面接官の態度・合否連絡がポイント!就活選考で不快体験ありが5割越え<2021年卒ブンナビ学生調査(2020年7月)>
◆内々定保有率、約8割◆Zoomを使った選考でハラスメントを「受けた」約3%。ただし選考での不快体験は半数超え◆対面で選考を受ける際に気になったこと・不安なこと◆就活で使ったお金「交通費・宿泊費」トップ。ただし昨対比大幅減
株式会社文化放送キャリアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:平田眞人)は、2021年卒業予定の学生を対象とした「2021年卒ブンナビ学生調査(2020年7月実施)」の調査結果を発表しました。71-715で、436件の回答を得ました。概要は以下の通りです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■内々定保有率、約8割
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「これまでもらった内々定数」について「1社以上」79.8%(前回比+12.2pt) となった。
また、現在の就活状況について「活動終了した」53.8%(前回比+17.6pt) と半数超え。
▼これまでもらった内々定の数を教えてください。(択一)
【+3.2↑】20.2%:0社
【+4.0↑】32.6%:1社
【-2.3↓】21.7%:2社
【-4.5↓】 9.5%:3社
【+1.0↑】 9.3%:4社
【-1.3↓】 6.7%:5社以上
────────────────
【-0.2↓】1.8社:平均
※【】内は昨対比
▼現在の就職活動状況を教えてください。(択一)
【+ 5.0↑】21.7%:まだ内定をもらっていないので、就職活動継続
【- 4.7↓】 8.3%:現在の内定先は不満なので、就職活動を続ける
【+11.5↑】16.2%:現在の内定先に不満は無いが、就職活動を続ける
【-11.9↓】53.8%:就職活動終了した
※【】内は昨対比
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■Zoomを使った選考でハラスメントを「受けた」約3%。ただし選考での不快体験は半数超え
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「Zoomを使った選考でハラスメントを受けたことがあるか」に対し、「いいえ」97.1% となった。
一方で「説明会選考での企業の対応を、不快に感じたことはあるか」について「はい」51.4%(前回比+5.2pt) と前回比で増加。
不快に感じた内容として「社員の態度」63.9%(前回比+3.7pt) が最も多いものの、
次点の「合否連絡に関して」46.6%(前回比+12.6pt) が前回比で大幅に増加。
▼Zoomを使った選考でハラスメント(通称ズムハラ)を受けたことはありますか(択一)
2.9%:はい
97.1%:いいえ
▼これまで説明会や選考に参加する中で、企業の対応を不快に感じたことはありますか。(択一)
【+5.2↑】51.4%:不快に感じたことがある
【-5.2↓】48.6%:不快に感じたことはない
※【】内は前回比
▼「不快に感じたことがある」を選んだ方にお聞きします。どのような状況で不快に感じましたか。あてはまるものをすべて選んでください(複数選択)
【+ 3.7↑】63.9%:面接時の社員の態度
【+ 2.5↑】31.5%:会社説明会時の社員の態度
【+ 1.6↑】18.5%:説明会選考試験の運営面
【+ 2.1↑】25.5%:選考フローに関して
【+ 6.5↑】19.4%:採用基準に関して
【+12.6↑】46.8%:合否連絡に関して
【- 4.6↓】 2.8%:その他
※【】内は前回比
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■対面で選考を受ける際に気になったこと・不安なこと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新型コロナウイルスへの感染リスクの懸念のほか、web選考を実施しない企業への不信感 の声も。
▼Zoomを使用した就活セミナー・面接について、不安や気になることはありますか。(複数選択)
・面接官が遠すぎて、声が聞こえているか心配になった。
・マスクを外すように言われて嫌だった。
・ずっとWEB面接だったので対面だと少し緊張度が増すこと。
・東京において、感染者が増加傾向にあるにも関わらず、対面で面接をする企業はありえないと考えています。
・第一志望の航空業界が採用を中断していますが、現在も世界中でコロナが広まっているため再開は厳しいのではという気持ちです。もし再開しない場合でも会社から連絡は来るのかどうか、気になります。
・緊急事態宣言時はwebで完結できていたのにわざわざ対面に戻そうとすることが変化に対応できない企業だと感じられ、そのような企業に危うく入社する不安。
・マスクをしたままなので感情が伝わりづらい部分もあると思うので、その辺は意識して笑顔を多くしたり、声を出したりしたい。
・ウェブに慣れすぎて対面でのノックなどのルールに自信がない。
・ソーシャルディスタンスを確保せずに、説明会を行っている企業があった。どういう神経をしているのかと思ったが、企業の配慮や体力を図るものさしになった
・電車で向かうことでの感染リスク、ウェブ面接ばかりだったので久しぶりの対面で上手くできるか
・身だしなみを整えても、移動中に崩れてしまう。クラスターが起きている場所や地域でも、指定されれば行くことになる。
・マスクをしての面接とwebでの面接とどちらも表情が読み取りづらいが、どちらが良いのか。
・人の多いところを通らざるを得ないこと。
・今後、また新型コロナウイルスの影響で内定を取り消しにされてしまうのではないかという不安があります。
・マスクや距離などはしっかりあったためよかったが、除菌液やシートなどの配布がなかったためドアノブや机、いすなど触った後に衛生上大丈夫かとても気になった。
・表情を見たいと言われ、マスクを取らされたが、シールドがお粗末なもので不安だった。
・選考が進んでても、もう一回スタートからなのか。
・マスクがあるため声が聞き取りにくかったり、表情が分かりにくい点。むしろオンラインだとマスクなしで話すことが多いため、直接会うことはできなくても表情は読み取ることができる。
