汗をかきたくない人, かけない人の熱中症対策に「冷却タオルファン」 タオルがマイナス6度も冷えた! 風とタオルと服の中をトリプルで冷やす冷風扇 東京ファンが発売

東京ファン株式会社(埼玉県川越市 代表取締役 豊田哲郎)は、人が身に着けて、屋内外で使用できる携帯式のパワフルな冷風扇風機「冷却タオルファン」を4月23日から発売しました。「風,タオル,服の中」の3つを同時に冷やせる「トリプル冷却」の冷風扇は世界初です。今回は、その冷却効果を検証したサーモグラフィーの実験データと、そのユニークな操作方法を説明するデモ動画もあわせて公開しました。汗をかきたくない人,汗をかくのが困難な人,脇汗や背汗が気になる人,ベビーカーに子供を乗せる人,熱中症の応急処置方法を学びたい人にもお勧めです。

東京ファン株式会社(埼玉県川越市 代表取締役 豊田哲郎)は、屋内外で使用できる携帯式のパワフルな冷風扇風機「冷却タオルファン」の販売を4月23日から開始しました。水で濡らすと冷えるタオル(冷却タオル)を使ってファンを首にかける新タイプの冷風扇です。水を含ませたタオルに風を当てて、水を強制的に気化させることで、「風,タオル,服の中」の3つを同時に冷やす「トリプル冷却」の冷風扇です。その冷却効果をサーモグラフィーで検証した実験では、タオルの温度が室温よりマイナス6度以上も下がり続けました。今回は、その実験データと、ユニークな操作方法の説明動画もあわせて公開しました。冷却タオルファンは、タオルの両端を手で引っ張るだけの簡単な操作によって、ファンの位置を上下へ自在にコントロールできます。その特徴をぜひ動画でご覧ください(本プレスリリースの後半に動画や実験データがあります)。

 

 

「冷却タオルファン」

https://cools.jp

 

【背景】

「汗をかけないので、暑さが怖いんです」という人が数多くいます。汗をかけない人に扇風機の風を当てても、暖かい風が皮膚に当たるだけで、冷却効果がほとんどでません。人間の皮膚は汗の水分を気化させて体の熱を逃がしています。車いすテニス協会によれば、日本国内の車いすテニス選手のおよそ1割は汗をかくのが困難といいます。脳性まひや脊髄損傷が原因で汗をかけない人がいるだけでなく、健常人でも50歳を越えると汗腺の機能が急激に衰え始め、汗が出にくくなります。若い人でも汗を十分にかける状態(暑熱馴化)に達するまで1週間ほどかかるため、急に暑くなると熱中症に罹りやすくなります。汗腺が未発達の子供たちも含めて、汗をかくのが困難な人たちは「熱中症弱者」と呼ばれています。

 環境省の「熱中症環境保健マニュアル」では、“濡らしたタオルを皮膚にあてて、扇風機等で扇ぐことにより体を冷やす方法” (水の気化熱による冷却) が推奨されています。そこで、東京ファン株式会社では「濡らしたタオルと扇風機を融合した使いやすいツールを提供することで、熱中症弱者をサポートしたい」と考え、冷却タオルファンを開発しました。

 

【製品の概要】

「冷却タオルファン」は、たっぷりの水を含んだタオルに風を当てて、水を強制的に気化させることによって風とタオルを冷やします。服の中へ風を導く特許技術が使われており、さまざまなシーンで、老若男女健障が同じ扇風機を共用できるようにデザインされています。

 

<汗をかけない人, かきたくない人のために>

水で濡らしたタオルを首の皮膚につけて、風を当て続けることができます。水が気化するときに熱を奪うため、風とタオルがダブルで冷やされ、さらに扇風機のクリップを襟に挟むと、服の中まで風が入って「トリプル冷却」になります。頭へのぼる血液が流れる頸動脈の近くを冷やすのに便利です。高温環境にいるのに汗をかけない人,汗をかきたくない人,脇汗を気にする人にもお勧めです。

 

 

<美しくみせたい人のために>

首から掛けたタオルが少し持ち上がるような曲線を描くため、横から見たときのシルエットが美しく見えます。タオルと胸の間に隙間ができ、その内側へ入り込んだ風が、水の気化を促します。

 さらに、扇風機のクリップを襟に挟むと、服の中へ風が入ります。タオルの両端を、服の中へ引き込んで、胸の皮膚にあてておけば、胸の広い範囲が服の中で冷やされます。外からは見えない方法なので、人混みの中でも実践しやすい熱中症対策です。

 

 

<握力が弱い人のために>

タオルを軽く引くことで、扇風機の位置を調整できます。首にかけたタオルの両端を同時に引くと扇風機の位置が上へ移動し、片方ずつ引くと下へ移動します。この操作性によって、扇風機の位置を簡単に調整できます(動画をご覧ください)。高齢者や障がい者で握力の弱い方でも掴み易い持ち手が扇風機本体についています。

 

 

<幼児のために>

ベビーカーのフードに扇風機をしっかり取り付けることができます。太陽で熱くなった道路では、地面に近づけば近づくほど気温が高くなっています。このため、地面からなるべく離れた高い位置(ベビーカーのフード)に扇風機を取り付けて、下へ向けて送風することで、上空からの涼しい空気を子供へ届けることができます。公園で遊ばせるときは、扇風機本体だけを取り外して、手持ち扇風機として使えるので、遊んでいる子供へ親が風を送ることができます。タオルを水で濡らして、子供の手や足を親が拭いてあげることで、皮膚を濡らしながら風を当てることができます。

 

