UV消毒装置の市場規模、2026年に92億米ドル到達予測 コロナウイルスの不活化で感染拡大を抑制
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「UV消毒装置の世界市場・COVID-19の影響 (~2026年):コンポーネント (UVランプ・リアクターチャンバー)・電力定格 (高出力・中出力)・用途 (上下水道・表面消毒)・エンドユーザー (自治体・住宅)・地域別」 (MarketsandMarkets) の販売を3月12日より開始いたしました。
UV消毒装置の市場規模は、2021年の48億米ドルからCAGR14.0%で成長し、2026年には92億米ドルに達すると予測されています。医療施設でのUV消毒装置の広範な使用と、COVID-19パンデミックに対抗するためのUV消毒装置の需要の増加は、市場の成長を推進する要因となっています。
COVID-19のUV消毒装置市場への影響
2020年、COVID-19はUV消毒装置市場に多大な影響を与え、その結果、UV消毒装置および関連部品の出荷が増え、市場収益も増加しました。この傾向から、表面消毒への関心の高まりから需要の増加が見込まれており、下半期も成長が続くと予想されました。
コロンビア大学アービング医療センターの研究によると、空気中の飛沫に存在するコロナウイルスの99.9%以上は、人に対し安全な特定の波長の紫外線を浴びると死滅するとの報告がされました。また、インド工科大学ローパール校の上級科学責任者によると、UVC放射は物理的な消毒効果を提供し、残留影響がなく、殺菌効果も最大であるといいます。UV消毒技術はコロナウイルスを殺すために広く採用されており、同市場の需要を押し上げています。
COVID-19の発生により、UV消毒装置とその部品の需要の増加に、メーカーは生産が追いつかない状態にあります。これらのメーカーは、エンドユーザーからの需要に対応するために生産設備の増強が必要とされています。
牽引要因:COVID-19パンデミックによるUV消毒装置の需要増加
各国間を高速で移動する現代は、感染症の発生は数時間以内に国内のみならず国際的な境界を越えてしまう可能性があります。SARS、H1N1、エボラウイルス、豚インフルエンザ、鳥インフルエンザは、何千人もの人々や企業に影響を与えてきました。2019年に中国で発生したCOVID-19は、2021年1月時点で213カ国以上に広がり、各国の公衆衛生当局を警戒させています。
UV消毒装置は、空気中、水、物体表面に存在する生きた微生物を不活性化し、病気の蔓延を防ぐことができます。バクテリア、ウイルス、原生動物が殺菌効果のある波長の紫外線を浴びると、生殖や感染ができなくなります。UVCは通常200nmから280nmの範囲の放射線で、COVID-19の素となるウイルスを含む多くの病原体を不活性化または根絶することが証明されています。COVID-19ウイルスは、プラスチックやスチールの表面で最大3日間生存することができます。通常の洗浄や化学的消毒ではウイルスを死滅させることはできません。国際紫外線協会(IUVA)によると、254nmの水銀UVランプは、一般的にコロナウイルスと呼ばれるSARS-CoV-2の99%を根絶しました。UV消毒装置は、この殺菌範囲に対し、非常に少量の紫外線、少ない時間で病原体を不活化させる事ができます。その後、学校や病院、空港、駅などにUV消毒装置が設置され、コロナウイルスを不活化して感染の拡大を抑えることができるようになりました。病院の消毒には、UVランプを設置したロボットが使われています。例えば、Tru-DやXenexのロボットは、誰もいない部屋や患者の間に入って遠隔で徘徊し、高出力の紫外線を照射して物体表面を消毒します。2020年11月には、欧州委員会が200台の消毒ロボットを購入し、欧州全域の病院に納入することを発表しています。
【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama985172-uv-disinfection-equipment-market-covid-impact.html
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