世界最古の球技「スポールブール」アジア・オセアニア選手権にて豊田想選手が金メダル
5月3日から5日にオーストラリア(メルボルン)で開催されたスポールブールのアジア・オセアニア選手権で豊田想選手がコンビネ種目にて2017年世界選手権銅メダリストを破り金メダルを獲得致しました。男子日本代表チームは各種目上位2ヶ国に与えられる2019年世界選手権の出場枠を6種目中3種目で獲得致しました。【銀メダル:プレシジョン種目(豊田選手)・ダブルス種目(兼坂選手・豊田選手)】また、シングル種目でも熊野選手が銅メダルを獲得し男子出場全選手がメダリストとなりました。
「スポールブール」(フランス語:スポール=スポーツ、ブール=ボール)は、同種の「ペタンク」などを含めて「ブールスポーツ」と総称される球技の一種で、小さい目標球(ビュット)に向かって金属製のボール(ブール)を転がし、自分のボールを相手よりもビュットに近づけたり、自分のボールを投げてほぼノーバウンドで相手のボールに当てて弾き飛ばし、相手ボールの方をビュットから遠ざけることで得点を競います。
ボールを目標球に近づけること自体は、原始的な発想であり、古代エジプトや古代ギリシャの文献によりスポールブールの原型は約5,000年前まで遡ると考えられており、それゆえ世界で最も古い球技の一つという説があります。当時は石を研磨したボールが用いられていました。
特にフランスやイタリアなど、ヨーロッパを中心に盛んに行われており、世界約54ヵ国で行われております。高齢者でもプレーできることから生涯スポーツとしても親しまれています。
世界選手権が2年に1度開催されているほか、4年に1度、オリンピックを補完する形で開催されている世界的な競技大会「ワールドゲームズ」(主催:国際ワールドゲームズ協会、後援:国際オリンピック委員会<IOC>)の加盟種目となっており、2001年のワールドゲームズ秋田大会でも実施されました。
現在の日本における競技人口は、約30人と小規模ながら、男子日本代表チームは、1995年のカナダ・ハミルトンでの大会から毎回出場しております。
2019年度世界選手権からアジア・オセアニア出場枠が2カ国となり、世界選手権のメダル常連国であるオーストラアリア・中国と出場権を争う厳しい状況の中で今大会6種目中3種目で世界選手権出場権を獲得致しました。
「スポールブール」の国際組織としては、1946年に国際スポールブール連盟(Federation Internationale de Boules)が設立されました。国際スポールブール連盟は、国際オリンピック委員会(IOC)加盟団体である世界ブールスポーツ連合(Confederation Mondiale des Sports de Boules)に加盟しており、同連合ではオリンピック種目への格上げに向けた活動を進めています。
【大会概要】
大会名:アジア・オセアニア選手権
開催地:オーストラリア(メルボルン)
開催期間:2019年5月3日〜5日
参加国:6カ国(日本 、オーストラリア、中国、台湾、香港、インド)
【男子日本代表チーム】
監督兼選手:豊田 想
コーチ :阿部 孝太
選手 :熊野 健、兼坂 俊之介
サポートメンバー:近藤 晋一郎
【大会結果】
金メダル:コンビネ(豊田選手)
銀メダル:プレシジョン(豊田選手)、ダブルス(兼坂選手・豊田選手)
銅メダル:プログレッシブ(兼坂選手)、シングル(熊野選手)、ラピッド(兼坂選手・豊田選手)
【豊田想 プロフィール】
2003年から2019年現在まで、世界選手権で8大会連続日本代表。2013年から世界選手権3大会連続予選突破中。2013年バイアブランカ世界選手権では、日本新記録で本場ヨーロッパで活躍するプロのメダリスト選手を破るなどの活躍をみせ、世界第10位となった。2017年カサブランカ世界選手権では監督兼選手として出場し予選で本場フランスと同グループとなるが、メダリストに2連勝し予選1位で通過。日本史上最高の世界9位となった。日本選手権24度制覇。全4種目の日本記録保持者でもある。
HP:sotoyoda.com
【本件に関するお問い合わせ】
日本スポールブール連盟 男子日本代表チーム
Mail:boulesjapon@gmail.com
HP :boules.jp
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企業情報
企業名 | 日本スポールブール連盟 男子日本代表チーム |
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代表者名 | 豊田想 |
業種 | その他サービス |