ベビーカーで使用するときの注意点はこちらです→ https://cools.jp/usecase/babycar/

 

<働く人のために>

両手を使って仕事ができるように、首の後ろの襟にも扇風機を掛けることができます。後頭部から前方へ風を送ることができるため、調理中に顔から煙を遠ざけたい人,コンタクトレンズをつけた目にゴミを入れたくない人,目が乾燥しやすい高齢者やドライアイの人にもお勧めです。

 

 

<応急処置方法を学ぶ人のために>

環境省の「熱中症環境保健マニュアル」では、熱中症が疑われるときの応急処置方法の一つとして、“濡らしたタオルを皮膚にあてて、扇風機等で扇ぐことにより体を冷やす方法” が推奨されています。応急処置方法を学ぶ人が、この「冷却タオルファン」を使って、その冷却効果を体感できます。仰向けに寝た人の上に扇風機を載せた状態で、最大5m/sのパワフルな風を体に当て続けることができます。取扱説明書には科学的な説明を載せてあり、気化熱の原理や、汗の役割を体感しながら学びやすいように工夫されています。一般の人でも、いざという時に備え、応急処置方法を学んでおくために、ぜひご活用ください。

 

 

<背汗・脇汗を乾かしたい人のために>

扇風機のクリップを襟にかけると、服の中へ風が入っていきます。背汗や脇汗を乾かすのに便利です(動画をごらんください)。胸の前につけると、風が服の中を脇の下へ向かって流れます。外見上は、首に風を当てているように見えるため、脇の下へ風を送っていることが他の人には分かりません(動画では見やすくするために、背中側にクリップをつけて撮影しています)。

 

 

<屋内外のイベントに参加する人のために>

スポーツ観戦、野外コンサート、花火大会、テーマパークなど、高温環境に長時間いる人の暑さ対策として使用できます。リチウムイオン電池が内蔵されており、1回の充電で最長8時間の連続使用が可能です。モバイルバッテリーと併用すれば、さらに長時間使用できます。ペットボトルの水を携帯して、定期的にタオルを濡らすことで、屋外にいても冷却効果を長時間持続できます。

 

【サーモグラフィーによる検証実験】

風と水の冷却効果について、サーモグラフィーを使った実験で検証しました。その結果、タオルを水で濡らした状態で風を当てながら水を強制気化させると、タオルの温度が6.6度低下した状態が維持されました(図右下)。水のない状態では、扇風機の風だけ当てても冷却効果はありませんでした(図右上)。風のない状態でタオルを水で濡らすと、自然気化によってタオルの温度が3.1度低下しました(図左下)。これらの実験から、風と水の相乗効果によって、自然気化の2倍以上の冷却効果が得られたことが確認されました。

 

 

 

【熱中症対策への貢献】

環境省の「熱中症環境保健マニュアル」では、“衣服を脱がせて露出させた皮膚に濡らしたタオルをあて、扇風機等で扇ぐことにより体を冷やす方法” が推奨されています。しかし、人前で衣服を脱いで皮膚を露出することは恥ずかしいため、本人も周囲の人もそのような方法で体を冷やすことをためらってしまい、重症化する前に実施することが困難でした。本製品では、皮膚を露出することなく、濡らしたタオルを服の中へ引き込んで皮膚に被せ、服の中で風を当てることで、皮膚の広い範囲を冷やせます。このため、人前でもこの身体冷却法を早期にスタートでき、重症化を未然に防ぐための熱中症対策に貢献できるようになりました。

 熱中症が疑われる場合は、体温の冷却はできるだけ早く行う必要があります。重症者を救命できるかどうかは、いかに早く体温をさげることができるかにかかっています。救急車を要請する場合も、その到着前から冷却を開始することが必要です。

 

 

【従来製品との比較】

従来の冷却タオルは、水に濡らして風を当てると一時的に冷えます。しかし、しばらく風を当てずに放置すると、タオルの温度が上がってきてしまいます。本製品は、ファンからの風をタオルに当て続けることで、水の気化が促進された状態(強制気化の状態)を維持し、風とタオルを強制的に冷やし続けます。

 従来のミスト式扇風機は、水タンクにカビや雑菌が繁殖しやすく、それらが水滴に交じってミストとして放出され、目に入ったり、鼻から肺へ吸い込まれたりする場合があることから、衛生管理には十分な注意が必要でした。本製品は、タオルを取り外して洗濯でき、タオルを交換できるようにして、衛生管理を容易にしました。

 従来の首掛け扇風機やポケット扇風機とは異なり、本製品は、水で濡れたタオルや服に取り付けても、扇風機本体が濡れないように、クリップと本体の間が離れています。気温が高いときは、服が濡れるくらいたっぷりの水をタオルに含ませて、胸の広い範囲を水で濡らした状態にしてから、風を当てて冷やすのが効果的です。

 

【今後の展望】

今後は、本製品に付属するタオルの種類を変えることで、さまざまな労働環境下で使える身体冷却ツールを提供していきます。例えば、ヘルメットの内側で頭に巻き付けるヘッドタオルと扇風機をセットにした「冷却ヘルメットファン」の発売を近日予定しています。ヘッドタオルを水で濡らしてヘルメットの中で気化させることにより頭部を冷却することで、労働中の熱中症対策・労災対策に使える製品として提供していきます。
(冷却ヘルメットファン https://cools.jp/manual/helmet/

 

東京ファン株式会社

本社:〒350-1124 埼玉県川越市新宿町5-13-84

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企業情報

企業名 東京ファン株式会社
代表者名 豊田 哲郎
業種 医療・健康

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