パワーエレクトロニクスの市場規模、2020年の351億米ドルから2025年には442億米ドルに達し、CAGR4.7%で成長すると予測
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「パワーエレクトロニクスの世界市場 (~2025年):COVID-19の影響」 (MarketsandMarkets) の販売を8月3日より開始いたしました。
パワーエレクトロニクスの市場規模は、2020年の351億米ドルから2025年には442億米ドルに達し、CAGR4.7%で成長すると予測されています。世界的な再生可能エネルギーへの関心の高まり、電気自動車の製造や家庭用電化製品におけるパワーエレクトロニクスの採用の増加などが、市場の成長を牽引する要因となっています。様々な用途でのGaNおよびSiC製品の使用が増加しており、発展途上国の工業化が進んでいることから、事業を展開している企業に有利な機会が生まれると予測されています。COVID-19パンデミックに対処するための各国政府による、製造施設の完全停止、限られた人員での生産制限などの規制や、最終製品の需要の減少は、2020年のパワーエレクトロニクス市場の成長に影響を与えると予想されています。
パワーモジュール部門は最高のCAGRで成長する
様々な用途での高い電力効率の需要が、パワーモジュール市場を牽引しています。EV・HEVの採用拡大に向けた政府の取り組み、自動車産業における電動化の進展、クリーンエネルギー発電(再生可能エネルギー発電)の需要、充電ステーションの増加、工業化の進展、家電製品におけるインテリジェントモジュールの採用拡大、産業オートメーション・インダストリー4.0などが、モジュール部門の成長を牽引する主な要因となっています。モジュールは、モーター制御および駆動装置、建設、商用、農業用車両向けハイブリッド電気ソリューション、太陽エネルギーシステム向けソリューション、無停電電源装置(UPS)、ルームエアコン、高周波およびスイッチングアプリケーション、DC・DCコンバータ、補助インバータ、ハイブリッド電気自動車、誘導加熱および溶接など、さまざまな用途で使用されています。
自動車・輸送分野は最も高いCAGRで成長する
ハイブリッド電気自動車(HEV)やEVへの注目が高まり、発展途上地域での自動車やその他の乗用車の需要が増加していることから、今後数年間で自動車業界は市場を支配すると予想されています。また、環境汚染やサステナビリティ(環境・社会・経済の持続可能)に対する懸念から、いくつかの国では、電気自動車の生産への政府の支援が増加しています。これにより、充電用インフラが整備され市場の拡大につながります。中国は電気自動車の最大市場であり、自動車、特に新エネルギー車を対象とした新たな政策を実施し、補助金を支給することで生産性をあげています。2020年5月には、NEV(新エネルギー車)への補助金や税制政策を約2年延長するとともに、高額な充電インフラへの約3800万米ドルの設備投資を発表しました。この取り組みが同国の自動車市場を押し上げ、パワーエレクトロニクス市場の拡大につながると期待されています。
APAC(アジア太平洋地域)は最高のCAGRで成長
2020年から2025年のパワーエレクトロニクス産業は、APACが最も高いCAGRで成長すると予測されます。家庭用電化製品の急速な発展により、APACは今後も最大の市場規模を維持し、同時に最も急速に成長する地域であると予想されています。家庭用電化製品、産業用機器、および自動車は、APAC市場の重要な産業分野の一つです。
再生可能エネルギー発電は、APAC市場の主要な収益源の一つです。同地域の政府では、政策や助成金の形で、太陽光発電など再生可能エネルギー発電へのシフトを促しています。同地域の電気自動車の急速な普及も、パワーエレクトロニクス市場の成長を牽引する主な要因となっています。APACの様々な国が、公害レベルを低減するために電気自動車の採用を増やす目標を設定しています。例えば、中国は2025年までに販売される新車の約25%を電動化することを目標に、販売目標を引き上げました。日本政府は、2050年までに国内で販売されるすべての新車を、電気自動車またはハイブリッド車にすることを目標に掲げています。同様に、韓国政府は2030年までに新車の33%を電動化することを目標としています。これらすべての要因が、APACのパワーエレクトロニクス市場の成長を牽引すると予想されます。
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