ラティス・テクノロジー、XVL技術をJAXAへライセンス −JAXAはエンジニアリング支援フレームワーク「COMGY」の3DビューワにXVL技術を採用、一般向け無償配布を2008年2月18日より開始
ラティスは、JAXAへXVLを技術ライセンスしました。JAXAは、大規模システムの上流設計を支援するフレームワーク「COMGY」と「XVLViewer」を2月18日より無償配布を開始しました。
2008年2月21日、東京 (日本) − ラティス・テクノロジー株式会社 (代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下ラティス)は、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(理事長 立川 敬二 氏、以下JAXA)へ3Dデータ軽量技術XVL(*1)を技術ライセンスしたことを発表しました。
JAXAは、人工衛星のような大規模システムの上流設計を支援するフレームワーク「COMGY」(COMmon enGineering theorY)を、森下敦司氏(現所属 株式会社NTTデータ)(*2)の協力を得て開発しています。JAXAは、このCOMGYとCOMGYで利用可能なXVL 3Dビューワ「XVLViewer」の無償配布を、2008年2月18日より開始しました。
XVLは、3Dの大容量データを軽量化し、高速表示できる特徴が評価され、CADデータの大容量化の進む製造業で急速に普及が進んできました。一方、JAXAは、人工衛星の開発を効率的かつ確実に実施することを目的として、衛星設計支援システム「SMART」(SysteM design supporting software for ARTificial satellite)を開発してきました。このSMARTの基盤技術が、解析ツールや3Dビューワ等のエンジニアリングツールを統合するフレームワークCOMGYです。COMGYは、XVL 3D形状を含んだ部品情報や、システムの設計データをデータベース化し、性能値や三次元情報を解析に自動利用したり、再利用する機能を提供することで効率的なシステム設計を可能とします。
またXVLViewerは、JAXAがSMARTプロジェクトで開発した汎用3Dビューワです。COMGYは、XVL技術を採用したXVLViewerと連携することで、高速に3Dデータを表示することを可能としています。なおXVLViewerの評価版(*3)を含むCOMGYは、JAXAのサイト( http://comgy.jaxa.jp )より提供されます。
JAXAと森下氏は、ますます大規模化・複雑化するデータを効率よく取り扱うCOMGYを一般に公開することで、人工衛星以外の分野でのCOMGYの活用を促進し、日本の製造業の活性化に貢献していく考えです。また、ラティスは、COMGYにXVL技術を提供することで、大規模システム設計を行う製造業でのXVL技術の普及を促進し、重工業や航空機業界へのXVL事業を積極的に拡大していく計画です。
□注釈
*1: XVL
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。さらに、XVLに変換されたデータは、無償のXVL Playerで閲覧が可能です。( http://www.lattice.co.jp/ )。
現在、XVLをベースとした技術文書を作成する製品群や、干渉チェック機能を搭載したビューワ製品などが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の会社で採用されています。3Dデータの精度とアセンブリ構造データを保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デジタルモックアップ、シミュレーション、パーツカタログなどの用途に活用されています。製造業大手では、3D CADの普及により蓄積した3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。
*2:
長年、オブジェクト指向技術を中心にソフトウェアエンジニアリングを適用したソフトウェア開発やコンサルティングに従事。SMARTの開発にはJAXA招聘職員として中核的な立場で参画した。
*3:
フル機能での利用可能期間制限付き(インストール後4ヶ月間)。
<会社概要>
■ラティス・テクノロジー株式会社概要
ラティス・テクノロジー株式会社はネット上でのグラフィックスソリューションを提供するために1997年10月、慶応義塾大学の千代倉弘明教授(現取締役)らが中心となって設立したソフトウェアベンチャ企業です。「XVL」技術の研究開発と標準化、CADやCGデータをXVLに変換し、これを編集してネット配信可能にするXVL製品群を開発提供しています。「XVL」を最適処理するネット指向3Dコンポーネントソフト、XVLカーネルをベースにネットワーク上でのグラフィックスソリューションを幅広く提供しています。
ラティス・テクノロジー株式会社
本社 :〒102-0074 東京都千代田区九段南3-8-11飛栄九段ビル4F
TEL : 03-5212-5121 / FAX : 03-5212-5122
ホームページ : http://www.lattice.co.jp/
E-mail : casual3d@lattice.co.jp
代表取締役社長 : 鳥谷 浩志
資本金 : 7億円
設立 : 1997年10月
【本件に関するお問い合わせ先】
