国際物理オリンピックの国内予選　物理チャレンジ2021 『理研計器賞』9月１９日　三宅智史さんへ授与 物理に興味を持つ生徒を支援

理研計器株式会社（代表取締役：小谷野純一、本社：東京都板橋区）は、第17回全国物理コンテスト「物理チャレンジ2021」（公益社団法人物理オリンピック日本委員会主催、理研計器など民間企業協賛）において、『理研計器賞』を、９月１９日に三宅智史さん＝東海高等学校2年生＝へ授与しました。授与式は、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、オンラインにて行われました。

　理研計器株式会社　田島秀二・執行役員管理本部長が表彰状を読み上げ、「ガスセンサのセンシング技術の基礎を支える大きな柱のひとつに物理学があります。光波干渉式可燃性ガス検知器には高校の物理で学ぶ、光波・波動の分野が応用されています。現在ではその原理を基に光干渉の暗い部分と明るい部分を光の量を検知する電子デバイスによってデジタル信号に変えてガス濃度として検知できるようになりました。この機器はさらに物理分野の「音波」の原理を加えて、燃料とするガスが持つ熱量を測定するものも開発されてきました。その基となるのが物理学です。それを勉強するこれからの若い人たちを応援していきたいと考えています。物理オリンピックに協賛し物理の発展に少しでも貢献出来たらと考えております。」とあいさつをしました。

　理研計器賞を授与された三宅智史さんは「この度は理研計器賞という名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。私は物理を勉強し始めてたった2年目の未熟者ですが、自分なりに努力した結果このような賞をいただくことができて、非常に嬉しく今後の励みにもなります。物理を勉強し始めたきっかけは数学を使って現象を記述し解明する巧みさ、美しさに惹かれたことなのですが、そういった意味で物理チャレンジの問題はどれも楽しく解き応えのあるものばかりです。しかし、フィジックスライブで物理を用いた技術に触れたり、第一線で活躍する研究者の方々のお話を聞かせていただいたことで、物理を楽しむだけでなく、将来は社会に役立つようなことに繋げたいと思うようになりました。今後もより一層勉学に励んで参りたいと思います。ありがとうございました。」とコメントしました。

添付写真：　理研計器賞を授与された三宅智史さん

【理研計器賞とは】

『理研計器賞』は、第17回全国物理コンテスト（通称：物理チャレンジ2021）において第2チャレンジの理論・実験を総合して高校２年生以下の最優秀者最優秀者を対象に授与されます。また、受賞者は翌年の国際物理オリンピック日本代表選手候補者の一人となります。2020年物理チャレンジにおいて『理研計器賞』を授与された楠元康生（くすもと・こうき、現在久留米大学附設高校3年）さんは、第51回国際物理オリンピック（IPhO2021）にて金メダルを受賞しました。

【国際物理オリンピックとは】

国際物理オリンピックは1967 年にポーランドのワルシャワで第１回大会が開催された物理の国際的なコンテストです。各国から高等教育機関就学前の若者が参加し、物理学に対する興味関心と能力を高め合うとともに、参加国における物理教育が国際的な交流を通じて一層発展することを目的として、毎年一回夏休み期間に開催されています。この国際大会へ出場するためには、通称「物理チャレンジ」と呼ばれる国内予選大会において高校２年生以下で上位１２名（日本代表選手候補者）に入る必要があり、半年間の研修の後、最終試験で上位５名に入る必要があります。

当社は、設立の契機となった製品「理研ガス検定器」の検知原理に物理法則（光の干渉）が用いられており物理と深いつながりがあること、また物理に興味を持つ生徒への支援の意味も込めて物理オリンピック日本委員会への協賛を行っております。

【本プレスリリースに関するお問い合わせ】

理研計器株式会社　経営企画室

TEL: 03-6454-9922

https://www.rikenkeiki.co.jp/contact/

【理研計器株式会社について】

本社：〒174-8744　東京都板橋区小豆沢2-7-6

代表者：代表取締役社長　小谷野　純一

設立：1939年3月15日

資本金：25億6,550万円

URL：https://www.rikenkeiki.co.jp/

事業内容：産業用ガス検知警報機器・分析計等の研究、開発、製造、販売及びアフターメンテナンス