車載カメラで撮影した動画からAI(人工知能)で路傍の石仏や石造物を検出する技術を開発
合同会社ミドリアイティ(本社:横浜市緑区、代表:小池 隆)は、車載カメラで撮影した動画からAI(人工知能)で路傍の石仏や石造物を検出する技術を開発しました。 特設のデモサイト(https://stone.midoriit.com)では、AIが検出した石仏や石造物の動画を地図上でご覧頂くことができます。
【開発の背景】
日本各地の路傍には、お地蔵さんや道祖神、庚申塔など、数多くの石仏や石造物が残されています。それらは主に江戸時代に造立されたものであり、百年以上の時を経た文化財を道端で普通に見られるというのは、世界的に見ても珍しい光景と言えるでしょう。
屋外で風雨に晒されている石造物には風化や破損したものも多く、その保全は喫緊の課題です。しかしながら、石造物の調査は十分に行われておらず、どこに何があるのか把握できていないのが現状です。
そこで、AI(人工知能)技術の一つである深層学習(ディープラーニング)を用いて、車載カメラで撮影した動画から路傍の石造物を検出する技術の開発に至りました。昨今は様々な主体によって車載カメラによる撮影が行われており、蓄積された位置情報付きの画像を当社が開発したAIを用いて処理することによって、石造物の所在をデータ化することができます。
【概要】
今回開発したAIは、形態により以下の4種類の石造物を検出・識別することができます。
• 石塔・石碑
• 石祠
• 五輪塔
• 石灯籠
さらに、石造物の分類に役立つ刻像や文字についても検出することができます。
刻像については、以下の2種類を検出することができます。
• 地蔵菩薩
• 如意輪観音
文字については、以下の7種類を検出することができます。
• 「庚申」-庚申塔に刻まれる
• 「道祖」-道祖神塔に刻まれる
• 「馬頭」-馬頭観音塔に刻まれる
• 「甲子」-甲子塔に刻まれる
• 「地神」-地神塔に刻まれる
• 「念佛」-念仏供養塔などに刻まれる
• 「夜」-月待塔(十九夜塔、二十三夜塔など)に刻まれる
【今後の展望】
今後は検出可能な刻像や文字の種類を増やし、より多くの石造物を分類できるようにします。
さらに、技術供与等によるビジネス展開を4月以降に開始する予定です。
【合同会社ミドリアイティ】
本社:神奈川県横浜市緑区
代表者:小池 隆
設立:2014年3月3日
ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます
添付画像・資料
添付画像をまとめてダウンロード
企業情報
企業名 | 合同会社ミドリアイティ |
---|---|
代表者名 | 小池 隆 |
業種 | その他サービス |