・面接の待合室で他の就活生と離れて座らなければいけないので、交流ができないです。去年までは、選考が進むにつれて就活生同士仲良くなるという話を聞いており、今年はそれができないのが少し残念です。
・今の時期に対面を実施するとこは有り得ないので、辞退しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■就活で使ったお金「交通費・宿泊費」トップ。ただし昨対比大幅減
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「就活に使ったお金が一番多かったのはどれか」について、「交通費・宿泊費」51.4% が
最も多くなった。具体的な金額は平均35,095円と、昨対比-31,621円 という結果に。
費用面の工夫について、web選考を行っている企業を、意識的に応募した という声も目立つ。
▼就活に使ったお金が一番多かったのはどれですか。(択一)
【+17.4↑】42.4%:リクルートスーツ・バックなどの「服装関連」
【-20.6↓】51.4%:企業訪問のための「交通費・宿泊費」
【+ 3.2↑】 6.2%:就職本購入・講座参加費などの「勉強費」
※【】内は昨対比
▼企業訪問のための「交通費・宿泊費」に使った費用の総額(択一)
【+ 1.8↑】 3.1%:使っていない
【+11.4↑】23.1%:1万円未満
【+15.1↑】27.1%:1万円~2万円未満
【- 4.7↓】13.3%:2万円~3万円未満
【- 3.3↓】15.0%:3万円~5万円未満
【-10.0↓】10.7%:5万円~10万円未満
【- 4.4↓】 6.9%:10万円~20万円未満
【- 6.0↓】 0.7%:20万円以上
─────────────────────
【-31621円↓】35095円:平均
※【】内は昨対比
▼就職活動の費用でその他に工面した形がありましたら教えてください。
・ 親に直接、奨学金という形で交通費や宿泊費を借りた。 働き出したら返す予定。
・ ホステルに泊まる、新幹線ではなくバスを使うことで安く済ませたこと、キャリタスのスーツレンタルの抽選に参加し、無料でリクルートスーツをレンタルしたこと。
・ 対面での会社説明会には行かず、オンライン説明会のものを意識してエントリーしました。
・ 就職活動前から就職活動に向けてお金を貯めておくことです。
・ 交通費は学校の定期内をなるべく使って安くなるようにした、またオンライン面接を使っているとこに多く応募した
・ アルバイトを増やす
・ 就職活動でお金がかかるのは明白だったので、節約して浪費しないようにしていました。金券ショップで切符を買うことや半額の商品だけを購入するなど、主婦並みの節約を徹底していました。
・ 面接や説明会をはしごしたり、近ければ歩いて会場に向かって電車賃を抑えた。
・ お金ではないが、就活本などを先輩から譲り受けた。
・ 就職支援サイトのアンケートに複数答え、抽選で得た商品券で就職本などを買った。
・ Webで面接をおこなっていないところにも電話をしてWebに変えてもらったこと。
・ 大学4年生になる前に20万円ほど貯金をした。
・ 兄弟や研究室の先輩から選考対策の情報を入手したり、就活に必要なグッズを譲ってもらったりした。
・ 交通費を少しでも減らそうと、片道3キロまでの距離は全て歩いて会場に向かっていました。
・ 空いた時間に作ったハンドメイド作品を売り、そのお金を就活費用にあてていた。
・ 1DAYインターンで数時間のものならできる限り同じ日に(時間は被らないように)スケジュールを組むことで交通費や時間の無駄を減らしました。 遠征の場合も同様に往復が減るようにできるだけ同じ期間に参加できるようにスケジュールを組みました。 エージェントの中には支援金を配布しているものもあるため頻繁には活用しませでしたが交通費の足しにしていました。
・ ジョーカツという上京する就活生に宿泊先の支援などのサポートをしてくれる支援を利用したこと。
・よっぽど志望度が高い企業出ない限りWebでセミナーなどに参加するようにした。
・ フリマアプリを活用しました。
─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・
トピックス以外の調査結果をご覧になりたい方は、
弊社ホームページより資料請求ください。
─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・
■2021年卒ブンナビ学生アンケート調査概要
調査名 :2020年7月アンケート
調査対象 :2021年春就職希望の「ブンナビ」会員大学生・大学院生
調査期間 :開始202071 ~ 終了2020715
調査方法 :Webアンケート
有効回答数:436件
■本件に関するお問い合わせ先
企業名:株式会社文化放送キャリアパートナーズ
担当者:高野
Email:sjk@careerpartners.co.jp
URL:https://www.careerpartners.co.jp/laboratory/
ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます
添付画像・資料
添付画像をまとめてダウンロード
企業情報
企業名 | 株式会社文化放送キャリアパートナーズ |
---|---|
代表者名 | 平田眞人 |
業種 | ビジネス・人事サービス |
コラム
株式会社文化放送キャリアパートナーズの
関連プレスリリース
-
《2026年卒》業界別人気、金融は日本生命保険、マスコミは博報堂、ITはSkyが3年連続首位。食品首位は味の素。
2024年11月25日 7時
-
2026卒・就職ブランド調査[早期]:伊藤忠3年連続1位、商社・金融・IT安定人気、学生の安定志向強まる
2024年11月18日 11時
-
企業を絞り込み始めている5.5割超え、業界をある程度絞り込めている6割超えでどちらも昨対増と早期化傾向<2026年卒ブンナビ学生調査(2024年9月)>
2024年11月1日 7時
-
学業と就活「両立できた思う」が5割超え。両立が困難だった理由は「就活全体のスケジュール感」が8割超え。<2025年卒ブンナビ学生調査(2024年7月)>
2024年10月31日 7時
株式会社文化放送キャリアパートナーズの
関連プレスリリースをもっと見る