBブラウザ)で閲覧可能に!まちなか案内所及び本部テント、駅前仮設案内所にて観覧の方々に位置情報を発信します。
飛騨市古川町では、4月19~20日、江戸時代から伝統をつなぐ祭
古川祭が行われます。“古川やんちゃ”と呼ばれる半股引の男たちが
勇壮な攻防を繰り広げる「起し太鼓」に鼓動を揺さぶられ、豪華絢爛
そのものの雅な祭屋台に目を奪われる2日間です。
-今年の注目点:祭屋台や行列などの位置が把握可能に!
祭屋台や行列については順路が予め決まっており、時間により
大体の位置はわかっていましたが、正確な位置については把握でき
ませんでした。
そのため、昨年度より名古屋大学大学院情報科(安田・遠藤・浦田
研究室)と連携した取り組みを進めてきましたが、今年はより正確な
位置を、まちなか案内所及び本部テント、駅前仮設案内所にて観光
客の皆さんに発信します。
従来このような位置情報の提供は、手持ちのスマートフォンにアプ
リをダウンロードすることで行われますが、飛騨市では現在作成を進
めている“古川まつり特設サイト”(WEBブラウザ)から直接閲覧する
仕組みを構築中であり、この度、試験的に上記2か所で観光客の皆
様に情報提供させていただくこととなりました。
-江戸時代を起源とする気多若宮神社の例祭”古川祭“
古川祭は、飛騨市古川町にある気多若宮神社の例祭であり、神社で
執り行われる神事、古式ゆかしい<神輿行列>と雅な<屋台行列>、
そして、その勇壮さで知られる<起し太鼓>、これら“静”と”動”の
行事で構成される、400年もの伝統を受け継ぐ祭です。
「起し太鼓・屋台行事」は2016年12月にユネスコ無形文化遺産に
登録また、祭として国の重要無形文化財に指定されており、文化的
にも高い評価を受けています。
-男たちの激しい攻防が繰り広げられる祭の華<起し太鼓>
19日20:30、主事組の総代による祝い唄をきっかけに、
古川祭の華「起し太鼓」が満を持して執り行われます。
「起し太鼓」は、20日の本楽祭の開始を告げるため、19日深夜か
ら太鼓を打ち鳴らし、氏子地内を巡ったことに由来する行事です。
“起し太鼓主事※1”と称される主事組に担がれた大太鼓をのせた櫓は、
厳かな”祝い唄”と太鼓の乱れ打ちによる「出立式」ののち(於:
まつり広場)、太鼓と「よいしょーっ」という掛け声と共に祭り広
場を出発します。
※1=起し太鼓の櫓を担ぐ「主事組」は、慣例の抽選祭で決められる
主事組の高張提灯と丸子提灯を手にした同組の老若男女・子供総
出の賑やかな提灯行列に先導された櫓に、通りの辻々から突っ込んで
くるのが、”付け太鼓”と呼ばれる小太鼓を担いだ各組の半股引姿の
男たち。男たちで担ぐ“付け太鼓”を我先に櫓の真後ろにつけようと、
他の組の男たちや主事組の櫓を守る後衛(こうえい)たちと激しい攻
防を繰り広げ、この男たちのぶつかり合いと観客の盛り上がりに起し
太鼓の熱気が最高潮に達します。この勇壮な競り合いは数ある日本
の祭のなかでも大変激しく、飛騨古川の男性の気質を表わす”古川
やんちゃ”にちなみ「やんちゃ祭り」とも称されています。
-美しく精巧に進化し、独自の屋台芸術を築いた飛騨祭屋台
<起し太鼓>と双璧をなす古川祭の見どころは、絢爛豪華な<祭屋
台>です。“飛騨の匠の技の結晶”“動く陽明門”とも評されるその美し
さは、京・江戸、東西文化の見事な融合によって生まれました。
当初、江戸から単層で移入された原型が飛騨の匠たちの技によって
高められ、のち、京からからくり人形の文化が伝えられると重層と
なり、さらに飛騨独自の三段構造へと進化。ここに塗師の技術と京
からの金具と織物の美が加えられ、芸術の域に達するほどの雅な祭
屋台がつくられました。
19日の朝、全9台の屋台はそれぞれの屋台蔵から曳き出され、
各町内を巡ります。翌20日は、早朝から祭り広場に曳揃えられ、
獅子舞・からくり人形が奉納されます。その後、全ての屋台が屋
台が大横丁に移動し、その様はまるで時代絵巻を紐解いているか
のように艶やかです。そして、夕刻になると、屋台は提灯を灯しなが
ら厳かに町内を曳行され、宵闇に照らし出される豪華なその姿は、
昼とは違った幽玄さを感じさせます。
二日間に渡って様々に繰り広げられる古川祭は、飛騨の地に受け継
がれてきた文化の重みを感じさせます。
「古川祭」の概要については、別紙をご参照ください。
古川祭について-
◎古川祭の起源
江戸時代、現在の古川の中心街の礎を築いた金森可重(かなもり
ありしげ)が城の鬼門の鎮護をする神として、杉本社、高田神社を