ラティス・テクノロジー株式会社
営業統括本部 マーケティング室 松浦 真弓
E-mail:matsuura@lattice.co.jp / TEL : 03-5212-5121 / Mobile : 090-4071-8753
《関連URL》
http://www.lattice.co.jp/
JAXAは、人工衛星のような大規模システムの上流設計を支援するフレームワーク「COMGY」(COMmon enGineering theorY)を、森下敦司氏(現所属 株式会社NTTデータ)(*2)の協力を得て開発しています。JAXAは、このCOMGYとCOMGYで利用可能なXVL 3Dビューワ「XVLViewer」の無償配布を、2008年2月18日より開始しました。
XVLは、3Dの大容量データを軽量化し、高速表示できる特徴が評価され、CADデータの大容量化の進む製造業で急速に普及が進んできました。一方、JAXAは、人工衛星の開発を効率的かつ確実に実施することを目的として、衛星設計支援システム「SMART」(SysteM design supporting software for ARTificial satellite)を開発してきました。このSMARTの基盤技術が、解析ツールや3Dビューワ等のエンジニアリングツールを統合するフレームワークCOMGYです。COMGYは、XVL 3D形状を含んだ部品情報や、システムの設計データをデータベース化し、性能値や三次元情報を解析に自動利用したり、再利用する機能を提供することで効率的なシステム設計を可能とします。
またXVLViewerは、JAXAがSMARTプロジェクトで開発した汎用3Dビューワです。COMGYは、XVL技術を採用したXVLViewerと連携することで、高速に3Dデータを表示することを可能としています。なおXVLViewerの評価版(*3)を含むCOMGYは、JAXAのサイト( http://comgy.jaxa.jp )より提供されます。
JAXAと森下氏は、ますます大規模化・複雑化するデータを効率よく取り扱うCOMGYを一般に公開することで、人工衛星以外の分野でのCOMGYの活用を促進し、日本の製造業の活性化に貢献していく考えです。また、ラティスは、COMGYにXVL技術を提供することで、大規模システム設計を行う製造業でのXVL技術の普及を促進し、重工業や航空機業界へのXVL事業を積極的に拡大していく計画です。
□注釈
*1: XVL
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。さらに、XVLに変換されたデータは、無償のXVL Playerで閲覧が可能です。( http://www.lattice.co.jp/ )。
現在、XVLをベースとした技術文書を作成する製品群や、干渉チェック機能を搭載したビューワ製品などが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の会社で採用されています。3Dデータの精度とアセンブリ構造データを保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デジタルモックアップ、シミュレーション、パーツカタログなどの用途に活用されています。製造業大手では、3D CADの普及により蓄積した3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。
*2:
長年、オブジェクト指向技術を中心にソフトウェアエンジニアリングを適用したソフトウェア開発やコンサルティングに従事。SMARTの開発にはJAXA招聘職員として中核的な立場で参画した。
*3:
フル機能での利用可能期間制限付き(インストール後4ヶ月間)。
<会社概要>
■ラティス・テクノロジー株式会社概要
ラティス・テクノロジー株式会社はネット上でのグラフィックスソリューションを提供するために1997年10月、慶応義塾大学の千代倉弘明教授(現取締役)らが中心となって設立したソフトウェアベンチャ企業です。「XVL」技術の研究開発と標準化、CADやCGデータをXVLに変換し、これを編集してネット配信可能にするXVL製品群を開発提供しています。「XVL」を最適処理するネット指向3Dコンポーネントソフト、XVLカーネルをベースにネットワーク上でのグラフィックスソリューションを幅広く提供しています。
ラティス・テクノロジー株式会社
本社 :〒102-0074 東京都千代田区九段南3-8-11飛栄九段ビル4F
TEL : 03-5212-5121 / FAX : 03-5212-5122
ホームページ : http://www.lattice.co.jp/
E-mail : casual3d@lattice.co.jp
代表取締役社長 : 鳥谷 浩志
資本金 : 7億円
設立 : 1997年10月
【本件に関するお問い合わせ先】
ラティス・テクノロジー株式会社
営業統括本部 マーケティング室 松浦 真弓
E-mail:matsuura@lattice.co.jp / TEL : 03-5212-5121 / Mobile : 090-4071-8753
《関連URL》
http://www.lattice.co.jp/
企業情報
企業名 | ラティス・テクノロジー株式会社 |
---|---|
代表者名 | 鳥谷 浩志 |
業種 | その他製造業 |
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