「最後のフロンティア」ミャンマー進出企業のストレス要因、インフラ要因から人的要因へシフトが判明 ミャンマー定点調査の結果を産業衛生学会にて発表

日系企業の進出が増加し環境が激変するミャンマーにて、ストレス要因の変化を現地定点調査行い2014-18年の変化を報告。インフラ関連に起因するストレスが多くを占める一方で、日本人同士の軋轢や本社発のストレスなど、日本側に起因するストレスが増加傾向にあることが分かった。その対策とともに、5月25日、日本産業衛生学会にて発表予定。

企業の海外進出先の主流は、欧米から中国、チャイナプラスワン、そして「最後のフロンティア」と喧伝される後発途上国へと拡大してゆきます。では、こうした新しい潮流で激しく環境変化する現地では、進出規模拡大、経済発展段階、現地邦人数増加によってそのストレス要因にどのような変化が生ずるのか、関西福祉大学 勝田吉彰研究室では、ミャンマーをフィールドに軍事政権終焉後の2012年から定点調査をおこなっています。

今回、令和元年5月25日に名古屋国際会議場で開催される日本産業衛生学会にて、2014-18年の推移について報告をおこないます。

 

現地におけるストレス要因は、インフラ関連が大きな部分を占めるものの、その内容は通信インフラによるものが減少する一方で、交通インフラが一旦増加した後に減少傾向をしました。医療インフラは増加しました。これは、経済発展とともに、インターネット環境が高い優先順位で改善される一方で、車両数増加から交通渋滞激化が起こることがストレス要因として挙げられる項目の変化に反映されるものと思われます。一方で、医療インフラをあげる割合の増加は、在留邦人の質的にも海外進出初心者まで裾野が拡大した結果、日本語による医療体制が出来るなど環境改善にかかわらず、不安は根強いものと思われます。

 

さらに現地人気質からくるストレス、国内一般報道と実際の齟齬(治安問題、生活物価)、生活インフラ、邦人数2000人規模を超えたところで、日本人同士の軋轢といった要素を、日本の本社や日本社会に知ってほしいとの要望が目立っています。

 

ストレス解消手段は、依然、飲酒関連が多いものの、LCC網の充実により、国外旅行・国内旅行が増加しました。

学会当日は、ポスター発表セッションで発表おこないます。

 

         viva記

日時:令和元年5月25日(土) 11 :00 ~12:00

場所:名古屋国際会議場 イベントホール

 

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勝田 吉彰(かつだ よしあき)

関西福祉大学 教授

社会福祉学部 社会福祉学科

大学院 社会福祉学研究科

〒678-0255

兵庫県赤穂市新田380-3

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企業名 関西福祉大学 勝田吉彰研究室
代表者名 勝田 吉彰
業種 医療・健康

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