現在地に遷座合祀したのが起源と伝えられています。
◎起し太鼓の花形“太鼓打ち”
櫓の上で大太鼓を打つ、起し太鼓の花形ともいえる太鼓打ち。
一生に一度しか経験できない大変名誉あるこの役には、地域に
貢献した若者10名が抜擢されます。太鼓を叩くバチは太鼓打ち自
らが柳でつくり、当日に臨みます。
◎9台の祭屋台
東西の屋台文化と飛騨の匠の技が融合された祭屋台は、各町(各
組)でそれぞれに特徴があり、約250年前に創建されたと伝えら
れる<金亀>が古川祭屋台の始まりとされています。
現存する<神楽台><青龍台><白虎台><清曜台><麒麟台>
<龍笛台><三光台><鳳凰台><金亀台>の9台の屋台のうち、
<青龍台>と<麒麟台>はからくりを披露します。
飛騨古川の風情ある町並みを巡行する屋台曳行は、まさに時代
絵巻を思わせる絢爛さです。
◎屋台蔵
屋台と共にこの地の価値ある文化財であるのが屋台蔵。
町内に点在する各蔵は、江戸からの技術が駆使された造りで、
高さ6,7メート幅1,6メートルもの重厚な土扉を2か所の
蝶番だけで支えています。100年以上経った現在でも、
くるいも生じず、秀逸な当時の職人技が活きた建物です。
◎古川やんちゃ
「人情味がありがむしゃらで、ひたむき。一度決めたらとことん
までやり通す。そして、古川祭を通して培われたその共同体意識で
古川の町を支える」男たちをしめす。
古川祭のように力強さと繊細さを持ち合わせた、魅力的な古川の男
たちの総称。
- 本件に関する、一般の方から、及び、報道関係からのお問合せ先 ―
(一社)飛騨市観光協会 TEL0577-74-1192
または、岐阜県飛騨市観光課 TEL0577-73-2111(代)
8:30~17:15(土、日・祝日、年末年始休)
ー 「古川祭」概要 ー
「古川祭」(ふるかわまつり)
開 催 日 :平成30年4月19,20日(金,土) 雨天催行
会 場 :岐阜県飛騨市古川町市街地 (岐阜県飛騨市古川町)
問合せ先:(一社)飛騨市観光協会 TEL0577-74-1192
※一般・報道関係とも
概 要 :
4月19日(金)
8:00 屋台曳行※ 9台の屋台がそれぞれの町内で曳行
9:30 奉幣祭 気多若宮神社にて神事執行
12:00 神幸祭 (獅子舞と闘鶏楽の奉納)
13:00 ・御神輿巡行 気多若宮神社大鳥居から出発
(各町内を回り、夕刻にまつり広場内の御旅処へ)
・宮本祭
獅子舞奉納の後、氏子が供物を供え供物と参詣者のお祓い、
祝詞を奉上
15:00頃 各屋台が曳行から屋台蔵へと帰還
19:30 夜祭
-御旅所内で、神楽、お祓い、祝詞を奉上
20:00 起し太鼓 出立祭
20:30 起し太鼓 打ち出し
00:30 起し太鼓 打ち収め
4月20日(土)
8:00 ・御神輿行列
(町内を巡行し、14:00頃御旅所へ帰還)
・屋台曳揃え(まつり広場に9台すべての屋台曳揃え)
・獅子舞、からくり奉納
10:30頃 屋台行列(まつり広場から大横町へ移動)
12:00頃 真宗寺付近に曳揃え 順次、獅子舞、からくり奉納
14:00頃 夜祭(よまつり)の準備のため各屋台蔵へ解散
16:00頃 御神輿が気多若宮神社に帰還
-神遷しが執り行われ、獅子舞・闘鶏楽を奉上
17:30頃 夜祭(曳揃え)
18:00頃 提灯を灯し屋台行
19:30頃 曳別れ
ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます
添付画像・資料
添付画像をまとめてダウンロード
企業情報
企業名 | 飛騨市 |
---|---|
代表者名 | 北村 和弘 |
業種 | 国・自治体・公共機関 |
コラム
飛騨市の
関連プレスリリース
-
『ぎふロケツーリズム協議会』を設立!~岐阜県内16自治体により、ロケおもてなし県を目指す~
2019年8月28日 13時
-
特別な時間を過ごす体験プログラム「飛騨みんなの博覧会2019」 夏で疲れた体を飛騨みんぱく(秋)で癒そう!8/19から公式サイト公開。予約開始31日10:00~
2019年8月23日 12時
-
特別な時間を過ごす体験プログラム「飛騨みんなの博覧会2019」 夏は自分へのご褒美を、飛騨みんぱく(夏)で!※6/28(金)10:00から専用サイトで予約開始
2019年6月25日 17時
-
飛騨市で、新元号「令和」の揮毫者 茂住菁邨氏(本市出身)の作品紹介! 『<令和>記念 散策マップ配布中』 ~茂住氏の書を読み解こう!クイズラリーを実施~
2019年4月25日 13時
飛騨市の
関連プレスリリースをもっと見る