ビッグデータ・アナリティクスの市場規模、COVID-19の影響で減速するも、2023年にはCAGR12.99%でV字回復 熟練した労働力不足が阻害要因
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「ビッグデータ・アナリティクスの世界市場 - COVID-19による成長と変化:2020年~2030年」 (The Business Research Company) の販売を8月3日より開始いたしました。
ビッグデータ・アナリティクス市場は、データマイニングや予測モデリングに使用されるソフトウェアの販売で構成されています。売上高は、Hadoop、Tableau、Quboleなどのソフトウェアの開発に従事する企業が生む収益で構成されています。
ビッグデータ・アナリティクス市場は、2019年の1343億1000万米ドルから2020年に1300億8000万米ドルに減じ、CAGRマイナス2.93%になると予測されています。成長率の低下は、COVID-19の影響による、世界的な経済の減速によるものです。その後、2023年には1880億7000万米ドルにV字回復し、CAGR12.99%で成長すると予想されています。
2019年の最大市場は北米
市場は分析ツール別に、ダッシュボード・データ可視化、セルフサービスツール、データマイニング・ウェアハウス、レポーティング、その他に分類されています。また、展開モード別では、オンプレミス、クラウド、エンドユーザー、産業別には、BFSI、小売業、製造業、IT・通信業、政府機関、ヘルスケア、公益事業、その他、アプリケーション別には、顧客分析、サプライチェーン分析、マーケティング分析、価格分析、空間分析、労働力分析、リスク・信用分析、輸送分析、その他に分類されています。
大手企業によるビジネスインテリジェンス、データ分析ツールへの投資が増加しています。顧客の要望に応じて課題を解決し、サービスや製品の個別化のために、さまざまな分析を採用するケースが増えていることが、ビッグデータおよび分析市場の成長を後押ししています。例えば、大手小売業者のコストコは、購入時に顧客データを収集していた事で、問題の商品を購入した顧客に警告を出すことができました。全員に一律にメッセージを送るのではなく、アナリティクスソフトウェアを使用して個別で顧客に警告することができたのです。顧客に対応するサービスを個別化する必要性が、ビッグデータおよび分析市場の需要を牽引することになりました。
ビッグデータ・アナリティクス市場の主な抑制要因は、熟練した専門家の不足です。ハードウェア、ソフトウェア、システム統合の開発には、あらかじめ準備したデータを処理し、予測モデルを作成し、アプリケーションに統合するため、訓練を受けた専門的なリソースが必要です。このリソースを雇用する経費の高さが、ビッグデータ・アナリティクス市場の成長を阻害しています。米労働統計局によると、2026年までにデータサイエンスとアナリティクスのために1150万人の新規雇用が創出されると報告されています。しかし、その求人に応える熟練した労働力が不足していることが、市場の成長を妨げています。
ソフトウェア開発におけるアジャイルプロセスは、その成功と最新技術の開発により、イノベーション業界では非常に人気が高まっています。最先端の組織では、データシステムの管理にアジャイルアプローチを採用しているところはほとんどありません。アジャイルとは、IT組織において、アプリケーションの設計などで、業務をより効率的に処理するための手法です。大まかに言えば、部門を超えたチームが、最小限の実現可能な製品(MVP)や機能を迅速に開発、作成し、消費者と共にテストし、迅速な反復で最適化・改善を行う共同作業の方法論です。アジャイルプロセスは、ワークフローを変更するのにも役立ち、クライアントの最善の利益のために役立ちます。アジャイルな組織は、競合他社の中で最高の長期的なパフォーマンスを示し、70%の確率で組織の健全性の上位4分の1に位置しています。これらの企業は、より顧客中心でありながら高い収益をあげ、従業員との関係も密接です。
【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/tbrc942269-big-data-analytics-global-market-report-30-covid.html
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代表者名 | 樋口 荘祐 |
業種 | その他サービス |
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