九谷焼窯元・上出長右衛門窯六代目、上出惠悟の個展「静物/Still Life」を大阪で開催。 初日には、国立国際美術館副館長とのギャラリートークも。
上出惠悟の個展「静物/Still Life」を、9月21日(土)より、大阪のギャラリー・Yoshimi Artsで開催致します。本展では、今年6月に「第14回パラミタ陶芸大賞展」(パラミタミュージアム)出品の為に制作した新作を再構成して展示。初日には、国立国際美術館副館長の中井康之氏と上出惠悟のギャラリートークも行います。
この度、Yoshimi Artsは2016年以来3年ぶりとなる上出惠悟の個展「静物/Still Life」を開催致します。
上出惠悟は、九谷焼窯元・上出長右衛門窯の六代目にあたり、窯のディレクションを行う一方、個人の作家としても活動しています。
「幽谷」(2011)、「游谷」(2013)、「硯海の貝」(2014)のYoshimi Artsでの2014年までの個展や、2013年の「楽園創造(パラダイス)-芸術と日常の新地平- vol.3 上出惠悟」(gallery αM)では、自身の出自である九谷焼に纏わるものを俯瞰的に捉え、東洋で始まった磁器の歴史を舞台にしながら、神話的とも言える手法で磁器が持つ時間と場所について考えました。
その後、「山の熊か、熊の山か」(2015 松坂屋名古屋店 美術画廊)、「熊居樹孔」(2016 Yoshimi Arts)、「わすればなん」(2017 東京日本橋髙島屋 美術画廊X)、「磁彫展」(2018 横浜髙島屋 美術画廊・2019 松坂屋名古屋店 美術画廊)といった4年間の個展を通して、自身が置かれている環境や想いを熊と重ね合わせ、また東京藝術大学の卒展以来作り続けて来た甘蕉を突き放し、そして彫刻という上出が幼少期に学んだ手法で磁器という素材を用いることで、ひたすらに自身と向き合い、記憶という心の深い部分に触れようと試みました。
今回の個展は今年の6月に、「第14回パラミタ陶芸大賞展」(パラミタミュージアム)出品の為に制作した新作を再構成して展示致します。大学で絵画を専攻した上出は西洋絵画の一ジャンルである「静物画」に改めて関心を持ち、家業である上出長右衛門窯が作り続けている器をモチーフにしながら、全く新しい作品を陶芸展で発表しました。上出が描く「静物」を是非会場でご高覧ください。
また、本展開催にあたり、国立国際美術館副館長の中井康之氏と上出惠悟のギャラリートークも初日に行います。
上出惠悟「静物/Still Life」
2019年9月21日(土)-10月13日(日)
11:00-19:00 (日 -17:00)
月・火休
Yoshimi Arts
大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル3F
(最寄駅:Osaka Metro 四つ橋線 肥後橋駅 、御堂筋線 淀屋橋駅)
06-6443-0080 / info@yoshimiarts.com
■ギャラリートーク
中井康之(国立国際美術館副館長)× 上出惠悟
9月21日(土) 17:00-18:00
無料、要予約
予約先:Yoshimi Arts (ヨシミアーツ) 06-6443-0080 / info@yoshimiarts.com
展覧会URL
http://www.yoshimiarts.com/exhibition/20190921_Keigo_Kamide-StillLife.html
上出惠悟 / Keigo KAMIDE
2019 「パラミタ陶芸大賞展」(パラミタミュージアム / 三重)
2018 「声」(t.gallery / 東京)、「磁彫展」(横浜髙島屋 美術画廊 / 神奈川)
2017 「わすればなん」(東京日本橋髙島屋 美術画廊X / 東京)
2016 「熊居樹孔」(Yoshimi Arts / 大阪)
2013 「楽園創造(パラダイス)-芸術と日常の新地平- vol.3 上出惠悟」(gallery αM / 東京)
2006 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
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企業情報
企業名 | Yoshimi Arts |
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代表者名 | 稲葉 征夫 |
業種 | その他サービス |